ふたりでトコトコ山行脚 雲の平(北アルプス)編

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
渡部 嘉章
グランフロント大阪店 店舗詳細をみる
日程
2012年10月15日 (月)~2012年10月19日 (金)
メンバー
大阪梅田店 渡部・細川
天候
15・16日晴れ 17日晴れのち雨 18日曇り 19日晴れ
コースタイム
15日 折立登山口>340分>太郎平小屋>20分>薬師峠テント場
16日 薬師峠テント場>20分>太郎平小屋>160分>薬師沢小屋>190分>アラスカ庭園>70分>アル   プス庭園>85分>雲の平テント場
17日 雲の平テント場>135分>高天原山荘>20分>高天原温泉>15分>高天原山荘>110分>雲の平   テント場>85分>祖父岳>65分>岩苔乗越>130分>三俣蓮華山荘
18日 三俣蓮華山荘>170分>黒部五郎小屋>175分>黒部五郎岳>180分>北ノ股岳>100分>太郎平小   屋
19日 太郎平小屋>105分>薬師岳山荘>50分>薬師岳>40分>薬師岳山荘>80分>太郎平>175分>折立登山口
コース状況
全行程を通して、不明瞭な箇所はありませんが、薬師沢からの登りには多少危険な箇所があります。急登なので、ゆっくり歩きましょう。祖父岳周辺ではガスと暴風雨で視界が悪かったため、コースの選択に時間がかかりました。広い山頂なので、悪天候時は注意が必要です。行程の4分の1位が木道になっているのでストック類の使用には配慮をお願い致します。
また、この時期はコース上の木橋は外されており、渡渉を余儀なくされますので、増水時にはコースを変更したり、引き返す決断をしなければならない状況も考えられますので、熟考したコース設定をしておいて下さい。
難易度
Google Map

より大きな地図で 雲の平 を表示
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

比較的天候には恵まれましたが、半日だけ暴風雨に遭い、いい経験になりました。この時期は、大半の小屋が営業を終了しており、様々な問題が生じるであろう事を想定した装備が必要になります。当然、水分の確保はしっかりしていきたいところです。久々に20キロオーバーの荷物を背負っての歩行でしたので、最初はきつかったのですが、やはり、山の中をゆっくり歩くのは気持ちがいいものです。特に黒部五郎岳周辺は最高にいい気分を味わえました。流石、日本百名山中最も登山口からの距離がある山だけに、山頂では感無量でした。5日間無事に過ごせたので良かったのですが、様々な事を想定すると、細々と装備の不足が見受けられ、反省する所も多かった山行となりました。(同行者の装備を見ては反省してました・・・)
快晴の雲の平、夕焼けに燃える薬師岳、素晴らしい黒部五郎のカール。本当にいい思い出になりました。

フォトギャラリー

一日中曇天だった行程の最後にビックサプライズ!一日の無事を祝福してくれた素晴らしい夕景!!感動的でした。

スタートの折立登山口。キャンプ場の前に駐車スペースがあります。

紅葉は思ったほど進んではいなかったものの、充分に目を楽しませてくれました。

初日のベースとなる太郎平に到着。眼前に広がる北アルプスの山々に圧倒されます。

テント場は20分位歩いたところにあります。トイレ・水場至近にあり。結構広いです。

二日目も快晴!川に架かる木の橋は外され、渡渉になります。全行程においてこうなってました。

薬師沢の小屋からのスタートにある吊橋。これが結構怖かった・・・。個々からが急登のはじまりです。

急登を登りきり、雲の平の端にある「アラスカ庭園」に到着!抜群の展望と雲の平に辿り着いた事で、テンションマックス!!

祖母岳(アルプス庭園)からの眺望は最高です!!夢の時間を満喫しました。

たった1張りだけのテント場。雲の平を1人(!?)占め!!

3日目はまず、空荷で高天原温泉へ!意外にアップダウンが厳しいコースでした。

風呂釜はすべて湯を抜かれていた高天原温泉でしたが、逆に野趣あふれた入浴タイムを満喫!

テントを撤収したら天候悪化・・・。祖父岳頂上手前から暴風雨に・・・。頂上にある看板が倒れるほどの風でした。

厳しい環境下で励ましになった雷鳥君。ちょっと気分が明るくなりました。

4日目、雨は止んでくれたものの、ガスった状態が続いた午前中。黒部五郎小舎もガスの中。

徐々にガスが抜けていく中、カールに到着。涸沢カールにも負けないくらいの素晴らしいものでした。

黒部五郎岳山頂では、運よくガスも抜け、槍ヶ岳まで遠望できました。ラッキー!

5日目。強風吹きすさぶ中、薬師岳へむかいます。体感気温は-10度くらいでしょうか。とにかく寒かった・・・。

快晴の山頂!!360度全ての展望が素晴らしかった!!

帰路につくのが名残惜しい。最後に移ろい行く北アルプスの美しい風景を、振り返って目に焼き付けておきました。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

グランフロント大阪店 - 登山レポート

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部