雨飾山~紅葉を調査しに行こうよゲフンゲフン~

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投稿者
浅見 直紀
さいか屋藤沢店 店舗詳細をみる
日程
2016年10月04日 (火)~2016年10月04日 (火)
メンバー
天候
曇り→晴れ
コースタイム
雨飾高原キャンプ場→(75分)→荒菅沢→(80分)→雨飾山山頂→(60分)→荒菅沢→(50分)→雨飾高原キャンプ場
コース状況
急登がコースの多くを占めます。
木の根と粘土質の土が湿って滑りやすいです。
難易度
Google Map
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感想コメント

「・・・どうせだったら遠出の百名山かなあぁ!?」

ということで、学生時代に行くのを断念した雨飾山の存在を思い出し、天気も良さそうなのでこれ幸いと行ってきた。マイカーでないと本当にアクセスが不便!村営バスにうまいこと接続出来んのです。
「バスで行けるよ?それだけで一日が終わるけど。(うちの大学から行こうとすると)前泊しないと登山なんかMURI」「それを我々は”バスで行けない”って言うんじゃないですかねえぇ!?」

キャンプ場に着いたのは6時15分くらい。私含めて6台ほどだったが、入庫した直後からマイクロバスや他の車が続々と入ってくる。週末はおろか、平日も6時代でないとこの季節は駐車が困難になりそう。

最初は登山口からちょっと下って、木道になる。脇の小川でイワナを見つけてちょっとテンションが上がった。入山者カウンターを通過して少しすると、いきなりの急登。2/11の看板があり、先の永さを伺わせる。励みになるだろうが、個人的には苦手だ。先の見えない中を黙々と一心不乱に行くのが一番性に合っている。稜線に出て「あそこまで行くのかぁ」とか思うと、あべし!と心に傷を負うタイプなのだ。

気を取り直してGOGO。雨は降っていないが、決して晴れている訳ではない。むしろ着々とガスが降りてくる中、ひんやりとした空気は実に私好み。が、木の根と土が湿り過ぎていてなかなかペースが上がらない。そしていきなりの急登。ひいいぃぃぃと心が叫びたがっているが、口を縫い付けて黙々と歩く。この辺りの紅葉はまだ全くと言って良い程に進んでいない。今年は遅いという噂だ。

ある時ふっと平らになる。漸く終わった急登に”あばよ!”と敬礼してたら、足元が踝まで埋まる超級の泥濘になった。ブナ林だから保水力が高いのか!?そうなのか!?で、一気に下降。荒菅沢だ。

ゴロゴロの岩が休憩するのに腰掛サイズで丁度良い。予想以上の急さだったので、出発前に食ったおにぎりはとっくに消化吸収されていた。沢の音に紛れて腹の虫が鳴っていたので、くちゃくちゃ栄養を取りながらキョドって周りを観察してみる。・・・・・稜線はガスかぁ。晴れそうにないなぁ。

問題はこの後だ。さっき以上の急登。梯子やロープまで出てくる。滑りまくって土が若干光っている箇所を”スリップ銀座”と呼ばせてもらうと、このスリップ銀座が2~4分の間に必ずあった。うーわーどうしろと!?足をそこにしか置けなさそうって場所が大体そんな感じだ。だからこその滑る状態なのだろう。だが復路でもあるんだぜ、ここ。

稜線に出てガスの中へ。霞が良い仕事をしてくれているので、何も見えない。視界は10mくらい?笹平からは漸く斜度が緩くなったのでルンルンだが、斜度が緩い=水溜り易い、の法則により本日何回目か数えるのも馬鹿らしい泥濘地獄。紅葉はそこそこしていた。晴れていれば凄く良い景色だろうことは想像に難くない。で、平らな道からちょっと登れば山頂だった。双耳峰の標識が立っている方だ。

私含めて3名の滞在者。何も見えないながらも食事休憩していると、いきなり晴れた!南西の白馬三山が、鹿島槍が見える!北西方向も見えた。おおぉ、来た道はこうなっているのですね!?

気付けば山頂は10名前後の賑わいとなっており、写真を撮りあっているとあっという間に30分が経過。ぬぅ、いかん。ちょっと予定より長居してしまった。振り返りつつ下山していく。稜線から山頂は結構紅かった。そして始まるジェットコースター。暑ぃぃとか思って、さっさとキャンプ場へ向かったら、やたらと早く下れてしまった。それだけ急だったってことで。荒菅沢から上部は道が広くない上に急なので、ツアー客等、すれ違いに注意した。じゃないと泥濘にダイブする。

キャンプ場は朝以上に車があった。雨飾荘の温泉でも入るかなとか思っていたが、思った以上に入浴後の眠気が来そうで、帰りの運転を考えて木崎湖まで下ったのだった。馴染み深い懐かしの温泉利用のはずが、この10年で大幅改装されて面影すらなかったことに涙した秋の昼下がりだった・・・。

フォトギャラリー

上は紅いのですね

雨飾高原キャンプ場

最初は木道。脇の小川にイワナを発見!

急登開始。数字を目安にじっくりと。

雰囲気が秋

紅葉の具合は4分くらい?

荒菅沢ビフォー状態

荒菅沢アフター状態。写真で見たことある!

荒菅沢からの急登。す、滑るぅ

山頂。満足である

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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