沢登り(鈴鹿、赤坂谷)

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2017年10月11日 (水)~2017年10月11日 (水)
メンバー
天候
晴れ
コースタイム
国道421号沿い神崎橋ゲート-(55分)-入渓点-(15分)-赤坂谷出合-
(110分)-標高660m地点-(145分)-稜線出合-(5分)-釈迦ヶ岳山頂-
(5分)-釈迦ヶ岳最高点-(10分)-釈迦ヶ岳山頂-(50分)-
八風(はっぷう)峠-(10分)-三池岳-(5分)-八風峠-(45分)-
赤坂谷方面分岐点-(55分)-八風谷橋(国道421号出合)-(60分)-
神崎橋ゲート
コース状況
神崎川から赤坂谷(最初は仙香谷となっている)への入口さえ分かれば、あとはそれほど分かりづらい所はありません。分岐点でも、より大きな流れ(もちろん地形図で釈迦ヶ岳方面を確認しながら)を選んでいけば、大きくずれることはないでしょう。
750m地点を越えるとかなりなだらかな地形になり、川底が綺麗な白砂のせせらぎとなって癒されるのですが、これが結構長く続きます。砂に足を取られ、段々疲れてもきます。時間と体力に余裕を持った行動が求められます。
稜線が近づくと、分岐点でも本流か支流かが分かりにくくなってきますが、ゴールと思われる稜線が見えてきたら、安全を確認した上で、登りやすそうな沢筋を詰めてしまっても良いでしょう。
今回は、僕も釈迦ヶ岳頂上から5分ほどずれた地点の稜線に出ることができたので、ほぼ予定通りの沢筋を辿ることができました。
八風峠から八風谷橋に至るルートの、特に下部の踏み跡が薄く、日暮れが迫っていることも相まって、結構分かりづらかったです。予想以上に時間のかかる山行だったので、やはり早めの出発が必須ですね!

水温:そこそこ冷たかったですが、この日は気温が高めだったので、震えるほどには至らず、プチ沢日和でした。
ヒル被害:沢の中では被害なし。稜線歩きでヌタ場を横切った時に小さいのが1匹服に付いていましたが、動きにも迫力がなく、どこかいつもの恐怖感に欠けていました。沢もヒルもシーズン終了といったところでしょうか。
難易度
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感想コメント

今年はほとんど沢登りができなかったので、せめてこの時期に一回登っておこうと思い立ち、なじみのある鈴鹿へ。前回は660m地点で赤坂谷を脱出し、カラト谷へ下りたのですが、今回はせっかくなので赤坂谷の源頭部まで詰め、釈迦ヶ岳にも行ってみようと思いました。
この沢も豊かな渓相をしており、程良く登れるレベルの滝もたくさんあり、ゴルジュあり、ナメ滝もあり、水量も豊富なので泳がざるを得ない深い釜もありと、前半は遡行者を飽きさせることがありません。
750m地点を越えてくると、先のコースコンディションで述べたような感じになりますが、苦労した分、稜線に出て、釈迦ヶ岳の山頂に着いた時の達成感はひとしおです。
八風峠までの稜線歩きも、ブナなどの原生林の森あり、三重県側の雄大な展望ありと、気持ちの良いトレイルで、やっぱり鈴鹿はいいなぁと再認識させられる山行でした。
機会があったら、ぜひ行ってみてください!ホント、気持ちがいいですよ♪ただし、初心者の方は、ある程度の体力を付けた後に、経験者の方に連れて行ってもらってくださいね☆

フォトギャラリー

神崎橋ゲート付近に、通行の邪魔にならないように車を停め、50分ほど歩くと、林道のはるか下に赤坂谷の入口が見えてきます。

いつ来ても水量豊富で綺麗な沢です。10月とはいえ、この日は気温も少し高めで助かりました。

この淵も深いです。泳いだ後、赤坂谷名物、斜滝トイ状8mをまたいで登ります。

そのすぐ上にある10m滝は、左側の岸壁を登っていきます。

617m地点で、カシラコ谷と分岐します。赤坂谷は右の流れへと入っていきます。

660m地点に来ました。この滝の右上に見える大岩を越えると、右側に小さな支流があり、前回はそこから脱出して詰め上がり、カラト谷に降りました。

今回は、本流の施行続行です!その支流を見送ったすぐ後、綺麗なナメ滝が出迎えてくれました。

その後もしばらく、美しい淵と小規模な滝群が続きます。

750m付近から、沢は穏やかな渓相になります。

更に流れは緩やかになり、美しい白砂のせせらぎに、心癒されます。ただし、こんな感じの雰囲気が結構長く続きます!柔らかい砂底に足を取られ、段々疲労感も。

ようやく900m付近から、再び傾斜が付いてきて、水量も徐々に減ってきます。

水の流れが消え、源頭部を見届ければ、稜線はもうすぐそこです。

やっと出ました。三角点がある釈迦ヶ岳山頂です。結構長かった~。

着替えてから、山頂から5分ほどの所にある最高点に移動し、記念撮影。

鈴鹿の山は、天気が良ければ、いつ来ても気持ちいい!

三重・滋賀県境になっている稜線ルートを北上し、振り返ればはるか彼方に釈迦ヶ岳。

下る予定の八風峠まで来ました。

が、すぐそばの三池岳も往復してみました。欲張りだなぁ。

八風峠付近まで戻り、八風谷へと下っていきます。

この後、日暮れに捕まってしまいましたが、地形を見ながら、テープを拾いながら、無事に下山しました。お疲れ様でした!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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