2012-2013年越しは鳳凰三山縦走!
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2012年12月30日 (日)~2013年01月02日 (水)
- メンバー
- 天候
- ■1日目(12/30) 雨→みぞれ ■2日目(12/31 くもり時々晴れ ■3日目(1/1) 晴れ ■4日目(1/2) 小雪
- コースタイム
- ■1日目(12/30)
夜叉神峠登山口(75分)夜叉神峠 ※夜叉神峠小屋泊
■2日目(12/31)
夜叉神峠(95分)杖立峠(125分)苺平(40分)南御室小屋(125分)薬師岳小屋 ※薬師岳小屋泊
■3日目(1/1)
薬師岳小屋(15分)薬師岳(45分)観音岳(85分)赤抜沢ノ頭(10分)地蔵岳(30分)鳳凰小屋 ※鳳凰小屋泊
■4日目(1/2)
鳳凰小屋(75分)燕頭山(25分)旭岳(120分)御座石鉱泉
- コース状況
- 全体を通して尾根沿い、稜線沿いのルートなので、雪崩の危険性は低い。
稜線は風が強いため、吹き飛ばされないように。
年末年始は入山している登山者が多いのでトレースが残っておりラッセルを強いられたり、道に迷うことはありませんでしたが、木々にルートを示す赤やピンクのテープが貼られていないため、トレースがないときは道迷いに注意。
今回、ワカンを持って行きましたが、使用しませんでした。
また、山小屋とは言え、夜は寒いです。
冬用のシュラフを持って行って正解でした。
■夜叉神峠登山口→夜叉神峠→杖立峠→苺平
緩やかな登り。危険箇所なし。
■苺平→南御室小屋
緩やかな下り。危険箇所なし。
■南御室小屋→薬師岳
南御室小屋を出ると急登。
稜線に出ると風が強い。
■薬師岳→観音岳
緩やかな登りの稜線。展望が良いが、風が強い。
雪庇を踏まないように。
■観音岳→地蔵岳
観音岳からは岩場の急な下り。風も強いので通行注意。
下り切ると、赤抜沢ノ頭へ向けて登り返し。途中、岩を乗り越えていく箇所あり。
積雪時はルート不明瞭。慎重に。
■地蔵岳→鳳凰小屋
急斜面の下り。危険箇所なし。
■鳳凰小屋→燕頭山
緩やかな下り。危険箇所なし。
■燕頭山→御座石鉱泉
急な下り。危険箇所なし。
【登山口へのアプローチ】
■御座石鉱泉登山口
御座石鉱泉に広い駐車場があるが、青木鉱泉との分岐から最後の1kmほどはかなりの急斜面で細い橋もある。
復路はここがガチガチのアイスバーンになっており、4WD スタッドレスでも何度も横滑りしながら下りました。
次回は御座石鉱泉まで車で登らず、青木鉱泉との分岐に駐車して登山口に歩いて向かいたいと思います。
※御座石鉱泉登山口に冬でも使えるトイレあり。
■夜叉神峠登山口
芦安~山ノ神~夜叉神峠の林道はこの時期は開通していますが、積雪や凍結状況によって山ノ神から不定期に通行止めになることがある。
山ノ神から夜叉神峠登山口まで歩いて2時間ほど。
この季節に夜叉神峠から登る場合は、通行止めのリスクを考慮しておく必要がある。
※夜叉神峠登山口に冬でも使えるトイレあり。
- 難易度
感想コメント
「年末年始は鳳凰三山に登りたい!車が2台あればお金と時間をかけずに縦走できるんだけれど」という山仲間の提案に乗りました。
夜叉神峠登山口と御座石鉱泉登山口にお互いの車を止めておいて、小屋泊まりで夜叉神峠から鳳凰三山を縦走して御座石鉱泉に下山するプラン。
夏なら1泊2日でも十分可能ですが、冬は雪が深くラッセルを強いられるかもしれないし、稜線は西からの強風で進退窮まることもあるかもしれないというリスクを考慮して3泊4日で。
夜叉神峠から薬師岳までは樹林帯で問題はないのですが、核心は薬師岳~観音岳~地蔵岳の稜線。
雪が深く時間がかかったり、強風で進めなくなった場合は潔く引き返そう、と常に退路を意識した山行でした。
初日は雨でしたが、核心である稜線歩きの元旦は快晴!
風も想定よりも強くなく、白峰三山や富士山を眺めながら快適に雪の稜線を歩けました。
そして、憧れの雪化粧のオベリスク!
3日かけてがんばって歩いてきた甲斐がありました。
山小屋ではおいしいご飯とお酒をいただきながら登山者の皆さんと楽しい会話。
さすが年末年始を山で過ごそうという方々はかなり山に精通した方です。
とても勉強になりました。
2012年の山行回数、山で過ごした日数は45回、59日。
今年も昨年以上に山に登りたいと思います。
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