エゾトリカブトとコクワの実

手稲山の平和の滝コースを往復で登ってきました。

沢沿いの登山道にはたくさんの「エゾトリカブト」が咲いていました。
全草が猛毒で、特に根の部分は人がほんの少し食べただけでも死んでしまうくらい強力で、アイヌ文化ではエゾシカやヒグマなどの大型の動物を仕留める毒矢の材料として使われていたそうです。

エイリアンみたいな独特の形をした紫の花が咲いていたのでわかりやすいですが、誤って食べたり、知識のない友人にいたずらで食べさせたりしたら大変なことになってしまうので、絶対にやめましょうね。


食べるといえば、布敷の滝の手前でコクワの実がなっているのを見つけました。
冬ごもり前のヒグマの大好物で有名な秋を代表する果実ですが、まだ時期が少し早かったので固くて酸っぱかったです。
ヒグマや他の動物たちは、熟して地面に落ちたものを食べるそうですね。

もう少し秋が深まって美味しくなったら近所のヒグマと一緒に食べに行きたいです。