支笏湖周辺の山 紋別岳
- 投稿者
-
石渡 健一
GRAVITY RESEARCH SAPPORO
- 日程
- 2022年08月02日 (火)~
- メンバー
- グラビティリサーチ札幌 イシワタ
好日山荘サッポロ サイトウ
- 天候
- ☁
- コースタイム
- 登り・・・1時間(早歩き)
下り・・・25分(走り)
- コース状況
- 駐車スペースあり
山頂まですべて舗装道路のため歩きやすい
一般車両は通行禁止
- 難易度
-
感想コメント
支笏湖畔の知る人ぞ知る秘湯「丸駒温泉」
大正時代創業のこの老舗温泉に行ったことのある方なら、その露天風呂からの素晴らしい眺望を憶えているはず
目の前に広がる静かな支笏湖とそれを囲む山々
その中でもひときわ目立つ威風堂々とした山容を持つ塊
その塊こそ今回登った山
ではなく、風不死岳(ふっぷしだけ)という名で知られる1102メートルの活火山だ
支笏湖と山がテーマの写真では、間違いなくこの風不死岳が主役だろう
山らしいシルエット、深くえぐれた沢筋、湖畔にどっしりと腰を据えた立派なたたたずまい
どれをとっても唯一無二の、SNS映え間違いなしの一級品
写真に興味のない一般人でも、支笏湖と風不死岳の自然が織りなす雄大な共演を目にしたら、思わずスマホを向けてしまうでしょう
そんな景色を、温泉のしかも露天風呂から眺められたらどんなに気持ちがいいことか
そんな贅沢ができてしまうんです
そう、丸駒温泉なら
我々はまず、この由緒正しい丸駒温泉で身を清めてから登山に臨むことにした
サウナと熱めの露天風呂で汗をかき、湖畔の風にあたりながらゆっくりと山々を見渡す
露天風呂から支笏湖と風不死岳を眺め、稜線をなぞるように目線を左の方へ移動させると、支笏湖温泉街の少し上あたりに、何やら異様な景色を発見
神秘的な山々のなかに、なぜか電波塔のような人工物が突き刺さった山頂があるのだ
特に形容する言葉もない小さな山だが、山頂にそびえるその不自然な人工物のおかげで、風不死岳とは違った意味で人々の目を引いていることだろう
その一風変わった山こそ、今回登った「紋別岳」である
温泉からあがり、脱衣所で登山服に着替えて十分な水分補給をしてから登山口へとむかう
紋別岳の登山口は、国道453号線を丸駒温泉から支笏湖温泉街方面へ進み、支笏湖温泉街に入る直前でわかりづらい小さな横道を左折
冬に凍ったら全く上がれなくなりそうな坂を少し進むと、10台くらい停めれそうな駐車スペースがあるのでそこで車をおりる
その先にも車道は続いているがすぐにゲートで行き止まり
ゲート前には駐車スペースはなし
登山道はというと、全行程が舗装道路
山頂にそびえる人工物へのアクセスのためである
土を一度も踏むことなく登頂できる貴重な山
歩きやすいのでついついペースが上がってしまう
温泉で火照った身体から大量の汗がこれでもかというほど吹き出し全身を濡らす
山頂はというと、今回はあいにくのガス
支笏湖が一望できそうなロケーションだったので残念
露天風呂から見えていた電波塔を真下から確認して下山となった
みなさんには天気の良い日にぜひ登ってみてほしい
丸駒温泉の日帰り入浴は15時までなので登山後に行かれる方はお早めに!
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。