みんなでトコトコ山行脚 三徳山(鳥取県 899.6m)編

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投稿者
渡部 嘉章
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日程
2019年08月20日 (火)~
メンバー
池袋西口店 渡部
その他 2名
天候
曇り
コースタイム
三徳山参道入口>10分>参拝登山事務所>5分>カズラ坂>20分>文殊堂>5分>鐘楼堂>5分>観音堂>20分>文殊堂>30分>参拝登山事務所>10分>三徳山参道入口
コース状況
・三徳山は修験道であり、山頂は踏めません。
・三徳山三佛寺所有の「投入堂」で有名な場所で、毎年滑落者が出ており、歩行には慎重を期して下さい。また、今月も滑落者が出ており、雨の日は参拝入山禁止になる事もあります。
・2人以上でないと入山できませんのでご注意ください。
・入山料は本堂まで400円、投入堂まで800円です。入山は午後3時までです。
難易度
Google Map
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  • おとな女子登山部

感想コメント

・岡山店勤務時代によく尋ねられ、テレビでも紹介されていた「投入堂」。行ってみたかった場所に行ける機会を得て、登拝する事にしました。

・今回は家族同行なので、しっかり準備するよう事前に伝えて準備万全!ただ、天候が心配でした。当日の朝は猛烈な雨・・・。「これはダメか」と半ばあきらめていましたが、何とか雨は上がり、一縷の望みをもって現地に。

・まずは遥拝。下から仰ぎ見ても不思議な光景です。まるで磨崖仏のように山肌に張り付くように建てられた投入堂に圧倒されます。

・さて、準備を整え出発!と、思ったら唖然とするいでたちの2人・・・。「登山の恰好」と言っていたにも関わらず、ハイキング以下のいでたち・・・。これでは入山を断られるかも・・・。

・とりあえず参拝登山事務所に行ってみると微妙な表情の係りの方・・・。何とか私の装備を見てから2人に向かって「重々注意して下さい!」と念を押されながらも通して下さいました!よかった・・・。

・ホッとしながら登拝開始。1人で来られていて私たちのグループと同行する事で入山を許可された方と4人。何とか無事に投入堂を拝みたいところです。

・最初の難関は「かずら坂」急傾斜&滑る木の根が難敵です。足場はあるので慎重にクリアすれば基本的には問題ありません。が、子供の身長では厳しい部分もあるので心配でしたが、ここは平然とクリア。

・次に「鎖坂」。文殊堂手前の一方通行の急傾斜。鎖に頼らずとも登れますが、最も滑落の多い箇所なので、鎖も上手く使いながらクリアした方が無難です。

・文殊堂は土足厳禁ですが縁側部分のみ外周が歩けます。小さいお堂ですが、ほぼ空中にせり出している感じなのでスリルもあり、写真を上手く撮ってあげると本当に絶景の写真になります!!空いていればここでのんびりするといい感じです。

・文殊堂~観音堂間は坂の斜度は大分マシになりますが、「馬の背・牛の背」など歩きにくい箇所はまだまだありますので気を抜かずに歩きましょう。5分ほどで鐘楼堂があります。

・観音堂に着くとそのすぐ先が終点になり、前方に投入堂が現れます。建物の素朴な美しさや、まさに山の岩肌をくりぬいたような地形、どうやって木を運んで建てたのか分らないお堂の謎等、しばらくは古の英知に感動する事間違いなしです!!(子供はすぐに飽きていましたが・・・)

・下山はより慎重に!特に文殊堂の下部の鎖坂は滑り落ちると結構大事になってしまうと思われます。滑らないよう、振られないよう注意して下って下さい。

・すれ違うグループは少なかったですが、「想像してなかった」「考えが甘かった」とリタイヤしている方々は口にしていました(実際うちの2人もナメてましたし・・・)。

・赤い橋が見えてきたらゴールは目前です。無事着いた安堵感もあってか、前方にそびえる杉の大木と赤い橋がより荘厳に、厳格に感じました。本当にいい体験が出来ました。もう一度晴れた日に来てみたい!もっとじっくり文殊堂と投入堂を眺めていたい!!と感じました。

フォトギャラリー

どうやってこんな場所に建てたのかは今もって解明されていない!圧巻の「投入堂」。

洗心の道。三徳山三佛寺への鳥居。凄く趣があります。

駐車場付近から「投入堂」を遥拝。実際に見ると本当に不思議な光景です。

参道入り口。1時間前までものすごい雨で入山禁止だったそうで、結構すいていました。

登山に適した服装ではない2人がいた為、門前払いになるかと思いヒヤヒヤ・・・。何とか本堂まではクリア。

参拝登山事務所前で服装のチェック図をじっと見る子供。さぁ、通してもらえるか!?

何とか私の服装と装備で2人も免除してもらい、登拝できる事に。よかった・・・。

歩き始めて最初の難関「かずら坂」。雨上がりで木の根は滑る!しかも急傾斜!!

フォローできる位置で見ていたが、何度か山に連れて行っているだけあって、足の置き方が安心できる。それでもヒヤヒヤするけど・・・。

往路、復路で一方通行になっている場所も多いです。文殊堂手前の鎖坂も同様です。

何とか文殊堂に到着。クライミングジムにも連れて行っていたのもあってか、余裕の顔で登ってきました。

絶景の文殊堂!足元は完全に絶壁の上。高所恐怖症にはちょっとツラい場所でしょう・・・。でも凄いです!

地蔵堂に到着。ここには鐘楼があります。

鐘を撞いて気持ちを引き締めます。が、子供は楽しんでいるだけか!?

最後の難所「牛の背・馬の背」。この道の足場も滑る!雨上がりは特に滑る地質です。

最終地点に近い観音堂。ここは胎内めぐりになっています。

向けるとこのような感じでお堂が建造されているのが分ります。

観音堂の少し先が終点の投入堂の遥拝場所になっています。間近で見ると本当にどうやって建てたのか、なぜあんな山肌なのか、疑問が尽きません。

下りは特に慎重に!!文殊堂の鎖坂の下りは滑落者が多数出ている要注意箇所です。

橋まで来ました。あと少し。立派な杉の大木と赤橋が荘厳さを強調している様な気がします。無事下山です。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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