孤高のブナに会いに中倉山へ
- 投稿者
-
るんちゃん(おとな女子登山部)
浦和パルコ店
- 日程
- 2023年04月16日 (日)~2023年04月16日 (日)
- メンバー
- 友人一名
- 天候
- 晴れ/風強め
- コースタイム
- 銅親水公園(45分)中倉山入口(75分)稜線(15分)中倉山山頂(10分)孤高のブナ(10分)中倉山(10分)稜線(40分)中倉山入口(45分)銅親水公園
- コース状況
- ・銅(あかがね)親水公園に15台程度駐車可能。トイレ、自販機、有料の資料館があります。
・稜線に出るまではかなり急な箇所もあります。下山はトレッキングポールがあると安心。
・孤高のブナより先はガレています。強風時は滑落注意。
- 難易度
感想コメント
たまには遠出してリハビリ登山。以前から気になっていた栃木の中倉山へ出かけてきました。周辺はかの有名な足尾銅山の舞台で、銅を精錬する際の煙害で山肌は緑を失いハゲ山に成り果てたとか。山頂付近の稜線に辛うじて残ったブナの立ち木は、荒涼とした風景の中で生命の力強さを感じさせとても印象的です。とりわけ登山道に程近い一本は『孤高のブナ』と呼ばれ、いつからかこの山のシンボルとなっているようです。そんなブナを一目見ようと前橋まで電車を乗り継ぎ、途中友人に拾ってもらってはるばる足尾銅山の麓までやってきました。
親水公園に駐車したら登山口までしばらく林道歩き。右手に尾根が見えてきてからが本格的な登りの始まりです。稜線に出るまでは急で滑りやすい道をひたすら登ります。弱った足腰にはきつい急登。黙々とつづら折りの道を歩いていたらようやく視界が開けてきました。
向こうの尾根にブナらしき木を発見しましたが、まだまだ先は長そうです。さらに傾斜が増した登りを上がっていくと、大きく特徴のある山容が。男体山です。この場所が日光にごく近いことを思い出しました。ここまで来たらあとひと登り。それらしきブナもだんだんと近付いてきました。
ブナの周りにはたくさんの人。お茶している人もいれば、なんと演奏しているパーティーも。フルートやマラカスなど、山では珍しい楽器を楽しそうに奏でていました。我々もブナを様々な角度から眺めて写真を撮って。気が済むまで愛でました。
中倉山は難し目の沢があったり、バリエーションもいくつかあるようです。足を延ばせば更なるピークを踏むこともできて、日が暮れるまで楽しめそうですが、今日はまだ我慢。体調が戻ってからまたチャレンジしたいです。
登りが急だったので下りはさらに慎重に。なんとか転ばずに無事下まで下りてきました。
帰りは新しくできた道の駅・まえばし赤城で遅いお昼休憩。日帰り温泉や数々のグルメが楽しめるので、こちらにも次はドライブがてらぜひ訪ねたいです。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。