真夏の上州武尊山
- 投稿者
-
丸茂 甲太
東武宇都宮店
- 日程
- 2011年08月10日 (水)~2011年08月10日 (水)
- メンバー
- 町田店 丸茂 甲太
他1名
- 天候
- 晴れ (帰路は激しい雷雨)
- コースタイム
- 裏見ノ滝駐車場-林道終点-手小屋沢避難小屋-武尊山山頂-剣ヶ峰山-武尊沢徒渉点-林道終点-裏見ノ滝駐車場
約8時間
- コース状況
- 裏見ノ滝駐車場~林道終点
途中で土砂の崩落箇所がありますが歩行は可能です。大雨の影響か分かりませんが、登山道に沢の水が流れ込んでいます。
林道終点~手小屋沢避難小屋
ブナ林が美しい上り坂。展望はなく風も弱いです。
手小屋沢避難小屋~武尊山山頂
樹林帯の上りが続きます。後半にはクサリ場が現れます。どれも短いクサリ場なので、慎重に行けば難しくないです。展望が良くなる頃、前に目指す山頂が見えてきます。最後の山頂手前、最近の大雨の影響なのか登山道の右側が大きく崩落しています。ここはロープなどもなく、慎重に行動しなければ滑落の危険性が高いと思うので細心の注意が必要です。
武尊山山頂~剣ヶ峰山
今回歩いたコースのハイライトがここの縦走路。武尊山山頂からすぐ急斜面を下っていき、道が平坦になってきたらその後は小さなアップダウンを繰り返していきます。
景色は良いものの、晴れているととにかく暑いです。
目の前に剣ヶ峰山が迫ってくるとまた急な上りとなります。剣ヶ峰山分岐は日陰なので休憩するのに適しています。
剣ヶ峰山~武尊沢徒渉点
今回歩いたコースで一番きついのがここの下り坂。足だけではとても下ることはできません。両手両足を使って下っていきます。まさに「激下り坂」。根っこが複雑に入り組んだ急坂を、根っこをつかみながら下りていきます。ぬかるんでる箇所もあるので、滑らないよう注意していきましょう。
武尊沢徒渉点~林道終点
ゆるやかな下り坂です。何回か小さな沢を渡ります。
- 難易度
感想コメント
関東各地で猛暑日を記録したこの日、群馬県にある上州武尊山へ登ってきました。今回は久しぶりに父親と一緒に登りました。父は今年初め体調を崩し山登りを休んでいたものの、近頃はすっかり良くなったので「一緒に山に行こう」と誘いました。
登り始めからグングン気温は上昇。風の無い樹林帯の上りは本当にきついです。いつもより多めに飲み物を持ってきていましたがそれで正解でした。
すれ違う人は少なく静かな山歩きができます。
上りで出てくるクサリ場よりも、山頂手前の崩落箇所の方が危険でした。もうすぐ山頂ということで少し気がゆるんでいた所でしたが、再度集中してそこを乗り越えていきました。
山頂にはトンボが150匹以上は飛んでいました。やけにトンボの多い山頂です。眺めは素晴らしく、至仏山や平ヶ岳、少し霞んでいましたが谷川岳や巻機山など周囲の山々がよく見える展望です。
そしてこれから目指す剣ヶ峰山とそこへ行く縦走路もはっきり
見えます。夕方の雷雨のことも考えて昼食もそこそこにして
出発。稜線歩きは暑いものの快適です。
ただ、剣ヶ峰山分岐から剣ヶ峰山へ行く急な上り坂で予想以上の暑さだったためか少し熱中症気味
になってしまいました。日陰で休み、水分を摂って呼吸を
整えました。
いつもより多めに飲み物を持ってきておいて本当によかった
なと心から思いました。
そしてここからの下り坂で上州武尊山の厳しさをまざまざと見せ付けられました・・・。
まともな足の置き場なんてない根っこ道を急下降していきます。これは
かなりきつい下りです。暑さも加わって非常に
体力を消耗しました。
父が「上越の山は登りごたえのある山が多い」と言っていましたがその通り
だと感じました。
下山後の温泉はたのしみにしていた宝川温泉の露天風呂・・・のはずでしたが、
日帰り入浴の時間に間に合いそうにないというわけで、
結局別の温泉に入りました。広さ120畳の露天風呂入りたかったのですが残念。
帰路には山沿いの地域で発達する雷雲が猛烈な雨を降らせました。
雷もすごかったです。夏山は早めの下山が良いですね。
真夏の暑さが堪えましたが、がっつりな山登りができて良かったです。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。