富嶽縦走その⑨~清八山・本社ヶ丸・三ツ峠~

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投稿者
浅見 直紀
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日程
2013年12月16日 (月)~2013年12月16日 (月)
メンバー
町田店 藤澤
天候
快晴・強風
コースタイム
笹子変電所→(80分)→清八峠→(25分)→本社ヶ丸→(20分)→清八峠→(5分)→清八山→(100分)→御巣鷹山→(10分)→開運山→(10分)→三ツ峠山荘→(80分)→いこいの森駐車場
コース状況
ロングルートなので、縦走スタイルでないと厳しい(三ツ峠を除けば問題ない)。
清八峠まで、北側斜面を登るので日が出ず、寒さが身にこたえる。
達磨石・三ツ峠駅への下りルート、見落とし注意。
難易度
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感想コメント

今回も秀麗富嶽十二景。ナンバリングも⑨を数え、気付けばあと少しでコンプリート。少し感慨深い。くくく、待っておれ。

乗るタイミングだとか諸所のトラブルで、集合に遅れた!出鼻挫いてどうする!?この山行の言いだしっぺなので、とりあえず腰を九十度に曲げた姿勢で電車を降りる。

笹子駅からタクシー(呼んであったもの。常駐していない)で変電所へ。これをする・しないでコースタイムにもの凄く差が出る。三ツ峠まで縦走する計画なので、少しでも節約・省略するために呼んだ。気になるお値段は、3350円(定額。少なくとも私の時は予約時に言われた)。

変電所からは黙々と登る。寒い!風が・・・北風がっっ!!北側斜面なので日も当たらず。霜柱が立つ、と言うよりは地面が凍っている。それなりに急な斜面なので体温は上がるが、それも気を抜くと風で一瞬にしてリセット。グローブとソフトシェルにウィンドストッパーが使われていなければ、今頃どうなっていたことやら。気温は-2℃。風は強いなと思う程度だから、風速5~8mくらいか。え?体感的には-10℃近いの!?

清八峠で日差しの恩恵を得た後、本社ヶ丸をピストン。岩場あり。何度か偽ピークを踏む。心折れないように。

デッケぇー!と思わず言ってしまった。富士山と三ツ峠(御巣鷹山)がセットになって見える。写真を一通り撮って、清八峠へ戻った。

そこから清八山へは、本当に一登りだけだ。日差しがあって、それなりに広いのでお昼休憩にもってこい。今回は風があったのでスルーしたが。ここだけでなく、秀麗富嶽十二景全般に言えることだが、どうして山頂には松が多いのだろう?風とかに植生が影響されているのか・・。

清八山からは、いよいよ三ツ峠へ。途中で、一休さんのとんち問題的な倒木を発見してニヤニヤした。「入るな」と書かれた倒木がルートを塞いでいるのだ。その後は一旦下りきって登る。本日一番の斜度。辛い。昭文社の地図にも、しっかり「急坂」と書かれている。あと20分続いたらヒーヒー言っちゃうかもな、と思いだした頃に御巣鷹山に到着。ここからはダラーっとした道が開運山まで続く。

デッケぇー!本日二回目の、そして一番強い口調でそう言っていた。実は、三ツ峠は雨の思い出しか無いので。まさかここまでとは思いもせなんだ。

昼食にスープを作ろうとして、展望台のベンチにガスコンロを準備。内臓を温めるだけで人間違うものです。この身を切る風を何とかしたい。

プシュー・・・・・・・ピタッ!

うぃ?

と、止まっただと!?ガスのつまみは開栓状態。ばばばバカな・・・。

動揺を隠しきれずに、色々と探ってみたのだが結果として、ガスコンロは黙秘権を主張し続けたのであった。ちなみにモノは、トリプルミックスのガス。温度とかではない。バーナーヘッドも目詰まり無し。こんなことってあるんだ・・・。

その後、やり場の無い思いを怒りへと変えて猛スピードで下った。途中、何ヶ所かで川の凍結が見られた。最終目的地の達磨石までかかった時間は、コースタイムの1/2。ちょっとやり過ぎた。だが後悔はしていない。

いこいの森駐車場では、達磨石で呼んでいたタクシーに乗り込み、富士急行の三ツ峠駅へ。ドライバー殿に「歩けなくなったの?」と訊かれた。日差し的に夕方なことと、コンクリート舗装路を1時間以上歩くという条件に加え、純粋に街の中で駅を求めておろおろしたくなかったのである。結果として上手い具合に電車に接続出来て、正解であったと言うべきだろう。

残す秀麗富嶽十二景は二座。五番山頂と八番山頂の片割れ。必ずや踏み敷いてやるぞ!

フォトギャラリー

START!!そして、寒い

ダルイ道が続く。まだ寒い

岩場もある

本社ヶ丸山頂。日差しが暖かい

三ツ峠と富士山

八ヶ岳もバッチリ

清八山山頂。呆気ないなァ

何故に松が多いのか?

こりゃ凄い。落ち葉の膝ラッセル

ど、どうやって進めと!?

御巣鷹山への急登

つ、着いた・・・

開運山。誰も居なぁい!

デッケぇー!!

岩場のゲレンデ

カチンコチン

急坂の下りが続く

お疲れ様でしたー

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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