残雪の飯豊連峰～朳差岳を望んで～

投稿者: 鈴木　崇司
調布パルコ店

日程: 2011年05月09日 (月)～2011年05月11日 (水)

メンバー: 単独

天候: 晴れ後暴風雨後くもり

コースタイム: 5/9
大石ダム登山口分岐740→925林道終点940→1120第二東俣橋1130→1220カモス峰1230→1420千本ノ峰1430→1600前朳差岳1610→1700朳差岳1705→1730朳差避難小屋

5/10
この季節には珍しい暴風雨の為に小屋で停滞。午前中は風で小屋が吹き飛ばされるんじゃないかという位の風と音。南アルプスの台風と同程度荒れ模様でした。
午後は強い風も止み、地神山も見える。ラジオでは翌日、晴れるとのこと。
電波もギリギリ1本入る為、店長に連絡。
雪渓から水を作るがめっさ濁ります。小屋の近くにあるという水場も雪渓に埋もれていました。
一日中寝ていましたが、翌日に備え、20時には就寝。

5/11
朳差避難小屋415→540前朳差～千本ノ峰中間地点550→650権ノ内峰手前ロープ付近700→745岩場750→900第二東俣橋905→945林道終点1000→1120スタート地点

コース状況: 今年は例年になく、雪が多かった為、県道53号線も5月下旬まで開通しないとのこと。その為、大石ダム方面からのルートを選択。
自分が歩いた時には東俣彫刻公園まで雪が残っていましたが、帰りにはきれいに除雪されていました。
林道終点から第二東俣橋まで雪が多くあり、アイゼンを持っていった方が無難。道が崩れかけている場所もあり、要注意！
カモス峰手前の残雪が多いので、ピッケル、アイゼン（10本以上）必須。
権ノ内峰岩場付近の雪の吹き溜まりが数ｍ積もっており、下りがとても危険で怖い。アイゼン、ピッケル必須。
千本峰から朳差岳までの稜線上では滑落したら、谷底に真っ直ぐの箇所もありますので、アイゼンは着けたままで登ってください。諸所、雪がなく地面だけですが、一々の取り外しは時間のロスだと思いました。

難易度

感想コメント

久しぶりにしんどい登山をし、日頃から体力を付けとかないといけないと実感ました。
暴風雨の山がこんなんだったんだというのも久方ぶりに思い出しました。

今回のルートは残雪期や積雪時に楽々いけるルートではありません。迷いやすかったり、登山道が雪に覆われてることもあります。なので朳差岳へのルートでは難しいコースになります。
ですが、前もって、しっかりした準備とメンバーで行けば、進めるコースだと思います。