開運登山~立山縦走

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投稿者
齋藤 千春
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日程
2013年09月24日 (火)~2013年09月25日 (水)
メンバー
単独
天候
曇り~晴れ
コースタイム
1日目 室堂(40分)雷鳥沢野営地
2日目 雷鳥沢(70分)剱御前小屋(30分)別山(40分)真砂岳(30分)
    大汝山(20分)雄山(30分)一ノ越山荘(30分)浄土山(60分)室堂
コース状況
唯一危険なのは雄山から一ノ越への下りです。急なガレ場で、しかも登山者が
多いので落石を起こさないよう注意が必要です。
難易度
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感想コメント

 今回ソロテント泊デビューに選んだのは立山・雷鳥沢!
テント場まで距離が短く、周囲にはいざというときの山小屋がたくさんあるので初心者には最適です。
雨が降らないことだけを祈りながらいざ出発!

 立山自体も初めてだったので登山ついでに黒部ダムも見ておこうと、物見遊山気分で扇沢から入山したら…物凄い数の観光客にびっくりです!三連休後なのにー。団体様が何組もいらっしゃって、でかくて赤いザックは目立ちすぎて恥ずかしいくらいです。その中に何名が登山者がいたので、小心者の私はうまくその人達に紛れて室堂を目指しました。トロリーバス2本、ケーブルカーにロープウェー、4つの乗り物を乗り継ぎましたが、狭い車内はザックが非常に邪魔です。室堂に着いた頃には少し気疲れしてしまいました。

 室堂はガスの中。思っていたより暖かでしたが、紅葉は始まっているようです。ガスに覆われたみくりが池を越えると徐々に視界が開けてきました。血の池はまさに言葉通り。草紅葉が湖面に反映し血のように赤く見えます。地獄谷では強烈な硫黄の匂いが鼻をついてきます。様々な見どころを堪能していると、漸く眼下に本日の宿泊地・雷鳥沢が見えてきました。

 この日は他に15張程。ザックを下ろし管理棟の方に500円払っていざテント張り開始。練習通り上手く張ることができほっと一安心。中に入って寝床を作り、ランタンをセットするとプチホテルの出来上がり。狭いが完全なプライベート空間なのでテンション上がります。早くも「テン泊最高!」

 日もまだ高いので近くの雷鳥沢ヒュッテで立寄り湯。これが熱くて湯船に一分と浸かることができません。折角の温泉なので執念で肩まで浸かりました。ぽかぽかいい気分でテン場まで戻ると、ガスが晴れ雄大な立山を一望できました。テントに寝そべりながら絶景を堪能。なんて贅沢なんでしょう。完全にテン泊にはまってしまいました。夕暮れ時は山々がモルゲンロートに染まり、粗末な食事がおかげで豪勢になりました。そして夜は満天の星空。入口を開けて仰向けで贅沢なプラネタリウムを堪能しました。

 翌日は快晴。久しぶりの晴女です。ご来光は間に合わなかったけどアーベントグリューゲンに燃える薔薇色の山々に大感動!剱御前まで辿り着き、そして…憧れの剱がこんなに近くに!威風堂々という言葉がとても相応しかったです。左に後立山連峰、右に室堂平を仰ぎながら稜線歩きを楽しみます。真砂岳を過ぎると次第にごつごつした岩の道になります。修験の山らしくなってきました。

 雄山に到着。拝観料を払ってお払いをしてもらいました。太鼓の音と宮司さんの透き通った声に身が引き締まります。他の山岳信仰は女人禁制が多い中、立山講では女性の入山を許していたそうです。画期的で何だか親しみが湧きました。ここからの眺めも抜群です。黒部五郎はじめ雲ノ平方面が見渡せました。

 一息ついて浄土山目指して再び出発。ここからの下りは割りと急な上、室堂からの軽装の観光客も多いので落石を起こさないよう慎重に下りました。浄土山から徐々にガスが出始め雲行きが怪しくなってきたのでデポした荷物を取りに急いでテン場まで戻ります。何かと気にかけてくれた管理棟の方やお隣の方に挨拶を済ませ急いで室堂へ。着くと同時に降り出したのでとてもラッキーでした!これも立山の神様の御利益によるものでしょう。感謝感謝(^ω^)

フォトギャラリー

日本三霊山の一・雄山。

黒部ダム放水中。

血の池地獄。

我が家は快適。

すぐそこに絶景が。

早朝、雷鳥坂を登る。

紅葉が少しずつ始まっていた。

剱様のおなーりー。御前小屋より。

朝日を浴びる憧れの岩峰。

別山頂上。

後立山連峰。ここからの鹿島槍はまさに天を突く槍の如し。

大日三山。

真砂岳を雲の影が撫でる。

立山最高峰・大汝山。

雄山神社まであと僅か。

まだ若い宮司さん。御神酒も戴きました。

箱庭のような室堂平。

一ノ越山荘と龍王岳。

帰りはみくりが池もこの通り。

黒部を切り開いた人々の情熱が染み込んでいた。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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