名古屋近郊の山⑰　手頃な里山　岩巣山

岩巣山（いわすやま・480ｍ）は瀬戸市街地ながらも深い山並みに囲まれ自然豊かな里山で東海自然歩道が通ります。花崗岩の岩山で途中に点在する巨岩群が鳥の巣に似ているため岩巣山と呼ばれるようです。登山口の岩屋堂公園は紅葉の名所でまた鳥原川沿いの川遊びもファミリー層に人気のエリアです。
今日は瀬戸一帯にかかせない用事があり、その帰りに密を避け、15時以降に入山しましたが、さすがに全く登山者とのすれ違いがなかったです。
岩屋堂公園は今、新緑がきれいなですが、若干、ファミリー層が川遊びをしていたくらいで、人はほとんどいません。このコースは東海自然歩道が走っており、整備は行き届いていて、最初から階段が多いです。前半は巨岩巡りのような感じでなかなか変化があります。岩巣山展望台まではそれほど時間がかかりませんのでお子様連れでもちょうどいい散策コースでしょう。展望台からは名古屋市街も見えますが、周辺は緑が深い所というのがわかります。ここから山深いところを進み、さらに一旦下り切り、さあに道標には白岩としかでて来ず、一本道とはいえ、やや不安になるかもしれません。上がりきると元岩巣山分岐で元岩巣まではすぐです。元岩巣から周辺も見ると本当に樹木しか見えず、低山ながら本当に山深さを覚えます。向こう側になだらかな岩巣山が拝めるので、ここからの行き先がわかります。岩巣山まではほぼ尾根歩きで楽に行けますが、なんだか岩屋堂からかなり遠回りした気分でなかなか着かなかったのが印象です。おそらく岩巣山から先の尾根を下って行くと岩屋堂に行けそうですが、分岐の所に戻ってくるような書いてありました。
帰りの途中で初見のギンランに出会え、満足しました。ただ、うす暗い森の中できれいに撮れなく残念でした。
今日はそよ風も吹き、湿気もなく快適でした。