幻の百名山 ニペソツ山
- 投稿者
-
斉藤 裕一
サッポロファクトリー店
- 日程
- 2023年06月22日 (木)~2023年06月22日 (木)
- メンバー
- 斉藤
石渡(グラビティリサーチ札幌)
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 登山口 → 前天狗岳 5:15
前天狗岳 → ニペソツ山 2:00
ニペソツ山 → 前天狗岳 2:00
前天狗岳 → 登山口 4:10
※タイムは一般的なコースタイムの為、
実際にかかった時間とは異なります。
- コース状況
- 総距離 25.0km
獲得標高 1850m
登山道はある程度整備されているが、
急登や雪渓等のやや危険箇所もあり。
- 難易度
感想コメント
幻の日本百名山、ニペソツ山に登って来ました。
ご存知の方も多いと思いますが、深田久弥氏が『日本百名山』執筆時に、
未踏だった事から百名山に選定されておらず、
後に「ニペソツには申し訳なかった」と著書に記している事で、
『幻の百名山』と呼ばれています。
登山口から2km程は林道歩きです。
その後登山道に入ってもしばらくは、樹林帯の中を緩やかに登ります。
朝7時頃に登り出したので、樹林帯の中は涼しく気持ちいいです。
ただし、熊との遭遇は警戒が必要ですので、
定期的に大声を出しながら歩きます。
標高1250m辺りで、一回目の急登です。
短距離ではありますが、かかってるロープがないと厳しいくらいの急登です。
その後急登を終え再び緩めの登りを進み、
1650m付近でニペソツ山、天狗岳、前天狗岳の三峰が
全部しっかり眺められる休憩スペースに到着します。
ここからの景色がなかなか感動です。
この後、登る雪渓も良く見えます。
少し進んで、いざ雪渓です。
前日と違い雪渓の距離も伸び、斜度もきついので、
今回はチェーンアイゼンを装着します。
やはり安心感が違いますね。
そして雪渓上が涼しい事と、雪でテンションが上がっている事で、
あっという間に雪渓をクリアし、そのままの流れで、
今回の山行一の急登も登り切ってしまい前天狗岳に到着。
ここからは稜線歩きです。
下って登って、下って登れば到着です。
文字にすると簡単そうに見えますが、
ここまで10km歩いて来た後に、このアップダウンは精神的に来ますよね。
しかし、我々は強靭な精神でここからペースアップ!!
1時間半かからずにニペソツ山ピークハント!!
登りながら見える山頂が本当にカッコいいんです。
たしかに他の日本百名山と比べても全く負けてません。
入山者が当日、我々意外に二組と少ないのがもったいないですね。
下山時に最後の林道で、
目標タイムの10時間まで、あと15分と迫っていたので、
疲れた体に鞭打ってラストスパートのウィニングラン!
最後の最後でかなり追い込んで、
汗だくでフィニッシュしました。
~お立ち寄りスポット~
タウシュベツ橋梁 崩壊は時間の問題と言う説も
糠平観光ホテル 日帰り入浴1000円
ごはん屋ゆめあとむ 牛トロ丼&牛玉ステーキ丼の二大ご当地グルメが楽しめます
☆服装・装備について☆
ウェア類…
インナー(ファイントラック:ドライレイヤークール)
Tシャツ(化繊)
アームカバー(N・rit:チューブナイン・クーレット)
スポーツタイツ(薄手)
ハーフパンツ(水陸両用系)
ソックス(ダーンタフ:ブーツフルクッション)
その他の装備…
シューズ(サロモン:Xウォードレザー)
※一般的にはハイカットの登山靴がオススメ
バックパック(グレゴリー:ズール30)
ナルゲンボトル(500mℓ)
プラティパスソフトボトル(1.5ℓ)
チェーンアイゼン(CAMP:アイスマスター旧モデル)
熊鈴(熊に金棒)
熊スプレー(カウンターアソールト)
防虫剤(森林香:蚊・マダニよけスプレー)
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。