【おとな女子登山部ツアー】山小屋泊満喫と爆風の乗鞍岳

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
浦和パルコ店 店舗詳細をみる
日程
2022年09月05日 (月)~2022年09月06日 (火)
メンバー
岩本さやかガイド
9名のお客様
天候
1日目:晴/曇  2日目:強風
コースタイム
【1日目】白雲荘(20分)魔王岳(15分)白雲荘
【2日目】白雲荘(30分)大黒岳(30分)白雲荘(30分)富士見岳(30分)肩の小屋(30分)白雲荘
コース状況
・畳平から各方面、登山バスは1時間に1本程度。
・危険箇所特になし。標高が一気に上がるのでゆっくり歩くのがおすすめです。
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

 台風が迫る中、僅かな晴れ間を狙って実施された乗鞍岳ツアー。今回は初めてお会いする岩本ガイドと、9名のお客様と一緒に参加してきました。

 今回の楽しみは何といっても山小屋で過ごす優雅な時間。畳平バス停留所からすぐの白雲荘さんに泊まりました。初日はゆったり午後に到着、小屋の背後に聳える魔王岳をのんびりと散策し、夕食の時間まで各自まったり過ごしました。白雲荘には桧造りのお風呂があり、冷えた体をゆっくり温めることができます。小屋の中は掃除が行き届いており、廊下には手書きの可愛らしい展示がたくさん。雷鳥や周辺の高山植物などを分かりやすく解説しています。女性1人で泊まっても安心の、親しみやすい雰囲気のお宿でした。

 夕食はとっても豪華。飛騨牛のすき焼きに、地元産のつやっつやのお米はなんとおかわり自由。私はもちろん、皆さまバッチリおかわりしてました。
 満腹ご飯の後は星空鑑賞会。小屋の方のご厚意で、外のテラスで夜空を見上げながら星座や天の川を教えてもらいました。残念ながら途中からガスに覆われてしまいましたが、夜中にこっそり起きた方は満点の星空を楽しんだようです。

 翌朝は朝4時に起床。レインやダウン、手袋などしっかり着こんで、御来光を見に向かいの大黒岳まで出かけてみましたが、かなりの強風で辺りは真っ白。晴れそうになかったので早々と退散し、小屋に戻ってゆったり朝食をとりました。
 山頂はかなりの風が吹き荒れている模様。この時点で剣ヶ峰は諦め、手前の富士見岳アタックに切替えることになりました。時間に余裕ができたので食後のお茶タイムを満喫。皆さんコーヒーやココアなどを注文してましたが、私はチャイをオーダー。ちゃんと煮出してあるので、しっかりしたコクと甘さが味わえます。登頂前や下山後の一杯にもおすすめです。

 8時過ぎ晴れ間を見てアタック開始。左手の山あいから、槍の穂先がニョキっと突き出し、続いて笠ヶ岳も顔を出しました。変わったアングルで見れたのはとても新鮮で、皆さんも歓声を上げていました。
 富士見岳の基部に着いたらあとはひたすら登るだけ。登るにつれて風が強まってきます。山頂は何かに掴まっていないと体がよろけてしまうほどの強風。何とか恒例の記念写真を撮り納め足早に下りました。足早といっても横から下から風が攻めてくるので簡単には下れず、安定した場所まで来てようやく皆さん安堵の表情を浮かべていました。

 せっかくなので肩の小屋まで行ってみましたが、残念ながらシャッターが降りてました。すると中から小屋のご主人が。この悪天で予約は数日先まで無いとのこと。山小屋もいろいろ大変なようです。
 気を取り直して下山。帰路はお花畑を通って畳平へ。綿毛のチングルマやハハコグサ、イワギキョウにトウヤクリンドウなど秋のお花がそっと咲いていて、皆さんこの日一番の笑顔に。風が強くて山なんか懲り懲り、なんて思ってないか心配しましたがほっと一安心でした。
 
 乗鞍岳は2700mまでバスが運行しており、誰でも簡単にアクセスできる山です。ただしそこは3000mクラスの高山。一度天気が崩れると、今回のような厳しい条件となることが多々あります。秋が深まればこれからますます寒さも増してきます。お出かけの方は装備だけはしっかり整えてのぞみましょう。
 悪天にめげずご参加いただきました皆さま、本当にお疲れ様でした。これに懲りずにまた皆で強風を味わいに行きましょう!

フォトギャラリー

爆風の大黒岳山頂。御来光は拝めず。

初日はまず白雲荘にチェックイン。

魔王岳をお散歩します。

皆さんお花大好き。

小屋に戻ってまったり。優雅~。

待ちに待った夕食。

豪華!そして美味しい!当然おかわりです。

夜は小屋の方に星空鑑賞会お願いしました。

翌朝、御来光見に出かけますが...。

晴れないかなー。朝食後に外の様子を見守ります。

ようやく晴れてきたので出発。

富士見岳アタック開始!

畳平を俯瞰。この時は槍や笠も見えました。

風が次第に強くなります。

岩本ガイド、グダーが似合いすぎる件。

何とか登頂。息ができないほどの強風。

思わずよろけちゃう。凄まじい風の威力。

肩の小屋にて小休止。管理人さんが開けてくれました。

帰りはお花畑経由で。秋のお花が迎えてくれました。

山荘前で落ち着いて記念撮影。お疲れ様でした!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

浦和パルコ店 - 登山レポート

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部