島根県 快晴の雪山三瓶山
- 投稿者
-
西原 弘二
広島紙屋町店
- 日程
- 2021年01月20日 (水)~2021年01月20日 (水)
- メンバー
- 友人
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 西の原山の駅(180分)男三瓶山山頂(120分)西の原山の駅
- コース状況
- 新雪
- 難易度
感想コメント
天気予報で快晴だったので、どこに登るか悩みました。
今後しばらく暖かくなると聞き、雪がある間に楽しもうということで三瓶山に登ってきました。
三瓶山は標高1126mの男三瓶山を主峰に6つの峰からなる活火山で、尾道・松江自動車道が開通して以降しばしば登っていますが、雪山は今回初。
体力があればぐるりと一周したいところですが、今回は西の原登山道で男三瓶山をピストンしました。
出発して登山口に行くと、雪はヒザほどあるのにトレースはなし。前日、前々日に雪が降り、降雪後は誰もあるいていない様子。
やったー!誰も歩いていない雪道じゃ!とテンションが上がり、すぐにスノーシューを装着。
まずは友人のじいじが先頭で平原を歩いてくれましたが、ラッセルに疲れて登山道手前ですぐに交代。
そこから山頂までスノーシューだけで登りました。
西の原コースは最初はゆるやかに登り、途中からジグザグに樹林帯の中を歩きますが先行者のトレースがないのでコースがわかりにくかったです。
地図、赤テープ、直観に頼りながら、時々GPSで現在地を確認しつつ登りました。
登山道が見えているときは迷う心配の少ないコースですが、今回のような新雪を歩く場合は道迷いにご注意下さい。
ジグザグに登っていくのでトラバースすることもあるのですが、このトラバースが曲者。
今回二人とも最強のスノーシューと言われるMSRの「ライトニングアッセント」をはいていたおかげですべり落ちることなく横切れましたが、横刃がないモデルだとズレて苦戦しそうです。
スノーシューも色々なタイプがありますが、登山用に今後購入する方は、多少価格が高くても、直登とトラバースの両方に強いモデルがおすすめ。
樹林帯を抜けると、雲ひとつない青空が!振り返ると展望も抜群。
テンションが上がる中ぐんぐん登りましたが、途中陽当たりが良く、やや斜度のある場所は雪が解けて、下の石が露出していました。
一瞬スノーシューを外そうかと考えましたが、石が見えている場所は一部で、雪があるとスノーシューを履いていてもスネまで埋まる新雪。
少し苦戦することもありましたが、今回はスノーシューを一度も外すことなく山頂まで登れました。
1000mを越したぐらいからはなだらかな雪原になり、予定時間よりやや遅れて男三瓶山に登頂。
この天気なので、登山者が多い「姫逃池コース」から登ってきた人が多いだろなと思っていましたが、登山者は2人だけ。すぐに2人とも避難小屋に行ったので、貸し切り状態の山頂で昼食を食べ下山。
天気が良すぎて、雪が少し重たくなっていたので、下山も予定より時間がかかってしましました。
下山後は国民宿舎さんべ荘の温泉で疲れた体を癒して帰りましたが、三瓶山界隈には色々な温泉があるので、温泉目当てに来るのもおすすめです。
今回の登山では軽アイゼンは使いませんでしたが、この時期の登山では必携です。
上部は吹きっさらしなので風が強いとすぐに寒くなるので、状況に応じたレイヤリングで対応してくださいね。
三瓶山は標高がそれほど高くないので、暖かくなると陽当たりの良いところは雪が少なくなるのが早い山です。
スノーシューを楽しみたい方は降雪直後のチャンスをお見逃しなく!
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。