「小津の白薔薇」を求めて~奥美濃・小津権現山
- 投稿者
-
本田 康之
イオンモール各務原店
- 日程
- 2022年03月09日 (水)~2022年03月09日 (水)
- メンバー
- イオンモール各務原店 本田康之
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 道の駅ふじはし(45分)横山ダム監視施設(80分)小津権現山(51分)横山ダム監視施設(35分)道の駅ふじはし
- コース状況
- アプローチ
・マイカーは国道303号道の駅ふじはしを目指します
・公共交通機関は養老鉄道揖斐駅から揖斐川町コミュニティーバスがありますが昼間のみ
①道の駅ふじはしに駐車できます
②道の駅ふじはし裏手にある道路から工事中の林道に入り、右手の階段で上部の送電線を目指し、その先の尾根を辿るかイビデンの森遊歩道を進んでも上部で尾根に合流します
③標識は全くなく、ただ、地図を見ながら直登する
④次の送電線から先は尾根の直登でだんだんキツくなりますが踏跡があります。今回は途中から雪がでできましたが、本当に急登ですが、木をつかみながらでも登るしかない
⑤この尾根は横山ダム監視施設手前で横山ダムからの主尾根に合流します
⑥横山ダム監視施設からは何度か小ピークを越えていきますが特に監視施設上部が急です。途中から右側に雪庇がありますが、規模は小さいです。
⑦999ピーク手前でようやく小津権現山が見えます
⑧999ピークからやや傾斜が落ちますが、山頂直下で急登があります
⑨小津権現山には祠があるはずですが、埋まっていました
⑩立ち寄り湯はいび川温泉ふじはしの湯が540円(木曜休み:冬季は10:00~20:00)
- 難易度
感想コメント
小津権現山(おずごんげんやま・1158m)は能郷白山と共に白山権現社を祀る山で、山名の権現山は白山権現を祀る山であることに由来、山頂から白山を望むことができる。花房山と雷倉とともに小津三山の一つでこの3つの山は近年まで登山道はなく、各々の山への登山道ができてもその間は薮混じりになっていて、雪がある時に登る方が多い。
2月に登った際は重いラッセルに苦しめられ、到達できず、悔いが残ったので、もう一度登ってきました。前回のふじはし観音参道を前夜に偵察すると全く雪がないのが確認できたので、今回は道の駅ふじはしから直登で登るルートを選びました。こちらも全く雪がないのですが、冬季限定のふじはし観音参道と違って、地形図には登山道があります。
このルートは尾根の末端から登る道でその末端が道の駅になっています。現在、尾根末端部分の林道が工事中でしたが、早朝の為、林道に入って、上部の送電線から尾根に取り付きましたが、帰りはイビデンの森遊歩道をたどっていき、道の駅に降り立ちました。
この尾根は半分、林業の道のような感じで薮はないですが、杉林をひたすら登るような尾根で最後は本当に急坂でした。ラッセルならとんでもない角度なので、雪がなかったらというのは納得です。尾根の途中で雪が出てきましたが、トレースをたどり、楽に進め、前回の横山ダムからの尾根まで1時間もかからず、あれだけ苦労した2月が嘘のような速さです。尾根からは今度は雪が締まっており、そのままツボ足歩行でスピードアップしてあっという間に山頂まで到達できました。
山頂は何もない雪原で隣の花房山が手前の尾根が巻き込むように重なる様子で「小津の白薔薇」と言われる所以がわかりました。
まだ8時なので花房山まで行けそうな勢いでしたが、トレースは全くなく、しかもハマっていく雪質で、スノーシューを持参してはいても見るからに苦労しそうな感じだったので、あえてやめて違う山に行くことにしてすぐ下山しました。
帰りも高速で下り、杉林の急坂もさらにスピードアップして一気に下りました。
あまりに早く終わってしまったのが、拍子抜けで雪質の違いをあらためて感じさせられました。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。