まんまと美瑛岳~十勝岳縦走

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投稿者
斉藤 裕一
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日程
2023年08月23日 (水)~2023年08月23日 (水)
メンバー
斉藤
石渡(グラビティリサーチ札幌)
他 1名
天候
晴れ時々曇り
コースタイム
望岳台 → 美瑛岳 4:00
美瑛岳 → 十勝岳 2:00
十勝岳 → 望岳台 2:45
コース状況
総距離 16.0km
獲得標高 1600m
急登、ロープ&ハシゴ、渡渉、
岩場、稜線歩き、砂漠の様なザレ場。
見所たくさんの登山道。
灼熱、大量の虫のマイナス条件も重なり
距離、標高よりもつらいコンディション。
難易度
Google Map
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感想コメント

前日の大雪山に続き、十勝岳連峰へ!
当日の札幌市内は観測史上最高の36.3℃です。
標高が900m以上ある望岳台でも、
登り始めた9時頃には33℃ありました。

今回は美瑛岳に行ってみようと思い、
望岳台から避難小屋まで行かずに美瑛岳方面へ。
しかし、この分岐地点までは日光を遮る物が全くなく、
登山一日分の汗をこの2.0km弱で
かいてしまいましたね。

ここからは大きくトラバースします。
途中、深い沢を超えるのに
ロープとハシゴを使用する箇所はちょっとした難所です。
その後、わりとしっかりめの渡渉を過ぎ、
ハイマツの中の道を抜け、
美瑛富士方面との分岐まで来ると、
山頂が見えてきました。
ここから一気に400mくらい標高を上げて山頂です。

美瑛岳の山頂はすごい虫の量で、
写真だけ撮って、すぐに虫のいない場所まで避難し、
そこ(さらに先の美瑛富士方面との分岐)で休憩。
実はこの時、虫から避難するふりをして、
同行者を十勝岳縦走方面にバレずに誘導。
既成事実を作る事で、
十勝岳縦走へプラン変更にまんまと成功。

この先は初めてのルートです。
稜線歩きが続くので気持ちいいですよ。
ルート上の一番標高が下がる辺り(約1700m)で、
8/15に熊の出没情報があったので、
注意しながら進みます。

ここから十勝岳ピークまで、
400m弱登りますが、
まずは鋸岳(ピーク手前)を目指します。
名前の通り北尾根がギザギザでかっこいいです。
そして、この登りが砂漠のようなザレ場です。
体力をかなり消耗しながら登り切ると、
十勝岳山頂が見えて来ます。

もうすぐそこですね。
手前の平ヶ岳を通って、
最後に岩場を登ると山頂到着です。

この時点で16時でしたので、
長居はせずに下山開始です。
日没に間に合うかなー?と思いながら歩いていましたが、
避難小屋を過ぎた辺りで、
綺麗な夕日のご褒美まで頂き、
無事、日没前に下山出来ました。

~お立ち寄りスポット~
吹上温泉 白銀荘 入浴料700円


☆服装・装備について☆
ウェア類…
インナー(ファイントラック:ドライレイヤークール)
Tシャツ(化繊)
アームカバー(N・rit:チューブナイン・クーレット)
スポーツタイツ(薄手)
ハーフパンツ(水陸両用系)
ソックス(ダーンタフ:ブーツフルクッション)

その他の装備…
シューズ(サロモン:Xウォードレザー)
※一般的にはハイカットの登山靴がオススメ
バックパック(グレゴリー:ズール30)
ナルゲンボトル(500mℓ)
プラティパスソフトボトル(1.5ℓ)
ストック(ノーザンカントリー:TR-3023)
熊鈴(熊に金棒)
熊スプレー(カウンターアソールト)
防虫剤(森林香:蚊・マダニよけスプレー)

フォトギャラリー

美瑛岳~十勝岳。

灼熱の望岳台。

美瑛岳方面へ。

救助ヘリかと思いきや、国土地理院のヘリでした。

この沢渡りはなかなかの難所。

高所恐怖症には辛いです。

ジャングルゾーン。

渡渉。

山頂見えて来ました。

山肌のカッコ良さ。

山頂到着!虫の多さに即退散。

十勝岳縦走ルートへ。稜線歩きです。

鋸岳。

砂漠の様な道。

もう少しです。

平ヶ岳。

十勝岳山頂見えました。

ようやく到着。

避難小屋まで下りて来ました。

ご褒美の夕日。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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