日帰りで谷川主脈縦走
- 投稿者
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本田
イオンモール各務原店
- 日程
- 2024年06月19日 (水)~2024年06月19日 (水)
- メンバー
- イオンモール各務原 本田
他1名
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 谷川岳ロープウェイ駐車場(10分)西黒尾根登山口(106分)ラクダのコル(63分)谷川岳トマの耳(5分)肩の小屋(54分)オジカ沢ノ頭(57分)大障子ノ頭(43分)万太郎山(110分)エビス大黒ノ頭(69分)仙ノ倉山(39分)平標山(23分)平標山の家(32分)平標山登山口(46分)駐車場(5分)平標山登山口バス停
平標山登山口16:55⇒越後湯沢駅17:33 (南越後観光バス)
越後湯沢駅17:52⇒土合駅18:18 (JR上越本線)
土合駅(15分)谷川岳ロープウェイ駐車場
- コース状況
- アプローチ←谷川岳ロープウェイ駐車場まで
・公共交通機関はJR水上駅・新幹線上毛高原駅から関越交通バスがあります
(最寄駅はJR土合駅で上記のバスも通ります)
・車利用の方は国道291号で谷川岳ロープウェイ土合口駅へ
①駐車場は谷川岳ロープウェイ駐車場を利用、24時間入場可能でトイレもあり
(平日500円・休日1000円)。
他には谷川岳インフォメーションセンター前駐車場が無料。なお、JR土合駅前駐車スペースは駐車不可です。
②西黒尾根登山口までは舗装路
③ラクダの背手前で鎖場があり、ややヤセ尾根になります
④ザンゲ岩辺りは蛇紋岩地帯で岩が滑ります
⑤西黒尾根の最後に残雪があります
⑥肩の小屋にチップ制トイレがあります
⑦肩の小屋からしばらくはハクサンイチゲとハクサンコザクラがたくさん見られます
⑧オジカ沢ノ頭まで笹原が中心で、道も細く、少しずつアップダウンがあります
⑨途中、鎖場のある岩場があります
➉オジカ沢ノ頭直下に避難小屋があります
⑪小障子の頭・避難小屋・大障子の頭と笹原の快適な稜線が続きます
⑫次の万太郎山も同様
⑬万太郎山からしばらくヤセ尾根が続き、笹原の尾根をトラバースし、その先に避難小屋
⑭エビス大黒ノ頭までアップダウンが激しく、笹原と時々、岩場がある
⑮エビス大黒ノ頭から今度は急な笹の下りで、次の仙ノ倉山も途中の避難小屋がある
⑯仙ノ倉山手前から笹原でハクサンイチゲのお花畑が多くなる
⑰仙ノ倉山~平標山はなだらかな草原でハクサンイチゲの大群落、木道が続く
⑱平標山は広い山頂だが、遮る箇所がなく暑い
⑲平標山から平標山の家までも木道が続き、緩やかな草原が続く
⑳平標山の家には水場・トイレがあります
㉑平標山の家からはすぐに樹林帯に入り、木の階段も混じる
㉒駐車場までの林道が長く、途中から林道から降りて、登山道を歩く
㉓駐車場にきれいなトイレがあります
㉔平標山登山口バス停は国道を逆方向の三国峠方面へ
㉕越後湯沢駅内に「酒風呂 湯の沢」があり、800円(10:30~18:00)
- 難易度
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感想コメント
谷川主脈は群馬県にある日本百名山・谷川岳(たにがわだけ・トマの耳1963m)と新潟県にある花の百名山・平標山(たいらっぴょうやま・1983m)を結ぶ東西の長大な稜線でそのまま群馬・新潟の国境稜線となっています。途中にある仙ノ倉山(せんのくらやま・2026m)は日本二百名山であり、谷川連峰の最高峰にもなります。
谷川主脈を日帰りで登った後に車を回収する場合、特にJR上越本線の本数がなかり少ない為、気にする必要がありますが、下記の行程からすると明らかに谷川→平標の方が都合がよいということになります。私達も当然、土合を起点にすることにしました。
平標登山口14:20→南越後観光バス→14:58越後湯沢駅15:07→JR→15:33土合駅
平標登山口16:55→南越後観光バス→17:33越後湯沢駅17:52→JR→18:18土合駅
土合駅13:41→JR→14:05越後湯沢駅15:30→南越後観光バス→平標登山口16:04
土合駅17:57→JR→18:21越後湯沢駅18:40→南越後観光バス→平標登山口19:14
谷川主脈はコースタイム13時間から14時間、総距離約22kmで、目標は14:20のバス、予想は16:55のバスに乗るべく、11時間程度で走破するつもりで谷川岳ロープウェイ駐車場を3時台に出発します。谷川岳までは西黒尾根を使いますが、昨年の春山で登っているので、記憶が新しい。西黒尾根の登山口は3:21発、もちろんまだ真っ暗。4時台には明るくなり、ラクダの背ではしっかり日が差していました。春はこの先、ひたすら雪壁を登った急坂は今度は蛇紋岩の岩場歩きとなります。ツルツルでうっかりすると滑っていくこの黒い岩は要注意、しかしながら周りは高山植物で囲まれていて撮影も忙しなくなります。
今日の西黒尾根は風が強く、岩場では顔を出した瞬間、吹っ飛ばされそうな突風が吹き荒れていましたが、お陰で汗だくにならずに3時間で谷川岳トマの耳に到着。
周辺はガスの為、展望は良くなく、風も強いので寒いくらいです。一瞬、オキの耳が見えたのですかさず、画像に納め、肩の小屋で一休みします。
肩の小屋で6:30着、14時のバスには厳しいですが、16時のバスには充分な気がしてきました。肩の小屋周辺はハクサンイチゲのお花畑が広がりますが、ここは強風で花の撮影どころではありません。この先、ガスの稜線で先の登山道が見渡せませず、登ったり下ったりして、濡れた笹原を万太郎山まで進みます。万太郎山からはエスケープで土樽に下れますが、まだ9時と充分に時間がありますので、もちろん進みますが、正面に見え隠れする大きな山が仙ノ倉山なんだろうろと思うとまだまだ長いのが実感できます。
この万太郎山~仙ノ倉山の間にあるエビス大黒ノ頭前後が一番苦しい行程差で本日の核心でした。このピークは遠くから見るとなかなかいい形をしていますが、それだけしんどいということです。この区間で逆方向から来た登山客とすれ違いますが、逆方向も辛そうな感じです。途中の避難小屋でこの先はお花畑で天国のような道で登山客も多いですよと言われて、少し元気が出ます。仙ノ倉山手前では確かに斜面いっぱいに白いハクサンイチゲが咲き誇っていました。仙の倉山まで来ると、突然、登山客が増えて、やはりこの山まで往復する人が多いのだと実感します。ここで12時過ぎ、疲れた体を癒すべく、大休止。
この先、平標山までは今までと違って、木道で覆われた天国のような登山道で、しかもハクサンイチゲの大群落です。朝方はガスで覆われていた谷川周辺に比べ、晴れ間が渡り、この白いハクサンイチゲが鮮やかでした。
平標山に着くと、一層人が増える。とりあえず、まだ13時なので16時のバスには充分、間に合います。長い道のりだった縦走路も下るだけ、まだ時間もあるので平標山の家で涼んでいくことにします。小屋までもほとんどが木道で、快適に下っていきますが、まだ登ってくる人もいます。平標山の家では冷たい水が蛇口から取れて、コーラも購入し、今日、久しぶりに冷たい水が堪能できました。ここはテントも張れるし、いい所で、小屋も人気のようです。
小屋からバス停までは普通の登山道でようやく樹林帯の中に突入、一部、階段の為、わりに早く林道まで下れました。林道からバス停までは以外に長かったのが印象的です。
最終的には15時30分には下山でき、登山口から約12時間の行程。
バスは15人程度、意外に公共交通機関で来ている人が多かったです。
本日の服装(初夏の中級山岳)
インナーは(アイスブレーカー)半袖Tシャツ+(マーモット)半袖ジップT
ボトムスは(ミロ)3シーズンパンツ
②ギア
登山靴は(スポルティバ)「トランゴトレックGTX」、ザックは(カンプ)30㍑、
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。