馬蹄形縦走
- 投稿者
-
中村 慧至
福井北四ツ居店
- 日程
- 2015年10月02日 (金)~2015年10月03日 (土)
- メンバー
- 新宿東口店 妻藤
- 天候
- 雨のち晴れ
- コースタイム
- 土合→白毛門(3:30)→朝日岳(2:10)→清水峠(2:05)→武能岳(2:55)→茂倉岳(2:10)→一ノ倉岳(0:20)→谷川岳(1:00)→西黒尾根(1:00)→土合(2:10)
- コース状況
- 熊が出没するそうです。時折獣の糞の臭いが近くに感じられました。雨が降ると水たまりができやすいようです。ミッドカットでも浸かるくらい。総じて歩きやすい箇所は多いですが、白毛門下、西黒尾根は鎖場があり要注意です。また、西黒尾根は人が多い日には落石にも注意が必要に感じました。疲れていても一歩一歩確実に足を置いて歩きましょう。
- 難易度
感想コメント
同行者の憧れであったという馬蹄形縦走について行かせてもらいました。
二日の午後からは天気が回復するという情報を希望に行ったのですが、なかなか回復せず。
最初はとにかく急登。ですが細かく刻んで歩けるので、登りっぱなしでも大きく体力を奪われる感じはありませんでした。
しかし白毛門の稜線に出たあたりで思いっきりお腹空くし雨は冷たいし風も強いしテンションダダ下がり。
それでも鎖場付近はアスレチックで楽しかったり、昭文社の地図を見てジバジバ岩岩とかくだらないことを言ったりして心は折れませんでした。
白髪門手前で、以前は怪しかったところがしっかりペンキで分かりやすくなっているようでした。
ガスガスでも見える手前の紅葉たちも励ましてくれているようでした。
長めの休憩は笠ヶ岳の避難小屋にて。ありがたいことです。
入口が低いので頭を打たないように注意です。こぶができました。
その後晴れる兆しはほぼなく。朝日岳は強風のため華麗にスルー。
清水峠までのそこそこの下りの途中でようやく晴れの兆し。
そうです。僕たちは入山前に山の神様へのご挨拶を忘れていたのです。
それに気づいて両手を合わせると、天候は徐々に好転。大事なことです。
ガスが晴れると、行くところも来たところもほとんどすべて見渡せるのがこの縦走路。
清水峠に着くころには天候ばっちり。峠手前にできた池にカモがいましたが、「あ!カモ!」と騒いだばかりに写真に収める前に飛び立たれてしまいました。
避難小屋にはお一人、中でテントを張って宿泊している方がいらっしゃいました。
僕たちはその裏で幕営。鳥居をくぐってご挨拶。
水場は土合に下る道に5分ほど進むとあります。
天気が悪いタイミングだと強風が吹き荒れそうな箇所でした。
翌朝は5時に撤収、行動開始。最初40分ほどはヘッドランプを使用しました。薄明りは出ている時間だったのですが細かいところは見えにくかったので使った感じです。
まず急登スタート。エンジンしっかりかけないと案外しんどいです。
その後蓬峠を越えて武能岳までは辛くなく。雨の後は道が流れかける場所がいくつかあるので、気は抜けません。そうこう歩いていると晴れたガスからきました、ブロッケン現象。これは非常に元気が出ます。自分の影がばっちり写ってました。
蓬峠のヒュッテは新しくなったばかり。5張くらいテント張れます。トイレは携帯トイレを利用するタイプ。持ち帰りです。
武能から茂倉へは登り返しが結構しんどかったです。振り返ると清水峠や武能がきれいに見えるので、背中を押してもらいます。雨のあとはずぶずぶです。トレランの方が休憩中に靴を脱いで乾かしていました。
茂倉のピークに達すると、デデーンと谷川岳。人が沢山いるのも見えました。振り返ると武能や清水峠。この展望はさすが馬蹄形の最高地点。
一ノ倉にいくと谷川の切れたった部分が強調されて見えます。
ここから谷川へはまた登り返し。登山道の感じが変わります。
オキに到着するとすごい賑わい。トマにいくともっと賑わい。
譲り合い必須です。
そして最後核心。西黒尾根を下ります。
ガレていたり、滑りやすい岩質の岩の上を歩くので、一歩一歩神経を使います。ぬぬぬ。
拳大の大きさの石がごろっとしていることも多く、落石には要注意です。今回一度あたりかけてヒヤリとしました。
その後鎖場です。一人ずついきましょう。高度感もそこそこあるのでちょっと怖かったり。
ひょいひょい行けてしまう相方が羨ましかった瞬間。
樹林帯に入っても一歩が大きいことに変わりはなく。膝ががくがくし始めます。
BCAAドリンクを二日で1リットル飲んでしまいました。
鉄塔のところまできたらあと少し。
と思いきや土合駐車場まで20分ほどの歩き。
少々文句を垂れつつ歩いて相方に怒られてしまいました。ごめんなさい。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。