八方尾根BC
- 投稿者
-
林 勇樹
大丸福岡天神店
- 日程
- 2014年01月21日 (火)~2014年01月21日 (火)
- メンバー
- 松本パルコ店 林
他2名
- 天候
- 雪
- コースタイム
- 八方池山荘(30分)八方山ケルン(30分)八方ケルン(45分)下ノ樺(45分)八方ケルン(40分)八方池山荘
- コース状況
- 標高800mで当日朝までの12時間で23cmの降雪。無名沢上部斜面(2150m)で70cmの降雪。
普段は岩が露出しているところも雪を被っている。
八方池~下ノ樺手前は片側崖、片側雪庇で視界不良時通過に注意。
- 難易度
感想コメント
無名沢を滑る予定で入山しましたが、視界不良と多量の降雪でコンディションは最悪。まだ風が弱かっただけましでした。
下ノ樺から上ノ樺へ上がる斜面に取り付いた所で視界が一気に悪くなったので、ここで登高を終え、無名沢上部斜面にて弱層テストをしました。
結果、ピットを作り出している最中に表面から70cm下までの層ができれいに前へ倒れました。新雪と旧雪との結合が良くないみたいです。雪崩が起こる可能性の高いコンディションと判断し、沢へのエントリーは避け、尾根を引き返しました。
視界が非常に悪く、八方池山荘へ引き返すのもやっとの思いでした。
日本雪崩ネットワークによると、当日の森林限界以上での雪崩危険度は3.Considerableでした。
翌22日にはアルパインエリアが4.Highに上がっています。
多量の降雪時、降雪後の入山は慎重なルート取りと意思決定が必要だと感じました。
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