厳冬期の杣添尾根で横岳へ

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投稿者
日下部 友哉
横浜西口店 店舗詳細をみる
日程
2023年01月17日 (火)~2023年01月17日 (火)
メンバー
横浜西口店 小田、日下部
天候
晴れ
コースタイム
海ノ口自然郷横岳登山口(30)東屋(155)展望デッキ(60)三叉峰(20)横岳(15)三叉峰(25)展望デッキ(75)東屋(25)海ノ口自然郷横岳登山口
・行動時間:6時間45分+休憩
・累積標高:+1153,-1164m
・歩行距離:9.3km
※()内単位:分
コース状況
・登山口から雪あり。標高2400m付近から積雪量増える。
・展望デッキ~三叉峰は積雪量によって雪庇ができる可能性あり。
・登山者は少なめ。

■気温
6:20 駐車場 -10℃
11:00 横岳 -8℃ 稜線付近は風あり。
13:50 駐車場 0℃
難易度
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感想コメント

冬の杣添尾根。前日は大荒れのようで雪が結構降ったかな?と、人の少ない杣添尾根なので念のためワカン持参。日の出前は気温-10℃。久々のこの気温で出発準備中も冷えます。あまりに寒いので体が温まるまでハードシェルと厚手のグローブを身につけてスタート。日が登ってきました。横岳が照らされて赤く染まっています。少し歩いて体も温まったのでシェルを脱ぎ、薄手のグローブにチェンジ。標高の低いところはあまり降雪はなかったようで凍ったような感じなのでチェーンスパイクで登ります。少し標高が上がって振り返ると雲海と奥秩父の山々と富士山が綺麗ですが木々が多く写真は撮りづらい。久々の冬靴となかなかの斜度でペース上がらず。

前日の降雪や吹き溜まりなど積雪量が増えてきて斜度も増してきてさすがにチェーンスパイクでは歩きにくくなってきたので2400mくらいの少し開けたところで12本爪アイゼンに換装。踏み外すと膝上まで埋まるところもありましたが、結局ワカン使うほどではありませんでした。

少しすると森林限界を越え展望が開けます。展望デッキも雪で埋まっています。展望デッキより上はアイゼン・ピッケル必須。赤岳、横岳の稜線が真っ白で綺麗です。稜線近くになってくるとさすがに風が強く寒いのでハードシェルと厚手のグローブを着用。エビの尻尾やシュカブラなども出来てました。

三叉峰に着くと大展望!富士山、赤岳、阿弥陀岳、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、浅間山など上信越の山々などなど全てが真っ白。ここ最近は積雪が少なく心配でしたが、前日に降雪があるとまるで景色が違います。八ヶ岳でこんなに周りの山々が見えたのは久しぶりでした!すぐ隣の横岳へ。アイゼン付けていると梯子は歩きにくい。ここからの景色はダイナミック。稜線越しの赤岳、大同心、小同心、硫黄岳も真っ白。

さすがにじっとしていると風も強いし、一気に体が冷えます。撮影も良いとこで下山開始です。

樹林帯が少し長く単調な登りですが、森林限界以上の景色は抜群。西の登山口よりは人も少ないです。もうちょっと曇ってしまうかと思いましたが、良い方に天気が進んで絶景・久々の雪山登山を堪能できました♪

■レイヤリング
TOPS:
①ドライレイヤー
②ベースレイヤー:メリノウール200ロングスリーブ(メリノ200g/m2)
③ミッドレイヤー:PolartecAlphaDirect90g/m2のアクティブインサレーションフーディ
④ハードシェルジャケット

朝一は寒かったので①②③④。少し歩いて体が温まったら④を脱いで樹林帯は①②③、稜線は①②③④。樹林帯は風もなく穏やか。稜線に出るとさすがに風は強く寒かったです。

BOTTOMS:
①Octaのタイツ
②ソフトシェルロングパンツ

GLOVES:
①finetrack/メリノスピングローブ
②Windstopperグローブ
③厚手のレザーグローブ

朝一は①③、樹林帯は①②、稜線は①③。

■当日天気図:【気象庁 過去の天気図】参照

2023年1月17日9時

フォトギャラリー

厳冬期横岳

モルゲンロート横岳

樹林帯はチェーンスパイクで

下の方は積雪量は少なく降雪は上の方だけのよう

青空が近くなってきました!

富士山!12本爪アイゼンに換装

森林限界を越え赤岳が!

三叉峰目指します。稜線は雪で真っ白♪

赤岳、赤岳頂上小屋、赤岳展望荘。素晴らしい景観♪

少し急なところもあります。

稜線付近は風が強くエビの尻尾も発達

三叉峰到着!赤岳、中岳、阿弥陀岳ばっちり♪

横岳山頂へ

梯子を通過して

横岳山頂到着。硫黄岳方面

真っ白な北アルプスがよく見えました♪

戻ります~

再び杣添尾根

積雪状況によっては南側(写真右側)に雪庇ができるので歩行注意

最後の橋手前の下りは気を抜かないよう注意

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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