前田川源流と大楠平尾根から登る大楠山　薮岩魂31

冬の三浦半島を楽しんできました。

大楠山はよく整備されたハイキングコースは前田橋遊歩道コース、阿部倉コース、大芦名コース、衣笠コース、湘南国際村コースの5本あります。これにいくつかのマイナーコースや近隣のハイキングコースを連結して長めのコースにして楽しまれています。

今回は、そんな中のマイナーコース「前田川源流と大楠平尾根」から大楠平を経由して大楠山へ登ってきました。数年ぶりの来訪で記憶と一致しない場所もあって少し真新しい気持ちで楽しめました。
前田橋コースを分けるポイントには「この先通行困難」の掲示があります。大きな崩落などはないのですが大雨などで経路が削られてへつるように歩いたり、徒渉する感じになります。遊歩道の終点を過ぎるとそれはさらに増えて「沢の中を歩く」くらいの気持ちでいかないと時間がかかって仕方ないでしょう。ですので、防水性のしっかりとしたハイキングブーツは必須になってくるでしょう。倒木などを躱しながら進むと左岸に滝のかかった支流があります。そのすぐ上で大楠平へと繋ぐ踏み跡がありますが今回は源流部まで行ってみようと一度スルーしてさらに進みます。20分ほどでフェンスが出てきてここで終了。この上にはグーグルアースで見る限りでは溜池がありそうなので無理に進むのもオススメできないでしょ。戻って滝横の踏み跡に入っていきます。

入口こそ薮がちで草がうるさかったもののすぐに明瞭な踏み跡へと変わりました。場所が場所なだけあって人の入っている数は極めて少なそうです。短距離で登り上げるのでやや急ですが全体的に明るい森なのでつらさはあまり感じませんでした。大楠平付近に来ると薮状になって踏み跡も判然としないのでコンパスで雨量観測所を目指して歩けるところを歩くといいでしょう。
薮を抜けるとかつては春には菜の花で黄色い絨毯となっていた大楠平に到着。ここから山頂まで10分と掛からないでしょう。ですが大楠山の展望台は閉鎖されているので大楠山からの景色を堪能したければ大楠平の展望台に上っておきましょう。大楠平にはトイレもありますのでここで用を足しておきます。
大楠平の菜の花は今年も復活は無さそうです。また、あの菜の花畑を見たいものです。

大楠山の山頂は広場になっていてベンチも数基設置されています。海風を受け風が強いこともありますが穏やかのときは陽だまりの中休憩を楽しめます。下山は葉山カントリークラブの横を通る阿部倉コースで下山し、しょうぶ園バス停から帰宅しました。冬晴れの中、太陽のぬくもりを感じられるハイキングでした。

＜今日のコース＞
前田橋バス停→前田川遊歩道→大楠平尾根→阿部倉コース→しょうぶ園

※前田川源流と大楠平コースは登山として整備はされていません。道迷い、苔などによる転倒などのリスクを伴いますので初心者、初級者のみで歩行はせず、このエリアに詳しい方と歩いてください。

《今日の装備》
・karrimor　クリーブ30
・MERRELL　モアブミッド
・FORESTWORDROBE　4ウェイアンクルパンツ
・FORESTWORDROBE　ベーシックポケットT
・finetrack　ドライレイヤーベーシックT
・ダーンタフ　トレッキングフルクッション