新潟県 火打山・妙高山 1泊2日

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投稿者
丸茂 甲太
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日程
2014年06月29日 (日)~2014年06月30日 (月)
メンバー
町田店 丸茂
天候
1日目:晴れのち雨 2日目:晴れのちくもり
コースタイム
1日目:笹ヶ峰(50分)黒沢(100分)富士見平(50分)高谷池ヒュッテ(95分)火打山(70分)高谷池ヒュッテ
2日目:高谷池ヒュッテ(50分)黒沢池ヒュッテ(35分)大倉乗越(60分)黒沢池分岐(75分)妙高山(65分)天狗堂(50分)北地獄谷麻平分岐(45分)麻平(30分)燕温泉
コース状況
【1日目:火打山】
○富士見平手前の樹林帯から残雪が出てきました。
○黒沢岳付近のトラバースは残雪がある上にヤブが邪魔をします。
○高谷池ヒュッテから天狗の庭へ行くには雪の急斜面を登ります。ステップがあるのでそれをたどりました。ガスるとあたりが真っ白で近くも見えません。赤テープの旗が目印となります。
○天狗の庭の木道は雪から出ていたり出ていなかったりです。特に木道に乗る所・降りる所は踏み抜きやすいので注意です。
○この時期一番の要注意ポイントは火打山の山頂手前の雪渓です。赤テープはありません。踏み跡を忠実にたどります。上るときは右側にある山頂へ続く夏道の入り口を見逃さないように。下るときは雪渓を下りすぎないようにしてください。歩いたときはちょうどガスっていて数メートル先が見えない状況でした。
○火打山では軽アイゼンを使用しませんでした。雪渓を歩くときストックがとても役立ちました。

【2日目:妙高山】
○要注意ポイント①。黒沢池ヒュッテから先、大倉乗越へ続く登山道が残雪が多く不明瞭です。ヤブも邪魔をして分かりづらさを助長しています。最初間違えて三ツ峰へいく道を歩いてしまいました。大倉乗越へは、黒沢池ヒュッテから見えてるピークの左を巻きながらなだらかに上る道を行きます。残雪とヤブを越えると、正しい夏道に出ました。
○要注意ポイント②。大倉乗越から一旦下っていくと、雪渓のトラバースが何ヵ所か出てきます。ここで軽アイゼンを装着。1つ目の30メートルほどの長いトラバースは無事通過。次に2つ続けて雪渓があり、その1つ目でバランスを崩し下へ10メートルほど滑落してしまいました。木の枝をつかんで何とか止まりました。幸いスリ傷程度で済みました。ここのトラバースはステップがきってあるわけでなく、前日の黒沢岳付近のトラバースに比べるとはるかに歩きづらいです。7月上旬に登られる方はまだ雪が残っていると思うので特に注意して歩行してください。
○黒沢池分岐も残雪が多く、分岐がどこか分かりづらいです。そこから開けた雪渓を登っていきます。急登ですがステップが少しあります。ダブルストックでも行けますが、場合によってはこの時期でもピッケルがあると良いと思います。上部まで詰めて登ると、夏道の樹林の入口が見えてきます。そこから山頂まで雪は一切無く、ひたすら急登が続きます。
難易度
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感想コメント

今回は火打山と妙高山へ登ってきました。泊まった山小屋は
高谷池ヒュッテ。夕食・朝食ともにおいしかったです。
ここは高谷池と火打山が眺められる絶好のロケーションです。

1日目の火打山、意外と山頂まで長くきつかったです。2日目の妙高山登山
では途中滑落のアクシデントもありましたが山頂
に到着。上空は晴れていましたが周りはガスっていて展望はありませんでした。
それでも達成感はすごくありました。

この2つの山、他の山域では見られない
山岳景観を持っていてとても良かったです。(山上に広がる湿原の風景に驚かされました)
秋の紅葉も有名なので次行くなら秋がいいですね。

フォトギャラリー

2日目の朝、高谷池ヒュッテ前より火打山。

笹ヶ峰の登山口。ここからスタート。

気持ちのよいブナの森の中を歩く。ここは秋には「イエローロード」と呼ばれるほど美しく色付きます。

黒沢にて休憩。アミノバイタルを飲んで体のエネルギー源を補給。これがよく効きます。

高谷池周辺が見えてきました。山の上にこんな景色が広がっているなんて。

天狗の庭の木道の脇にはミズバショウ。

山頂手前の雪渓。滑らないよう、道を見失わないよう注意。

火打山山頂。

上から眺めた天狗の庭。

夕食はカレーとハヤシのダブル!

黒沢池がある湿原。後ろに見えるのは妙高山。

振り返れば火打山が見えます。

ハクサンコザクラ。

登りごたえあり、妙高山。

要注意ポイントのトラバース。通過は慎重に。

この雪渓を上部まで詰めていきます。上から下を見るとけっこう急な傾斜でした。

妙高山の山頂です。

少しだけガスがとれました。

クサリ場。ステップあります。

下山後は黄金の湯にて入浴。無料です。男湯は外から見えてしまいますが、とても良い泉質の温泉なので近くに寄った際にはぜひ入浴してみて下さい。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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