剱岳 チンネ左稜線クライミング
- 投稿者
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城戸 基
岡山駅前店
- 日程
- 2011年08月29日 (月)~2011年08月31日 (水)
- メンバー
- 名古屋栄店:川嶋
神戸本店: 城戸
- 天候
- 29日・・・晴れ時々曇り 30日・・・晴れ 31日・・・曇り
- コースタイム
- 8/29 室堂10:00~真砂沢ロッジ15:30
8/30 真砂沢ロッジ3:30~池ノ谷乗越7:00~三ノ窓7:30~取付き8:30~チンネの頭13:30~
池ノ谷乗越15:00~真砂沢ロッジ17:30
8/31 真砂沢ロッジ6:00~室堂12:00
- コース状況
- 剱沢雪渓・長次郎谷雪渓ともに安定しており、非常に歩きやすかったです。気温の上がる昼間には雪が緩むので注意が必要。八ツ峰1・2峰間ルンゼ取付付近はこれから雪渓がどんどん後退していくので高まきが必要。
池ノ谷ガリーの下りは下に行けばいくほど足元が悪くなるので、落石を起こさないよう注意が必要です。三ノ窓へは分岐で赤テープがしっかり付いているので、天気がよければ迷うことはないはずです。
- 難易度
感想コメント
昨年同時期に川嶋さんとチンネ左稜線にいきましたが(ベースキャンプは熊の岩)、台風により敗退となったので今回はそのリベンジも兼ねてのクライミングとなりました。
ベースを真砂沢にするか熊の岩にするかで迷ったのですが、重荷を熊の岩まで上げるよりは真砂沢なテントを張って軽荷で一気に雪渓を上がったほうが楽だろうということになり(実際今年のほうが楽に感じました)、二日目の行動時間は14時間を越えました。
三ノ窓から左稜線の取付きが確認できますが、ガスって視界がきかない限りは迷うことはないかと思いました。
ルート上には無数のピトンが打ってありますが、いつ打ったのかも分からないようなものもあり、使用するなら強度など十分な確認が必要です。
また、リッジを通過するので、長めのランナーで屈曲を抑える箇所が何箇所かあります。
クライミング終了後、池ノ谷ガリーへ戻るのにクライムダウンか懸垂下降するかになりますが、足元が不安定なのと落石のことも考えて、今回は懸垂下降で池ノ谷までおりました。
チンネ左稜線は、重荷を背負った登山と雪上歩行技術・クライミングの要素と、山の全ての要素を含んだルートです。山の経験をステップアップさせるにはとても良いルートだと思いました!
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