北八ヶ岳　トレースなしの縞枯山とトレースありの北横岳

北八ヶ岳の北横岳（きたよこだけ・2480ｍ）は南八ヶ岳の横岳と区別するために「北横岳」と呼ばれていて、三角点のある南峰2473ｍと脩那羅大天武が祭られる北峰2480ｍの二峰があります。北横岳は北八ヶ岳らしいシラビソで覆われたなだらかな山裾を持ちながら厚い溶岩流と溶岩円頂丘からなる活火山です。
今日は昨日に続き、悪天ですが、昼から晴れ間予想の北八ヶ岳を選びました。茅野市街も北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅も雪がない状態でここでも暖冬を感じましたが、昨日の雪で多少は期待。
ロープウェイ山麓駅から上を見ると厚いガスで覆われ、本当にこのガスが取れるのかと思うが、市街は若干、展望がありました。山頂駅に着くと、ガスまみれ、30～40ｃｍ程度の新雪が積もり、スノーシューを置いてきたことに後悔する。晴れ間を期待して北横岳は後回しで先に縞枯山へ向かいますが、全くのノートレースで特に縞枯山荘周辺の雪原ははずすと腰上まではまる始末で後続のスノーシュー登山者にトップを替わってもらい、なんとか雨池峠へ。ここでスノーシュー登山者と別れて、ツボ足で縞枯山の直登へ。しかし、平坦ではないのでノートレースでも新雪分だけが埋まる程度で下は固く、いいペースで山頂へ到着。この先の茶臼山方面もノートレースのようで、傾斜のない深そうな樹林帯が続きそうな道です。縞枯山荘まで下りますが、途中でロープウェイで一緒だった登山者が4・5人登ってきましたが、こちらにも来るのだと意外でした。
坪庭南口から今度は北横岳へ向かいますが、こちらは朝の登山者がしっかりトレースをつけてくれたようで快適なトレースが続き、アイゼンかツボ足がいい感触でした。途中、日が差し、青空が見えた時間帯もありますが、基本、山の展望はなし。途中の三ツ岳方面も全くトレースなしで雪が深そうでした。晴れていたらよってもいいのですが、今日は遠慮しておきます。
山頂に向かい、しばらく時間待ちしてみましたが、風が強くガスが抜けそうな感じもありましたが、結局、展望はなく回復兆しもないため、諦めらめて帰りました。展望を期待していただけに残念でした。