飯豊連峰 玉川桧山沢 

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投稿者
高野 優
池袋西口店 店舗詳細をみる
日程
2012年08月27日 (月)~2012年09月30日 (日)
メンバー
高野 他1名
天候
コースタイム
27日 飯豊山荘(8:20)~入渓点(9:10)~十文字滝(12:10)~BP(16:00)
28日 BP(7:30)~不動滝ゴルジュ入口(12:40)~カゴノ沢(17:00)
29日 カゴノ沢(7:10)~高巻き~本カゴ沢(9:40)~本カゴ沢・駒方沢二股(10:50)~飯豊山(17:10)~御西小屋(18:30)
30日 御西小屋(6:30)~飯豊山(7:30)~休場ノ峰(12:00)~玉川吊橋(14:00)~飯豊山荘(14:50)
コース状況
ダイグラ尾根の取り付きにある吊橋は崩壊しています。
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感想コメント

昨年は台風直撃で遡行することの出来なかった飯豊連峰の沢。
当初は胎内川本源沢から地神山を超え、頼母木山を目指すルートを計画していましたが、
玉川の不動滝ゴルジュと、飯豊本山に突き上げる本カゴ沢に興味を引かれ、玉川の桧山沢に変更しました。
夏でもスノーブリッジが架かり、身を切るような水温と暗いゴルジュ。
笹薮と石楠花、ハイマツの藪漕ぎ、巨大アブやブヨ、ダニとの戦いなど、沢の魅力が詰まった素晴らしい山行でした。
高山植物が咲き乱れる稜線から飯豊山の頂を踏みしめた時、充実感と共にパートナーと無事に遡行できた安堵感でいっぱいになりました。

山頂から見下ろす深い谷は実川。今回遡行した桧山沢の隣には大滝とゴルジュの梅花皮沢。
御西岳からは沢の全てが詰まっているといわれている飯豊の本流。
2128mの大日岳が最高峰である飯豊連峰ですが、豪雪で削られた山肌は標高はでは計り知れない程深い谷を生み出し、沢の王国と呼ばれるこの飯豊の深い渓谷を成しています。桧山沢もその一つ。
山頂に立った時、この山塊の懐の深さを改めて思い知らされました。

ただ残念なのは、目的だった不動滝ゴルジュの半分も突破出来なかったことと、この沢に魚影が全く見られなかったことです。せっかくの竿も出番なしでした。
釣りに対してどこか弱気だった我々が「岩魚が釣れるからいらないよ。」と言いつつ購入したベーコンのブロック・・・。これが貴重なタンパク源となりました。

フォトギャラリー

ダイグラ尾根の取り付きが入渓点です。吊橋は崩壊しています。

下流は泳ぎが多いです。雪渓が残っているので極寒です。

激流を進む。

不可能なゴルジュの滝。左岸より高巻きましたが下部の草付きが滑ります。

1泊目。快適でした。

2日目も朝から冷たい泳ぎと滝登り。

スノーブリッジ。上か下か?

暗いスノーブリッジを抜けると・・・、圧巻。

高巻きの途中から。美しい滝でした。

いよいよ不動滝ゴルジュへ。いきなり50m近い泳ぎ。体温を一気に奪われました。

終わりの見えないスノーブリッジ。緊張感MAX。

この後、我々には登攀不可能な滝が現れ・・・。

脱出。高巻きからカゴノ沢で2泊目。

3日目。予想以上に迫力のある上部ゴルジュの出現。

足首捻挫のパートーナーが先行。男気を感じました。

ゴルジュ帯がしばらく続く。この後あえなく高巻きに。

これがキツかった。全然進めない。

源頭が近い。お花畑の中穏やかな流れを進みます。。

飯豊山の山頂に飛び出す。「今日は夕焼けになるぞ。」とパートナー。

見事でした。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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