瑞牆山 マルチ継続【一刀&蒼天攀路】
- 投稿者
-
赤羽 康弘
池袋西口店
- 日程
- 2019年08月07日 (水)~2019年08月07日 (水)
- メンバー
- 池袋西口店:高野さん
- 天候
- 晴
- コースタイム
- チップの駐車場(60)小面岩
一刀:取り付き(160)小面岩頂上
蒼天攀路:取り付き(180)小ヤスリ岩頂上
※小面岩〜小ヤスリ岩間は迷いながら1時間弱移動
- コース状況
- 良好
- 難易度
感想コメント
【小面岩】
○一刀(5.11b/8P)・・・グランドアップで拓かれたオールナチュラルプロテクションのルート。
【小ヤスリ岩】
○蒼天攀路(5.12a/3p)・・・2P目のワイドも面白く、3P目の圧倒的な露出感の中登るフェースクライミングが凄まじかったです。
今回はマルチ継続を目的に行ってきました。一刀4P目核心ピッチの写真、またオールナチプロ&グランドアップというスタイルで拓かれたこのルートは、以前から気になっていました。カムは0.3〜3×2+C4.C5.C6を持って登攀開始。1P(5.9)は易しいワイドクラック。C5、C6を使うのはここだけでした。2P(5.11a)は右に数mクライムダウンして、ハンド〜フィンガーで左上。ハイライトの4P目は5.11bのクラック。1年越しにやっとトライ出来ました。登攀欲が湧いてくる想像通り楽しいピッチです。チムニーやトラバースを挟んで、最終ピッチ(5.11a)へ。効きの良いハンドクラックトラバースから核心の1手をこなし、小面岩の広々した頂上へ。チームオンサイトで終える事が出来て嬉しさと安堵感でホッと一休み。下調べ通り支点はもちろん、ビレイ点も残置無しのルートに改めて感激しました。そして頂上から見える壁の中で、一際目立ってそびえ立つ小ヤスリ岩。その中にある『蒼天攀路』は高野氏が以前から気になっていたルートだった様で、計画を変更して小ヤスリ岩へ移動しました。小面岩頂上の北面に懸垂用の支点があるので70mロープで一気に懸垂で降りる事が出来ます。60mでもピッチをきれば降りれます。一度『一刀』取り付きへ戻り、大面岩・小面岩のコルへ。小面新道を進み、黄色いテープを目印に進むと小ヤスリ岩『蒼天攀路』へ到着。1P目(5.10b)木登り&コーナークラック。2P目(5.10a)下から見上げると、難しそうに見える変形チムニーですが、体が上手くハマればズリズリ上がれます。この辺りで結構な高度感がありました。2P目終了点は安定しています。核心の3P目は、カンテを回り込むように左へトラバース。その後カンテと細かいホールドを使ったフェースクライミングです。5.12aというグレード以上に感じるピッチで、トップアウトして終了。あの高度感の中クライミングが出来たのは、いい経験になりました。しかも都内から日帰りで行けるなんて他にはそうそう無いと思います。次、また来ます。
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