槍ヶ岳~大キレット~北穂高岳縦走

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投稿者
加藤 雅子
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日程
2022年09月26日 (月)~2022年09月28日 (水)
メンバー
神戸店2名
天候
晴れ・曇り・雨
コースタイム
[1日目]新穂高温泉→滝谷出合(3:10)→槍平小屋(1:00)→千丈分岐点(2:00)→槍ヶ岳山荘(1:35)
[2日目]槍ヶ岳山荘→南岳小屋(2:40)→長谷川ピーク(1:15)→北穂高小屋(2:10)
[3日目]北穂高小屋→涸沢ヒュッテ(1:40)→本谷橋(1:00)→横尾(0:50)→徳沢(1:00)→明神(0:55)→上高地(0:40)
コース状況
新穂高温泉から滝谷出合まで整備された林道歩きが続きます。ここから山道が始まります。登山道は整備されており歩き易いですが、ゴロゴロした石が多いのである程度ソールのしっかりした登山靴(ミドルカットからハイカット)がおすすめです。千丈分岐点まで樹林帯が続きます。千丈分岐点から視界は一気に開けひたすらゴロゴロした石の道を歩きます。今回は飛騨乗越へ歩いたのですが、風もなく晴天だったので、千丈乗越から稜線歩きが正解だったようです。(先行者の方からのアドバイス。景色が良いから)ほぼ、ここまで標高差2000mを歩くので苦行です。体力と気力しかないです。槍ヶ岳は往復約1時間弱。空身で上がれます。手がかり足掛かりはありますが、慎重に三点指示を意識しつつ登ります。個人的にはソールの固い靴が安定して歩き易いと思います。

槍ヶ岳山荘から南岳山荘まではアップダウンを繰り返しながら、石と岩の道を稜線歩きします。景色を堪能。ここから大キレットの始まりです。気合いを入れてヘルメット装着、エネルギー補給もし緊張感を持って挑みます。雨や風が無ければ岩は滑りににくく、手がかり足掛かり、鎖場、ハシゴ、常に三点支持を意識して歩きます。
2箇所ほど稜線を跨ぎますが、ステップや杭を打ってくれているので乾いていれば安心して通過出来ます。高度感は半端ないです。ご注意ください。A沢コルでザックを下ろし、飛騨泣き(岩の壁)に挑みます。前回もそうですが、ここが一番キツイ。体力的にも疲労もあり高度感もり、鎖、ハシゴ、杭、全部混みです。北穂高小屋が見えてからも遠い。

北穂高小屋から北穂高岳は階段で1分ほど。
涸沢小屋まではハイマツ帯がでるまで、岩と石の道が続きます。鎖場、ハシゴ、あり。長い鎖場を越えればあとは一安心。
涸沢から本谷橋まで、整備されていますがゴロゴロした岩、石の道を下ります。道は狭いので、すれ違いには譲り合いが必要です。団体の方も多いのですれ違いに時間がかかる場合があります。
本谷橋から上高地まではゆったりのんびり歩けます。
難易度
Google Map
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感想コメント

2度目の槍ヶ岳、大キレット縦走へ。
前回は天候の影響で槍ヶ岳へは登頂出来なかったので、今回17年振りの登頂です。
1日目の天候は最高で、気温も高すぎず、晴天で景色は最高でした。
千丈分岐点からの最後の登りはなかなかの苦行で、自分との戦いになります。アミノバイタルパーフェクトエネルギー(ゼリー)に私は救われました。2日間の行動食用に2個準備していましたが、ここで2個使い切ってしまいました。
槍ヶ岳アタックは空身なので、ひょいひょい登れますが、高度感は半端ないので、もちろん慎重に緊張感を持って登ります。頂上は360℃の大パノラマで富士山も見え、数々の山々が見れました。自分が今までに登ったことのある山々が見えるのは、感慨深いものがありました。風もなく晴天で本当に最高でした!

2日目、12時以降天気が崩れる予報のため、大キレットから北穂高小屋までの山行を結構。少し曇りもありましたが晴天もあり幸い風がほとんどなく視界も良好、気温も快適でかなり好条件で歩けました。最後の飛騨泣き(北穂高小屋直下)は2度目ですがやはりめちゃくちゃしんどかったです。しっかり泣かされました。((T_T)) ちょうど北穂高小屋に上がり切った頃から天気予報通り雲が増えあっと言う間に視界がなくなりました。

3日目、昨晩から明朝にかけしっかり雨。天気予報では6時から12時は少し雨が止み、その後15時までまた少し降るとのこと。6時過ぎになりそろそろ出発の時間。雨はかなり小さくなっていたので、岩は濡れていましたが、下山開始。二人とも靴のグリップがよく濡れた岩で滑ることはほとんどありませんでした。その後、長いハシゴ、鎖場も慎重に通過し涸沢へ到着。楽しみにしていたおでんは何とまだ仕込み中・・・。またの機械となりました。
ここからは、多少の雨でも道が整備されているため安心して歩けます。あとはひたすら長いだけ。ぞくぞくと上がってこられる方々とすれちがいながら、徳澤園のカレーとソフトクリームを楽しみに頑張って歩きました。
二人ともケガなく無事に下山出来て本当に良かったです。

[服装]
①肌着(ファイントラック ドライレイヤーベーシックブラタンクトップ)
②セカンド(アイスブレーカー 150ロングスリーブTシャツ、150Tシャツ重ね着)
③風よけ(TNF スワローテールフーディー)
④雨具上下
[小屋内]
薄手化せん綿ジャケットまたはダウンジャケット
ウールタイツ、ダウンパンツ

フォトギャラリー

槍ヶ岳頂上~

滝谷出合

槍ヶ岳山荘と槍ヶ岳

朝日と槍ヶ岳

大キレット挑み中~

A沢のコル(書いてる)ホット一息と最後の飛騨泣きに向け整え中?

ヘロヘロの後のご褒美。北穂高小屋ボロネーゼ、美味しかった~!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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