富山県 二上山(ふたがみさん) 274m 里山の草花

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投稿者
戸田 竜也
アミュプラザみやざき・やま館店 店舗詳細をみる
日程
2012年04月17日 (火)~2012年04月17日 (火)
メンバー
GRAVITY RESEARCH KOBE 戸田
GRAVITY RESEARCH KOBE 片山
GRAVITY RESEARCH KOBE 荻野
天候
曇り時々雨
コースタイム
能越自動車道・高岡北IC11:00→二上山登山口11:20→頂上12:30→下山口13:00
コース状況
登山口からしばらくは道が荒れており、折れた樹の幹や枝が散乱していて歩きにくいです。おまけに、下地はツルツルの岩?のようなものが露出していてかなり滑りやすいです。下りは別の下山道を利用した方が無難だと思います。
途中から遊歩道のようになって快適に歩けるようになります。
難易度
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感想コメント

今回の山行は、登山というより里山の草花観察が私の主な目的でした。
歩いている最中に足元に集中してみると、意外と様々な花が目に入ってくるものですね。私が同定できる植物は少ないですが、季節はまさに春真っ盛り。わからない草花でも単純に眺めているだけで溌剌とした気分になってきます。
花が有名な山は数多くあります。夏の高山に行けば浮世離れした花畑が広がっていたり。しかし何気ない里山の草花も私は好きです。
道中見られた植物をわずかながらご紹介していきます。写真と照らしてご覧ください。

1.ヒメオドリコソウ
登山道に入ると見られなくなります。山のふもとなら普通に咲いている雑草です。ヨーロッパ原産の外来種。和名の響きが良いせいか、私にとってはマイナス要素を差し引いても心動かされる植物です。

2.オオイヌノフグリ
これも雑草の類です。帰化植物。ヒメオドリコウソウとセットでこの時期どこでも見られます。
ただ、春にこの花を見れれないとなんとなく落ち着きません。

3.ショウジョウバカマ
群生せずにぽつんぽつんと咲いていて、でも一株に多数の花冠を持っています。なんと言いますか、そこが好きですね。

4.スミレ
花を見たらスミレ属の何かということはわかるんですが、なにせスミレは同定するのが困難です。
今回は少なくとも2種のスミレ属が見られました。おそらくオオタチツボスミレとスミレサイシンだと思うのですが・・・。


6.トキワイカリソウ
これはおもしろい形ですね。花弁に沿うよに飛び出た刺状のものは距(きょ)といって、内部に蜜腺があります。花弁が変化したものではありますが、機能が違いますから、こういうのも相同性があるというんでしょうかね。

7.カタクリ
Spring ephemeralの代表格。葉はお浸しにして食べることもできるので、花が咲いていなくても大丈夫ですよ。味はまあそれなりです。そういえばニホンカモシカが食べているのを見たことがあります。

余談ですが、下山後、別の目的地である「きときと寿司氷見本店」にお寿司を食べに行きました。日本屈指の近海漁場で獲れる魚をまさに「きときと」な状態で食べられるわけです。これはこれで最高でした。

フォトギャラリー

富山の言葉でお送りします。「ちょっこり小さい春が、来たがやちゃ」

登山口。初っ端から雨はやはり嫌なものです。

登山口付近にはヒメオドリコウソウが。シソ科なので葉をすり潰すとかなり臭いです。

もちろんオオイヌノフグリも咲いてます。下賤なものの喩えでイヌ、失礼な話です。

歩きだしてしばらくするとこんな道。気をつけていても滑ります。

たぶんスミレサイシン。数多し。

たぶんオオタチツボスミレ。

トキワイカリソウ!北陸に来た気分になりますね。林縁に少しだけ生えていました。

ショウジョウバカマ。葉が根生しているせいか花が目立ちます。

万葉のかほり漂う大伴家持像。

ないなーと思っていたらありました、家持像の近くにカタクリ。

頂上。ガスってて富山湾もよく見えませんでした。

お楽しみ、きときと寿司氷見本店。白エビの昆布〆最高!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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