鹿児島県 鬼岳(おんたけ) 『サブマリンカンテ』

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投稿者
戸田 竜也
アミュプラザみやざき・やま館店 店舗詳細をみる
日程
2024年11月27日 (水)~2024年11月27日 (水)
メンバー
アミュプラザみやざき・やま館店 戸田
友人1名
天候
曇り
コースタイム
【アクセス】
徒歩
JR指宿枕崎線・山川駅→山川港
歩行時間 30分 2.2km

なんきゅうフェリー
山川港→根占港
乗船時間 48分 13km

徒歩
根占港→ねじめ温泉ネッピー館
歩行時間 5分 300m

レンタサイクル
ねじめ温泉ネッピー館→立神公園
乗車時間 50分 7.5km

【コースタイム】
駐車場
↓ (20分)
ルート取り付き
↓ (90分)
ルート終了点
↓ (40分)
駐車場
コース状況
【ルートの概況】
①駐車場→ルート取り付き
アプローチは比較的歩き込まれた踏み跡でわかりやすい。
分岐で看板も立っている。

②ルート取り付き→ルート終了点
花崗岩のスラブ。
オールボルトルートだがランナウトするところもある。
カム・ナッツ類は不要。

③ルート終了点→ルート取り付き
終了点に鎖が設置されており、それを使ってカンテ向かって左側のルンゼに1ピッチ懸垂。
60mロープ1本で足りた。
そこから傾斜の強いルンゼを徒歩で下降し取り付きへ戻れる。

【気象】
駐車場(10m) 8:00時点 13℃ 3~4m/s
ルート終了点(432m) 10:30時点 15℃ 6~8m/s

【装備】
トップ
・アークテリクス プロトンライトウェイトフーディ
・アークテリクス スコーミッシュフーディ
・アークテリクス 化繊半袖Tシャツ
ボトム
・アークテリクス ガンマロックパンツ
アプローチシューズ
・メレル MTLMQM
クライミングシューズ
・5.10 クァンタムVCS
ザック
・ブルーアイス ドラゴンフライ18

日がほぼ差さず、時間の経過と共に風も強くなっていったので、ルート登攀中はウィンドシェルを着ていても少し寒いほど。休憩中に防寒着を着てちょうどいいくらい。

【トイレ】
立神公園にあります。

【駐車に関して】
アプローチ入り口の辺りに駐車スペースがありますが、以前はそこに行くまでの林道が通れなくなっていたようで、仕方なく立神公園の駐車場に停めて歩きました。
しかし問題なく通れるようになっていました。
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

松本に住むクライミング仲間が延岡で仕事をした後で志布志からフェリーで帰るということだったので、1日時間を取ってもらい気になっていた鬼岳を一緒に登りました。

花崗岩の岩峰がそこかしこに峙ち、鹿児島県では貴重なマルチピッチスケールのロッククライミングが楽しめる岩場です。その中でも展望の良さと藪の少ないすっきりとしたルートとして人気だという『サブマリンカンテ』は、パートナーがガイドとして1回登りに来たことがあり、お勧めということだったので迷いなくこれを登ることに決定。

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【今回の課題】
『サブマリンカンテ 5.9 6P』
※お客様気分を味わいたいというパートナーの希望で全て戸田リード

1P目 5.9 OS
ホールドの乏しいスラブだが右側の凹角状に寄ると登りやすい。
上部でほぼホールドがなくなり、ランナウトもしていたので逡巡してしまった。

2P目 5.8 OS
リッジ状で見た目よりは簡単。

3P目 5.10a RP
出だし3mがすべて。不意落ちしてしまってOSならず。
2トライ目でRPしたが悔いが残る。

4P目 5.7 OS
傾斜はゆるくガバばかり。気を抜けるピッチ。

5P目 5.8 OS
右側にトラバース気味に登り藪を巻く。

6P目 5.10a OS
ボルト1本のボルダー。5級程度。

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ピッチを進めるごとに展望が良くなっていき、鹿児島湾の湾口部を挟んで薩摩半島側に開聞岳を望みながら登れます。これがとにかく爽快で、評判に違わぬいいルートでした。
涼しい時期を選んでいけば楽しめること間違いありません。
登り終わった後は時間が余ったので別のルートの下見をしてフィニッシュ。
また行きます。

フォトギャラリー

かけがえのない瞬間。

ミニマムなスタイル。アルファSL23とヴェイパー。

アプローチ入り口。わかりやすい方です。

親切な看板もあって、

比較的簡単に取り付きまで到着。

さすがにいい装備。スカハ、ファントムHMS、ピボット、ミッションライト。

登ります。2ピッチ目。

上に行くと、振り返れば常に開聞岳。

快適なカンテ登り。

気持ちよく登れます。

尖峰が印象的。

いい景色です。

開聞岳ポーズ。かなりダサい。

楽しい時間でした。

懸垂で下ります。

最果てはいいですね。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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