会津のマッターホルン・蒲生岳
- 投稿者
-
るんちゃん(おとな女子登山部)
浦和パルコ店
- 日程
- 2017年05月09日 (火)~2017年05月09日 (火)
- メンバー
- 友人一名
- 天候
- 曇
- コースタイム
- 駐車場(5分)久保登山口(60分)分岐(15分)鼻毛通し(15分)山頂(30分)分岐(40分)登山口(5分)駐車場
- コース状況
- ・分岐の看板によると『右は緩やか、左は険しい』とありますが、右は切れ落ちた岩場のトラバースが多めで決して緩やかではありません。左は垂直の岩場の登高がメインです。往路は右、復路は左の方が安心のような気がします。
・山開きは6月4日です。それまでにロープや鎖の整備をするようです。ロープは若干切れてましたが問題なく使えます。
・ロープがささくれていたり、蟻んこやカメムシがくっついていることがあるので手袋は必須です。
・5月10日から252国道全面開通、新潟側からも会津に抜けられます。
・会津蒲生駅は2011年の水害により営業休止中。駐車場は道路の反対側にあります。トイレは道路を横断したところにあります。
- 難易度
感想コメント
マッターホルンシリーズ第○弾、今回は福島は会津の蒲生(がもう)岳です。国道252号線はぎりぎり見開通だったので磐越道から入りました。新潟側からの場合、田子倉湖を眺めながら緑の中をドライブできますがカーブが多く、ハンドルさばきに自信がないと疲れます。会津側からなら道の駅を3つも立ち寄れるし、柳津の粟饅頭や金山の炭酸水など食い倒れロード!旅を楽しむならこちらがおすすめです。
道中魅力的な名物の看板に誘惑されつつ、会津の奥へ奥へ進むとエメラルドグリーンの沼沢湖が現れます。湖を囲うようにそびえる山々は、全てが会津のマッターホルンに見えてしまうほど切り立っており、豪雪地帯の厳しさが伺えます。その中で最も均整のとれたきれいな三角錐が蒲生岳です。
水害で休止中の会津蒲生駅の周辺は、童謡「故郷」のような日本の原風景が広がり、これから登る蒲生岳とは対照的な雰囲気でした。登山口のカタクリ園はちょうど見頃で好撮影スポット。一見の価値ありです。
カタクリ園を後にしていよいよ登り出し、初めから滑りやすい道なのでこの時点で降りだしたら中止したほうが良さそうです。わずか10分ほどで展望が開け、周辺の山々と駐車場が見下ろせます。誰も見てはいませんが、下から丸見えなので転んだりしたらちょっと恥ずかしいかも。
分岐まできて右に行くか左に行くか…鼻毛を見たいのと、案内板の『緩やかな』につられ右のルートへ。確かに急登ではないけれど、トラバースはかなりドキドキ。親切に置くべきステップに赤ペンキでマークがつけられているので、それほど難しくはありません。事故を無くしたいという地元の方の努力でしょうか。一つ終わっても山頂までずっとトラバース。右の方が集中力が必要な気がします。
山頂からは大展望が広がり、まだ真っ白な尖った浅草岳が印象的でした。奥には越後駒や中ノ岳も。守門のU字の北壁もはっきりと見えました。
ちょっぴり怖いけど眺望抜群の蒲生岳。岩稜初級者には特におすすめです。一度その特徴的な三角の山容を見れば登りたくなること必至です。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。