世界遺産を滑る! 羅臼岳
- 投稿者
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林 勇樹
大丸福岡天神店
- 日程
- 2015年05月01日 (金)~2015年05月01日 (金)
- メンバー
- サッポロファクトリー店 林
- 天候
- 概ね晴れ
- コースタイム
- 岩尾別温泉(120分)極楽平(150分)羅臼岳(100分)岩尾別温泉
- コース状況
- 極楽平から快適な登りが始まる。それまでは藪がうるさい。
ヒグマに注意!
- 難易度
感想コメント
岩尾別温泉上部の木下小屋よりスタート。
登山口に入っていきなりヒグマの親子に遭遇して焦りました。下山してから木下小屋の方に聞きましたが、近年雪解け期には小屋付近にヒグマが頻繁に出没しているようです。不思議と人身被害はここ数年無いとおっしゃってましたが、油断できません。ヒグマ対策は万全にして臨みたいものです。
鈴を鳴らしながら尾根を登っていきます。序盤こそ夏道が出ていて歩きやすかったですが、途中から藪がうるさくなり、板が絡まってなかなかペースが上がりません。極楽平までなんとか進んでやっと一息。ここからはシールで歩けます。
夏道は大沢経由でぐるっと時計回りに回って山頂に至りますが、それでは遠回りなので羅臼岳北面の雪渓をダイレクトに詰めます。シールが効きづらくなってきたのでつぼ足で直登。雪の切れたところにスキーをデポし、山頂を目指します。
高度が上がるにつれて風が強くなり、頂上直下は体勢を低くしないと煽られるくらいの風速に。気温は高いので寒さは感じませんでしたが、それでも強風は落ち着かないです。
登頂後、本当はゆっくり眺望を楽しみたかったですが、風に耐えきれずにすぐにスキーデポ地に戻って滑走準備。
極楽平まで適度な斜度の快適斜面が続きます。滑走距離も申し分なく、スキーに限って言えば昨日の斜里岳よりもはるかに楽しかったです。
極楽平からは再びスキーを担ぎ、ヒグマに注意しながら夏道を岩尾別温泉に向かって下山しました。
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