日本二百名山 天子山塊最高峰 毛無山

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投稿者
家田 森
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日程
2014年11月05日 (水)~2014年11月05日 (水)
メンバー
家田(単独)
天候
晴れ
コースタイム
朝霧グリーンパーク入口(35分)登山口ゲート(30分)不動滝(90分)稜線分岐(10分)毛無山(15分)大見岳(10分)毛無山(40分)第二地蔵峠(10分)第一地蔵峠(15分)水場(55分)比丘尼滝(20分)登山口ゲート(60分)道の駅朝霧高原
実働時間 :6時間30分
コース状況
 朝霧グリーンパーク入口バス停から麓集落を過ぎ、登山口ゲートまでは平坦な舗装道。すぐのところに朝霧グリーンパークがあり、温泉もあったようだが、今は閉鎖されているよう。「麓」という名の集落に、一部東海自然歩道とかぶっているところがあり、キレイなトイレがある。トイレはあとは最後の道の駅以外にはない。ちなみに登山者用の駐車場は、麓集落の手前にある。
 登山口ゲートには登山届があり、歩き出すとすぐに麓宮(神社)と、昔この辺りで金が取れたようで金鉱石採石場跡がある。沢沿いの道の紅葉が綺麗だった。地蔵峠への分岐を分けると急登が始まる。標高差1000mを2時間で登る急登。はさみ石とある岩場から先は、ロープのある岩場も結構出てくる。難易度的には高くないが、休む暇のない急登は登り応え抜群。1合目から9合目までプレートで表示してくれておりペースを作りやすい。2合目と3合目の間から紅葉に彩られた不動滝を望み、4合目の先のレスキューポイントで一息入れる。9合目の手前には狭いが富士山展望台があり、絶景の富士山が望める。稜線まで出ると急登は終わり、稜線はウソのようになだらかですぐに毛無山山頂。広場には三角点もあり、富士山も見えるが、少し先に歩くと一気に展望が開ける。最高地点もそちらとのことで歩くが大見岳まで来てしまう。どうやら最高地点は途中にあった字の消えかけたプレートの辺りだったよう。
 帰路は地蔵峠経由。やや急なところもあるが、登りに使った尾根道よりも歩きやすい。地蔵峠には第一と第二があり、下部温泉へ下りる道は毛無山寄り北側の第二地蔵峠から。第一地蔵峠から山梨側へ下ろうと試みるも、20歩程で道が埋もれてなくなってしまった。
 第一地蔵峠から静岡側へ、金山沢沿いに下る。15分程下ると水場となる小滝に出合う。すぐ上を登山道が横切ってはいるが、水はキレイそうであった。2か所程イヤラシイ岩場(ロープ付)もあったが、登りに使った尾根道よりむしろ歩きやすかったかと思う。ただ、下流が近くなってくると、沢を橋無しで右へ左へ何度も渡る場面があり、天候次第では歩けなくなってしまいそうであった。
 ゲートまで戻れば、道の駅まではまたひたすら舗装路を歩く。
難易度
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感想コメント

 さすがに1000mを二時間で登るのは応える。が、短時間で高度を稼げるのは時間に制約があるときには有りがたい。さすが富士山外輪山最高峰、富士山の眺めも抜群。結局山頂はずっと雲の中であったが、雪は8.5合目あたり以上のところを白くしていた。
 藪屋だった学生時代に、隣の雨ヶ岳からの縦走をずっと温めていて結局未だ果たせず。「藪深い。必ずベテランの方と同行して下さい。」という誘惑タップリの看板を見て、再訪を期す。ただ、この急登をテント担いで登るのはかなりしんどそうだ。

フォトギャラリー

朝霧放牧地と毛無山

バス停には何もなく。ひたすらの平地と急登の対比がよく分かる。中央に登山者用駐車場が見える。

「麓」にある公衆トイレ。キレイに掃除されていた。

登り始め沢沿いの道の紅葉。

尾根道と沢道の分岐。

この「はさみ石」よりロープの張った急登が続く。

紅葉の不動滝。

急登、急登。ぐいぐい高度をかせぐ。

レスキューポイント。1000mの急登中、唯一の広場。

富士山展望台より。大迫力。

毛無山山頂。富士山は少し先に行くともっとよく見える。

文字の消えかけたプレート。この辺りが最高地点かな。

第二地蔵峠。下部温泉方面へはこちらから下る。

第一地蔵峠。下部温泉方面の案内はあるが、ルートは20歩で消える。

水場となる小滝。思ったほど冷たくはなかった。

沢道は比較的歩きやすいが、数か所こんな悪場がある。

比丘尼の滝。

右へ左へ沢を渡る。水量次第では通行不能となる。

登山口ゲート。

満月と富士。「麓」集落でもう日が暮れる。秋の日は釣瓶落とし。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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