東海　花の山 （87）岩尾根に生えるヒカゲツツジ大群生・大平山

大平山（おおひらやま・379ｍ）はみのかも健康の森の北側にあり、取付の末端には岩峰を持ちます。どちらかと言えばマイナーに属するような低山であまり整備されている山ではありません。
納古山・高木山・米田白山など美濃加茂周辺にある山はだいたい岩尾根を持つ低山が多く、この時期は岩場を好むヒカゲツツジが見られます。
最近、随分暖かくなってきたので、そろそろ咲いているのではないかと思い、今年は大平山に来ました。
大平山でも特に、道がないバリエーションですが東尾根沿いに群生があるのでもちろんここを目指します。グンフーパークという施設？の広場に駐車し、目の前の雑木林に入っていきます。看板と古い構造物があり、その背後には岩峰の末端壁が見えます。この岩峰を越さないといけないので、左側の林道？から大巻きして、道のない急斜面を登りきると、テラスのような場所にでて、右手にある末端壁の上にでました。ここは、展望が効き、既にヒカゲツツジの群生が見られ、そこそこ咲いていました。
ここから小さな岩場を越えながら東尾根を進みますが、ヒカゲツツジの花園がずっと続きます。この尾根には地質調査が入っているようでその赤いマーキングが続きます。半分ヤブのように密生しているヒカゲツツジをかき分けながら進むのですが、充分歩けるくらいの道です。展望が広がる小ピークのような所を2箇所通って鞍部に下ると、正規の登山道分岐があります。この先もしっかりした登山道にはならず、右に左にヒカゲツツジを見ながらただただ尾根を進むのみで、展望のない山頂に到着します。
帰りは鞍部まで戻って、マーキングのある小尾根を下り、林道終点にでました。下りはあまり右に行きすぎず、左の尾根を目指すと良いです。
まさにこの時期でないと行かない山でしたが、充実した低山です。

①ウエアー（春の低山）
インナーは（アイスブレーカー）半袖Tシャツ
ボトムスは（ミロ）3シーズンパンツ

②ギア
登山靴は（サレワ）「マウンテントレーナーGTX」、ザックは（カンプ）30㍑、