残雪の鏡平へ

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投稿者
伊藤 岳彦
横浜西口店 店舗詳細をみる
日程
2011年05月16日 (月)~2011年05月17日 (火)
メンバー
藤沢プラザ店 伊藤 岳彦
天候
曇一時雨
コースタイム
新宿(800発)-松本(1105発)-平湯温泉(1240発)-新穂高温泉(1313着)-林道終点(1500発)-鏡平(1800着)

鏡平(900発)-わさび平(1030発)-新穂高温泉(1145着)
コース状況
豊富な残雪が残っているので、落石に注意しながら、ひたすら雪渓を登っていきます。夏道をしっかりと把握し、視界が悪い時でも、確実に登下降できる経験が必要です。

秩父沢付近など雪渓途上で幕営することも出来なくはありませんが、安全面を充分に考慮する必要があります。

今後雪解けが進み、徐々に歩きにくい状況になっていくと思われます。
山スキーに適したGWから5月下旬くらいまでが適期ではないでしょうか?

なお、中崎橋手前300m付近の林道で土砂崩れが起きています。
難なく乗り越えることはできますが、双六関係者の方は車を使用されるので、小屋明け作業に支障をきたさないか、心配されます。
難易度
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感想コメント

鏡平は槍穂の絶好の展望台であり、その鏡池に映る槍穂の姿は山岳写真でよく知られるところです。
夏秋の小池新道はとてもよく整備された道で、随所に立派な小屋があり、絶景ポイントにも多く恵まれた素晴らしいルートなので、登山をはじめた多くの方に訪れてほしい山域です。

今回は誰もいない静かな雪渓歩きをしに、鏡平まで小池新道を辿りました。天候が心配でしたが、何とか天気がもってくれて、槍穂の雄姿を望むことができました。
翌朝晴れれば、弓折岳まで行くつもりでしたが、あいにく「みぞれ」だったので、結局鏡平でのんびりしてしまいました。

いつもそうなのですが、これだけの雪が夏までに全て融けて、風景がガラッと変わってしまうことを思うと、日本の山の自然は本当に変化に富んでいて、素晴らしいものであると、つくづく思ってしまいます。

フォトギャラリー

槍の雄姿

雪が残る林道を行きます

中崎橋手前の土砂崩れ

冬を越したわさび平小屋

雪渓を乗り越えて林道終点へ

ひたすら雪渓を登っていきます

秩父沢の豊富な残雪

シシウドガ原付近

鏡平へは右手に進みます

鏡平直下の通称「熊の踊り場」

鏡平へ最後の登り

弓折岳を見上げる

鏡池も雪の下です

槍アップ

鏡池と穂高

槍穂全容

小屋はまだ埋まっています

鏡平全景

西鎌尾根を望む

無雪期の幕営は厳禁です!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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