富嶽縦走エキストラ~岩殿山・花咲山~(山梨県)
- 投稿者
-
浅見 直紀
さいか屋藤沢店
- 日程
- 2014年04月01日 (火)~2014年04月01日 (火)
- メンバー
- 天候
- 晴・風アリ
- コースタイム
- JR大月駅→(15分)→岩殿山登山口→(30分)→岩殿山山頂→(50分)→稚児落し→(35分)→浅利地区→(20分)→花咲山登山口→(30分)→サス平→(30分)→花咲山山頂→(35分)→真木地区→(50分)→JR初狩駅
- コース状況
- 岩殿山→稚児落し ・・・ 鉄梯子の一部に破損あり。ところどころ狭いルート
浅利地区→花咲山 ・・・ 民家の間にある路地から入山。斜度がきつい上に土が滑る。道迷い注意
花咲山→真木地区 ・・・ 倒木が多い。一気に下るので、ストック持参だと楽
- 難易度
-
感想コメント
全国で桜の開花が伝えられる中、毎年足を運んでいる岩殿山の桜の様子が気になったので行ってみた。
大月市選定の秀麗富嶽十二景、その八番山頂を担う岩殿山だが、実はもう一ヵ所、八番山頂を冠する山がある。それが、お伊勢山である。花咲山の麓にある丘のような場所なのだが、この時期には3000本もの桜が山を飾る。これがどうなっているのか、見たくて計画した(八番山頂をコンプリートしたかったというのが本音だが)。
結論から言えば、桜はまだまだであった。「もう少し咲ける!お前なら出来る!」とかエールを送りたくなるような具合だった。だから、計画したにも関わらず、お伊勢山自体は見送った。また咲いたら来よう。
岩殿山までは公園のように整備され切っているので問題ない。しかし、桜を撮っている間に風が雲を運んで来て、見えていた富士山が雲隠れした。シャイな山である。
気を取り直して、稚児落しへ。途中で登山道を整備している市の職員の方にバッタリ遭遇した。親切にもルート状況を教えてくれたのだが、それによると兜岩のトラバース時に使う鉄の支えが、最初の箇所だけ山肌から抜け落ちてしまっているらしい。花咲山まで行きたいと伝えると、今度は花咲山の状況まで教えてくれた。滑り易いから注意とのこと。「岩殿と花咲が縄張りだから何でも言ってね。あと何か問題があると思ったら教えてね」
浅利地区までは勝手知ったるルートなのでサクサク行く。ここからが本番。
浅利地区でいつもは通り過ぎていた道を行く。浅利団地を脇目に、高速道路の真横へ。ここから150mばかり進むと、登山道がお目見え。昭文社の地図だと破線ルートになっているので荒廃覚悟で進む。やっぱり藪だ。足元には一応階段が作られているが、藪で見えないのでかえってつまづきそうになる。
尾根に飛び出してからはずっと尾根歩き。斜度が結構あり、しかも粘土質なのか、やたらと足下がズルズルする。危惧していたルートだが、尾根に出てからはかなりの数の赤布が出てきたので杞憂に終わった。そんなに人は入っていなさそうだが、それでも心象が違う。しかし心臓が辛いなぁ・・。
花咲山頂上に着くまでに、何度も立ち休憩した。辛いのは鈍っているからだろうか。口惜しや・・。
で、ここから真木地区へ下る。倒木がペースを乱しに来るが、登りに比べれば圧倒的に歩き易い。
前述の通り、ここからお伊勢山へ行くつもりだったのだが、上から見たら岩殿山と状況が変わらなさそうだったので、今回は敬遠。黙々と歩き、甲州街道から初狩駅へ出た。このコンクリート歩きが地味に効いた。産業道路でもあるのでトラックが多い。その埃が、我が花粉症を刺激する。「来るよ、これ。きっと来ちゃうよ」とドキドキしながら歩いた。案の定、初狩駅に着いた途端、禁断症状に襲われた。だがまぁ、これも春の風物詩であると割り切ろう。
お伊勢山は行かなかったが、花咲山は面白い山だった。お伊勢山も花咲山も単体で登るには効率の悪い山だが、今度こそはお伊勢山を踏破して八番山頂を制覇したい。
ちなみにお伊勢山の桜はライトアップもするそうなので、夜桜見物もアリかと思われる。いかが?
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。