日本二百名山 北ア奥大日岳 ~みくりが池温泉より~

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投稿者
家田 森
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日程
2017年08月21日 (月)~2017年08月23日 (水)
メンバー
家田(単独)

みくりが池温泉までは、息子、娘、嫁、父、母、妹、義父、義母、義兄と一緒でした。
天候
曇一時雨
コースタイム
【8月22日】前後泊日帰り
みくりが池温泉(0:30)雷鳥沢キャンプ場(0:25)新室堂乗越(1:35)奥大日岳(1:30)新室堂乗越(0:30)雷鳥沢キャンプ場(0:50)みくりが池温泉

実動時間:5時間20分
コース状況
〇室堂~みくりが池温泉~雷鳥沢キャンプ場
 大き目の石を並べ、隙間をコンクリで固めた歩き易い遊歩道。トレッキングシューズでなくても良いが、石段も多いので、靴底はしっかりした物が望ましい。
〇雷鳥沢キャンプ場~奥大日岳
 比較的整備もしっかりされた歩き易い登山道。浮石のあるガレ場もあるので一歩一歩慎重に。稜線に出るとハイマツ帯で、起伏も少なく、天気が良ければ剱岳や地獄谷、富山湾と絶景を眺めながらの稜線漫歩が楽しめるでしょう。2611mの最高点への道は崩壊により立ち入り禁止。2606mのピークが奥大日岳のピーク。
※補足~地獄谷~
 現在、火山ガスの為、みくりが池温泉から雷鳥沢ヒュッテまでの地獄谷遊歩道は通行禁止。今回歩いたルートの中でも、エンマ台から大日展望台までの道は、地獄谷からの風向きによっては濡れタオルで口をふさぐ等、通行に注意が必要となります。
 
難易度
Google Map
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  • おとな女子登山部

感想コメント

 今年は自分の実家の家族と嫁の実家の家族とウチの家族総勢10人揃って立山アルペンルートへ行きました。年配の両親の事を考え、みくりが池温泉に2泊し、息子(9歳)と娘(4歳)を、比較的易しい3000m峰雄山に登らせてあげようというのが目的でしたが。残念ながらの悪天。室堂に上がった初日こそ雲は多いものの比較的天気は良かったのですが。2日目3日目のうちどちらか一日でも晴れれば何とか登れる予定だったのに、肝心の両日が曇り&雨、というか完全に雲の中。視界ほとんど無し。2日目、皆には室堂散策をしてもらう中、サブプランの独りで奥大日岳登山を敢行しました。
 ちなみにみくりが池温泉、日本最高所にある天然温泉として有名で、日本秘湯を守る宿でもあります。そしてさらに今年ちょうど60周年でもあるそうです。標高2410m、気圧に弱い私は、前日から酸素サプリを飲み、水分も摂取していたにもかかわらず、2日目の朝起きたら高山病の頭痛が出始めていました。同行者は老若男女、間違いなく自分が一番山にも慣れている筈なのに、私一人症状があらわれているようでした。朝はまだ軽かったので歩けば大丈夫かと出発したものの、次第に頭痛と吐き気と睡魔に襲われ、倒れそうになりながら登頂、下山しました。体力的にはしっかり余裕があったのですが、疲労の蓄積と睡眠不足からでしょうか。山の準備とは、道具だけではなく体調管理も含まれている事を、改めて痛感いたしました。
 子供たちや両親たちは、天気には恵まれなかった今回も、楽しんでくれた事が一番の収穫です。何度も来れる所ではありませんが、今度は天気の良いときに、体調を整えて、また皆で山に来たいですね。 

フォトギャラリー

みくりが池温泉より。地獄谷越しに見る奥大日岳。

言わずと知れた黒部ダム。立山も綺麗に見えます。

黒部平から望む。雲の中より針ノ木岳から赤沢岳の稜線が姿を現す。カッコいい!200名山の一角、いつか是非!!燃える~。

みくりが池と、2泊お世話になるみくりが池温泉。日本最高所の温泉。

地獄谷の噴煙と、雲海たなびく奥大日岳。息をのむ美しさ。

室堂と雄山と龍王岳。星空も綺麗でした。

一転、翌朝雲の中。上下雨具着用して、出発。

歩き出してすぐ、雷鳥に遭遇。天気悪い訳だ(苦笑)。

雷鳥沢キャンプ場を抜けると、称名川を渡る橋があります。滑らないよう注意。

雷鳥沢登山道への分岐。道の整備度合いに比し、シンプルな道標。

所々、雪渓もあります。今年は残雪が多いよう。

新室堂乗越。剱御前方面への分岐。

稜線に出ても何も見えません(泣)。

二度目の雷鳥遭遇。親子かな、お食事中でした。

頂上直下には池塘もありました。

奥大日岳山頂。剱岳、見たかった。

帰路、ようやく下の方が晴れてきた。左に雷鳥沢キャンプ場、右に地獄谷の下半分大パノラマ。

こんなに気持ち良さげな道を登ってたのね(苦笑)。

翌日、落差日本一の称名の滝へ。幻のハンノキ滝も姿を見せてくれました。ラッキー!

奥大日岳から先に進むと、ここ称名の滝の脇に下りてきます。昨日渡った称名川が流れてきて、称名の滝へ。スケールの大きさを感じます。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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