残雪の霞沢岳 西尾根
- 投稿者
-
田中 祐士
GRAVITY RESEARCH HIMEJI
- 日程
- 2014年04月14日 (月)~2014年04月14日 (月)
- メンバー
- なんば店(戸田)
あべのハルカス店(山本)
神戸本店(平田)
- 天候
- 快晴無風
- コースタイム
- 釜トンネル-西尾根取付(30分)
取付-1950mテント場(150分)
1950m-2500m岩峰(100分)
岩峰-山頂(30分)
山頂-1950m(70分)
1950m-取付(50分)
取付-釜トンネル(20分)
- コース状況
- 取付きから雪が少なく、藪こぎを要する事も。
樹林帯の日陰には強傾斜にアイスバーンがあり、下山時に要注意!
また上部では気温や日の当たり方で雪の状況が刻一刻と変化するので、トラバース時や下山時の足の置き方に注意して歩きました。
- 難易度
感想コメント
北ア南部の名立たる山々に囲まれてひっそりと佇む霞沢岳。
今回は、積雪期のバリエーション入門として人気の高い「西尾根」に行って来ました。
坂巻温泉旅館の駐車場(\500/1日)に駐車し、そこから徒歩で釜トンネルを抜け国交省事務所付近より西尾根の末端へ取りつく。(残雪期は、尾根の反対側の緩斜面からの取付がお勧め)
雪がかなり少なく、藪こぎを強いられて1時間弱かけてようやく尾根に出ました。
尾根の樹林帯に残された雪は踏みしめられてアイスバーン化しており、前爪とピッケルをしっかり効かせながら登る緊張感のある場面も。
1950m付近にある平地にて宿泊する予定でしたが思いのほかペースを早められた為、幕営装備などを置いて山頂アタック。
強傾斜面のトラバースやスノーリッジなど、随所にバリエーションルートらしい緊張感のあるシーンが多数ありますが、ロープを使うほどの難しさは無く、バリエーション入門に人気があるのも納得です。
多くの記録では、2500mを越えたあたりにある小さい岩峰で懸垂下降をされるそうですが、今回は雪がほとんど付いておらず、クライムダウンで降りる事が出来ました。
また、懸垂時に使用していると思われる支点には灌木が使われていましたが、その灌木は枯れてグラグラしているので使うべきではないと感じました。
今回は快晴無風で展望もかなり良く、改めて山登りの素晴らしさに魅了された思い出深い登山となりました!
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