木曽駒ケ岳から空木岳へ 長~~~い一日

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投稿者
酒井 健
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日程
2019年08月25日 (日)~2019年08月27日 (火)
メンバー
天候
25日:晴れのち霧 26日:晴れのち霧 27日:晴れ
コースタイム
25日:千畳敷<45分>宝剣山荘<20分>宝剣岳<15分>宝剣山荘<30分>駒ケ岳頂上山荘<15分>木曽駒ケ岳<15分>駒ケ岳頂上山荘
26日:駒ケ岳頂上山荘<70分>千畳敷<160分>檜尾岳<80分>熊沢岳<110分>木曽殿山荘<90分>空木岳<10分>駒峰ヒュッテ
27日:駒峰ヒュッテ<100分>ヨナ沢の頭<60分>マセナギ<70分>林道終点<50分>登山口
コース状況
・日曜日ということもあり、八丁坂の登り、宝剣岳への登りが渋滞していました。道幅も狭く、急な岩場もあるので慎重に譲り合って歩きましょう。

・木曽駒頂上山荘のテント場の正面から陽が登ります。またテント場も広く綺麗で、ロープーウェイを使えば1時間半程でこんな楽園に来れるなんて。テント泊デビューにはもってこいの場所だと思います。

・空木岳への稜線歩きはとにかく長い。今年全面改訂された昭文社の地図ではこの稜線のコースタイムが大幅に伸びていました。ご自身の歩くスピードや体力をよく考え、計画を練ってください。

・駒峰ヒュッテのまわりに水場はありません。ペットボトルの水を販売しています。今回は木曽殿ヒュッテ近くの水場で水を準備していきました。(重いですが、、、)
今回は管理人さんがいて、翌日水筒にお湯をいただくことができました。ありがたい。
難易度
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感想コメント

◆25日
今日はロープーウェイを使って一気に2612mの千畳敷へ。目の前には見事な千畳敷カールの絶景が広がります。今日は日曜日。登山者だけでなく観光客も多く大変な賑わいです。
八丁坂の急斜面では登る人と下る人で渋滞中。足場が悪いので石を落としてしまわないよう注意しつつ譲り合って進みます。宝剣山荘のまわりでは沢山の人がランチタイム。バーナーを出して本格的に調理しているグループが多かった。短時間で登れるので食材沢山持ち上げられますもんね(笑)ここで荷物をデポして宝剣岳へ。岩場の続く宝剣岳への登山道も大渋滞。狭い山頂も大渋滞!滑落の危険もあるので丁寧に、譲り合って、写真撮って、戻る(笑)
駒ケ岳頂上山荘に着くころには山頂は霧の中。夕方、雲の切れ間を狙って山頂へ。周りの山々は見えなかったけど綺麗な夕景を眺めることができました。

◆26日
早朝、綺麗に昇る朝日を見て出発。今日は長丁場。
宝剣岳の岩場が嫌だという妻のため、いったん千畳敷まで下ります。昨日の渋滞が嘘のようにまだ誰も歩いていません。そして極楽平に登りかえし長い長い稜線歩きの始まりです。
細かなアップダウン、時には鎖場や厳しい岩場を歩きますが、360度広がる展望や青空に励まされ元気に歩を進めます。が、、、檜尾岳を過ぎ、熊沢岳にかかるころ、あまりの長さに次第と疲れが見えてきました。妻の口数はどんどん少なくなります。東川岳から木曽殿山荘への下りはザレた急坂で疲れの出てきた足には厳しい。ようやく着いた山荘に荷物をデポし、今日・明日の水を確保するため【木曽義仲の力水】といわれる水場へ。地図には涸れていることもある、とありますが今日は潤沢に水が流れてました。ここで5Lを補充。つまり!疲れたカラダにさらに5Lの荷物を追加して最後の空木岳への登りに取り付きます。ここさえ登れば、、、ですがなかなかの強敵。ニセ山頂は沢山あるし、かなりの岩場があるし、両手両足駆使して乗り越えなければならないし、霧が出てきたし展望はさっぱりないし。ヘロヘロになりながらなんとか山頂に到着。もちろん展望はなし。明日の朝の日の出を期待して早々に避難小屋に向かいました。長----い一日でした。

◆27日
日の出を狙って空木岳へ登り返します。
北岳から甲斐駒ヶ岳、仙丈岳、南アルプスの山々の奥に小さく富士山の頭が見えます。その南アルプス側から太陽が昇ってきます。左側には北アルプスの山々、乗鞍岳、御嶽、そして遠く懐かしい白山の姿も。感動的な景色が広がっています。そこにたたずむ駒峰ヒュッテ、かっこいい!
何時間でも見ていたい離れがたいこの場所。頑張って歩いてきて良かったぁ。
後ろ髪をひかれつつ下山開始。しばらくは南アルプスの山々を見ながら下りますが、次第に展望のない樹林帯の中へ。小地獄、大地獄という岩場をぬけひたすら下ります。今日の核心は林道終点からバスセンターまでの最後の下り。タクシーを手配して下りてしまう方法もあるようですが、今日は自力で。なかなか厳しい道のりでした。

フォトギャラリー

見事な青空です千畳敷カール

今日はすれ違いに注意して

宝剣岳への岩場

宝剣岳山頂は狭いので気を付けて

木曽駒ケ岳へ上る途中、テント場を振り返る

最高の日の出

この先長---く続く稜線

こんな梯子も

檜尾岳

ふと、歩いてきた道を振り返るのも大事

熊沢岳 ここらへんで疲労感が、、、

こんな岩場も

木曽殿小屋への急な下り

そして最後の空木岳への急な登り

エセピークやこんな岩場を通り抜け

ようやく着いた山頂は雲の中

翌日の感動的な日の出

懐かしき白山も

南アルプスの山々が一望できます

駒峰ヒュッテかっこいい!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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