関西の雪山(42) 藤内沢から登る御在所岳

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投稿者
本田 康之
イオンモール各務原店 店舗詳細をみる
日程
2023年02月08日 (水)~2023年02月08日 (水)
メンバー
イオンモール各務原店  本田康之
他1名
天候
晴れ/雪/曇り
コースタイム
冬季ゲート前(10分)蒼滝東詰裏道登山口(36分)藤内小屋(25分)藤内沢出合(60分)コウモリ滝下(43分)3ルンゼ(10分)登山道(7分)中道下山口(50分)キレット(77分)中道登山口(25分)冬季ゲート前
コース状況
アプローチ
・車利用の方は国道477号鈴鹿スカイラインを進み、湯の山かもしか大橋手前の路肩が
 最短(鈴鹿スカイラインは蒼滝大橋分岐で冬季通行止)
・公共交通機関は近鉄湯の山温泉駅から湯の山温泉まで三重交通バスがあり
 (近鉄湯の山温泉駅から湯の山温泉まで歩くと50分程度)

➀湯の山かもしか大橋の無料駐車場は10台、平日でも7時には到着したい。
②駐車場から冬季ゲートを通り、鈴鹿スカイラインを蒼滝大橋東詰にある裏道登山道へ
③砂防堰堤までは山道でなく作業道を通り、藤内小屋まで2度木の橋を通るのでスリップ注意
④藤内小屋にチップ制トイレ、水の蛇口があります
⑤5合目過ぎたところに藤内壁の看板があり、ここで三滝川を渡ります
⑥藤内滝は手前に右岸の樹林帯の巻道、滝下右岸から先ほどの巻道へあがるルートあり
⑦巻道は沢筋側が切れたトラバース道になり、不安定な雪なら危険
⑧続くコウモリ滝はお助けロープがでていたら、1ステップで登れます
⑨しばらく急になり、途中で左へ登っていくと、3ルンゼ
⑩3ルンゼから左の樹林帯へ入って、登り詰めると登山道にでます
⑪中道は9合目~8合目の鎖場が注意、キレットは今回は雪があまりついていなく、3合目の裏道分岐下くらいまでは雪がありました
⑫立ち寄り湯は湯の山温泉や片岡温泉など500円~1200円まで日帰り入浴できる箇所が数か所あります
難易度
Google Map
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感想コメント

御在所岳(ございしょだけ・1212m)は日本二百名山の一つで急峻な岩壁を持つ鈴鹿でも代表的な山で先は多くのツツジ科が開花、冬は樹氷が見られます。
麓から御在所ロープウェイが年中、運行されていることから登山客から観光客まで東海地区では最も人気のある山ですが、一方では藤内壁などの岩肌を有し、ロッククライミングの名所でもあり冬季はアイスクライミングも楽しめるという変化に富んだ山です。
今回はバリエーションルートである藤内沢から上がり、中道で下りました。藤内沢は夏は狭く急峻で登りにくく、冬は雪が着くと登りやすくなり、上部でアイスクライミングする為のアプローチとして使われます。
今日は久しぶりに裏道で登っていきますが、藤内小屋上から見る上部は快晴で最高のコンディションと思われました。急ぐこともないので出発自体も遅く、ハーネスやアイゼン装着のために休憩した藤内沢出合ではさらに後発のガイド登山パーティーにも抜かしてもらいました。藤内滝はガイドパーティーが滝下の右岸を登っていたので、私たちは手前の樹林帯から回り込み先回り、ここのトラバースも雪がしまっていて問題なく、滝上へ。
次のコウモリ滝も昨年は雪が多くて埋まっていたようですが、お助けスリングが出ていたので1ステップで難なく超えられました。この先は急になりますが、立って歩けるくらいなので、問題なく、前尾根を背にしてステップを切ってひたすら登るのみ。3ルンゼ手前から雪が激しく降ってきて、視界も悪くなってきましたが、3ルンゼで持ってきたアイススクリューで少しだけ遊んだ上で、寒いので登山道へすぐに抜けました。この区間で樹氷を期待しましたが、皆無。
中道で帰りましたが、湯の山方面は展望がよいですが山頂部はいつまでもガスの中で肝心な所で晴天に恵まれず、残念でした。

フォトギャラリー

3ルンゼの青い滝

鈴鹿スカイライン冬季ゲート

裏道の砂防堰堤

藤内壁が見えてきました

藤内沢でアイゼンとハーネス装着

ガイドパーティーと藤内滝

藤内滝の上

小さいけど氷柱

コウモリ滝

コウモリ滝上から下を見ます

急になってきます

前尾根が見えます

どんどん登ります

3ルンゼ到着

アイススクリューで遊ぼます

右の樹林帯から登山道へ向かいます

下山は中道

いつもの地蔵岩

鎌ヶ岳もあやしい天気です

虹が見えました

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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