氷壁!氷柱!氷瀑!!~雲竜渓谷~

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投稿者
家田 森
浦和パルコ店 店舗詳細をみる
日程
2015年02月19日 (木)~2015年02月19日 (木)
メンバー
浦和パルコ店 大島
天候
晴れ
コースタイム
神橋バス停(65分)ゲート(55分)稲荷川展望台(40分)洞門岩(30分)雲竜渓谷入口(30分)雲竜瀑(50分)洞門岩(20分)稲荷川展望台(40分)ゲート(30分)滝尾神社(25分)神橋バス停

実働時間:6時間25分
コース状況
 前日の大雪で神橋から雪。車道もしっかり雪が積もり、タクシーも滝尾神社まで入れたかどうか。パジェロも一台、雪の坂道に手こずったか戻ってきたくらい。それでもゲート前には数台、車が停まっていた。洞門岩まで林道登りは10㎝位の雪だがスパイク程度で十分。途中、砂防ダムへ向かう踏み跡がしっかりついているので注意。道標などない。そこで沢に下りてしまうと、大曲がりに入り込み、とってもハイグレードになる。昨年事故もあったよう。高巻きでも戻れるようだが、迷ったら戻るのが基本。
 洞門岩から雲竜渓谷入口まで、林道コースも選べる。そちらならアイゼンでなくても行けるだろうが時間がかかる。ここはアイゼンを付けてでも沢に下りた方が楽しい。渡渉も数回あるので靴は濡れる覚悟だが、雲竜瀑前の広場までなら6本爪軽アイゼンで十分であろう。途中、早川谷のプレートに向かう渡渉の前に別のトレースが付いていたが、そちらは結構急で悪い。渡渉はここだけでもなし、ここだけ避けても仕方ないので、プレートに向かって進む方が結局難しくない。色々な人が入り、道標も整備されていないので、あちこちにテープが付いていて、必ずしも正しくないのでよくルートを読みましょう。
 雲竜渓谷入口からが核心。ここから先はヘルメットも付けましょう。お昼頃で、僕らがいた短い間だけでも、つばめ岩で2回、比較的大きな氷の崩落があった。裏へ入るのは、気温の低い朝のうちが良いでしょう。それでも十分に注意して。
 アイゼンに自信がない人は、雲竜瀑前広場まで。そこから先はピッケルと12本爪アイゼンの世界。雪の付き方によっては結構難しくなりそう。ぐるっと高巻いて雲竜瀑のふもとへ。
 帰路、九十九折の林道をショートカットしたくなるかもしれないが、写真の通り、下手をうつと石垣の上に出て降りられなくなる。滝尾神社へのショートカットは、夏道もあり、雪の解けた林道歩きよりむしろ歩きやすかった。
 神橋から日光駅までも距離的には歩けます。お土産買ったり、地元の本の多い本屋寄ったり、ボリューム満点のラーメンを食べたり。ただ、日光は駅前ですら夜が早いので注意。
難易度
Google Map
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感想コメント

 今一番ホットな?雲竜渓谷、行っとかんと!と、浦和パルコ店には幸い、日光に詳しい大島君がおり、案内を頼むことに。色々と参考になりました。感謝。
 天気にも恵まれ、2月頭には体調不良で八ヶ岳もキャンセルしたこともあり久々の雪山、テンションが高まる。雲竜渓谷もそれに応えてくれ、美しい氷の渓谷美を魅せてくれた。往路、東照宮近くを歩いている時、地元のおじさん?に「雲竜渓谷行くには、もう遅いよ」と言われたのだが、蓋を開けてみればさにあらず。氷のボリュームこそ、多い年の最盛期にはさすがに劣るだろうが、十分発達していて、しかも碧くて綺麗!迫力のある美しい氷壁、氷柱、氷瀑を見ることが出来て大満足でした。
 ただ、この日以降、暖かい日が続いているので、そろそろさすがに時期的には危なくなってきているかもしれません。
 

フォトギャラリー

前日の大雪から一転、ド晴天の中、雲竜渓谷に臨む。

最初、長い林道歩き。平日ながら先行トレースあり。樹上の雪も、路上の雪も、この日は暖かかったので、帰る頃には殆ど融けていた。

延々と続く九十九折の登り。アドレナリンが出てきた頃で、快調に登る。

稲荷山展望台から望む雲竜渓谷方面。好天に心は弾む。

洞門岩からアイゼンを付け、沢に下りる。ワクワク感がハンパない!

真ん中上部に早川谷のプレートがあり、二回の渡渉を経て雪のところを登っていく。

前述の二回目の渡渉。結局往復で10数回の渡渉をする。靴は濡らす覚悟で。

雲竜渓谷入口の広場にて。ここでヘルメット装着。

広場から渓谷に下りる階段。雪のつき方によっては結構怖そう。

ひゃっほーい!!

渡渉。流れの際は踏み抜きに注意。

土石流の発生を知らせるワイヤー。雪の深さを知る目安になる。

友知らずの氷壁。でっか~い!

染み出しの氷も大きく成長している。

つばめ岩の大氷柱。碧くてキレイ。気温が高く。時間も遅いので、裏に回るのは残念ながら諦め。

つい先ほど轟いた崩壊音は、この氷塊が落ちた音のようだ。

最後の難所を登り、ついに到着雲竜瀑。迫力。

滝壺は深い。ここで優雅に昼食、なんて贅沢!

もひとつ雲竜瀑。見ていて飽きない。

更に近づく。オーバーハングが凄い。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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