金華山(岐阜城)

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2019年04月23日 (火)~2019年04月23日 (火)
メンバー
天候
曇り
コースタイム
金華山登山口-(10分)-伊奈波神社跡(馬ノ背コース・めい想の小径コース分岐点)-(25分)-岐阜城天守閣(金華山山頂)-(5分)-展望レストラン-(10分)-岐阜城天守閣-(35分)-伊奈波神社跡(馬ノ背コース・めい想の小径コース合流点)-(10分)-織田信長居館跡-(5分)-板垣退助像登山口
コース状況
金華山山頂へ登るルートはたくさんあり、分岐点や合流点も多いですが、案内板が整備されており、迷う心配は少ないと思います。ただ、地図があった方が現在地確認に役立ちますし、山頂から下る時も、違う登山口へ降りてしまう間違いを減らせるでしょう。
今回登りに使った馬ノ背コースは、短時間で登れますが、急な上に岩場が多いので、転倒・滑落には注意です。下りに使っためい想の小径コースは、歩行時間はやや増えるものの、比較的なだらかな道なので、より安全に歩きたい方は登下山共にこちらを使った方がいいかもしれません。
難易度
Google Map
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感想コメント

それほど遠くないのに、なかなか行く機会がなかった岐阜城・金華山。好きなお城巡りも兼ねれますし、今回ようやく行く機会に恵まれたので行ってきました。
戦国の覇者・織田信長が美濃地方(現在の岐阜県南部)を支配下に置いた時に拠点としていたエリアで、山全体が史跡となっており、現在でもあちこちから居館の跡や石垣の遺構などが見つかっています。特に天守閣の存在感には圧倒されるものがあり、建物こそ復元ではありますが、地上から見上げると、急峻にせり上がる山のてっぺんに鎮座しており、よくあんな所に城を構えたものだと感心させられます。実際に、天守閣に登ってみると、岐阜の街をよく見渡すことができ、この地の支配者として自分の地位の高さを誇示することもできたでしょうし、敵が攻めてきた時も早く発見できたものと思われます。
城下の岐阜城公園はよく整備されており、地元の方々の憩いの場にもなっています。付近には駐車場や旅館や土産物屋も多く、メインの登山口もこの公園内にあるので、初めての方はここから歩くのがオススメです。また、この公園からは、天守閣の少し下の展望レストランまでつなぐロープウェイも出ているので、体力的余裕がなければ、片道だけロープウェイを使うのも手だと思います。また、山自体は短時間で登れますが、山頂付近にも天守閣を含め、見所がたくさんあり、麓にも歴史博物館などがあるので、歴史好きな方は、時間的余裕を持っていった方がいいでしょう。そうすれば、展望レストランでおいしい料理をのんびり楽しむこともできますよ!
登山道はたくさんありますが比較的整備されていますし、市街地から近いのに自然豊かな森も残されており、史跡やその案内板も整備されているので、自然を楽しみつつ、史跡巡りを楽しみたいという方にはうってつけの山だと思います。往時に思いを馳せつつ、のんびり森の中を歩いてみるのはいかがでしょうか?

フォトギャラリー

急峻な金華山の上に立つ岐阜城天守閣。

金華山麓の、よく整備された岐阜城公園。

岐阜城公園の隅に、馬ノ背コースやめい想の小径コースの登山口があります。

最初はなだらかな道が続きます。

伊奈波(いなば)神社跡。ここが、馬ノ背コースとめい想の小径コースの分岐点になります。

馬の背コースに入っていきます。

割と急な斜面で、岩場も多く、足元には注意が必要ですが、岩場歩行の練習にもなりそうです。

急登を登りきると、天守閣の直下に出ます。

天守閣の中に入ると(有料)早速、織田信長公の肖像画が。凛々しいですね。

天守閣最上階から、岐阜の街を俯瞰する。中央の川は長良川。

天守閣のそばにある、岐阜城資料館。

展望レストランに続く道で、天守閣を振り返る。

展望レストラン「ポンシェル」で、美味しいみそかつ定食をいただきました。

天守閣直下に、当時の石垣が比較的いい状態で残っています。

天守閣の脇を抜け、下りはめい想の小径コースへと入っていきます。

所々、展望が楽しめるコースです。

歩きやすい箇所も多いです。

大正天皇の即位を祝う記念事業として、大正6年(1917年)に建立されたという三重の塔。なかなか立派です。

麓にも、現在も発掘中の遺跡がたくさんあります。この付近には、信長やその正室・濃姫の館もあったようです。

明治の政治家・板垣退助の銅像がありました。ちなみに、彼はこの付近で暴漢に襲われ、あの有名なセリフを残したそうです。ここでハイキングは終了、お疲れ様でした!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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