五頭に春が来た♪剣龍峡~金鉢山

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
浦和パルコ店 店舗詳細をみる
日程
2018年03月07日 (水)~2018年03月07日 (水)
メンバー
山の先輩
天候
晴れ
コースタイム
除雪最終地点(20分)剣龍峡(120分)ザレ場(30分)コマタ(80分)金鉢山(60分)コマタ(60分)焼山(60分)剣龍峡(20分)除雪最終地点
コース状況
・除雪最終地点脇に駐車スペース2台ほどあります。
・剣龍峡内は水量が多くなってます。川床に降りる時は滑らないように注意。
・金鉢山の山頂手前は急登です。アイゼンがあると登下降が楽です。南峰の東側の雪庇は落ちかけていて危険な状態でした。
・焼山~奥の院は林の中に入ると尾根が不明瞭になり、平らな雪原が広がっていて非常に迷い易いです。
・奥の院~剣龍峡は薮が出ていて歩きにくかったです。剣龍峡から金鉢山へ行くのであれば周回しない方スマートです。
・深雪で急傾斜な場所もちらほら出てくるので、足元はクランポン付スノーシューかワカン+アイゼンの組み合わせがおすすめです。
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

 五頭連峰の縦走を完成させるべく、核心部の南峰の下見も兼ねて、剣龍峡から金鉢山を歩いてきました。状態によっては南峰も越えちゃおうと軽く考えていたのですが、あまりに恐ろしい姿に腰が引けてしまい、基部まで行って引き返してきました。

 剣龍峡の見学は下山後にとっておいて、車道を何度かショートカットしながら登山道の尾根に取り付きます。この日は曇り予報でしたが、朝日が眩しいくらい足元の雪を照らし、気温も上昇、上着は夏用でしたが、鍔のあるハットにせずニット帽で来たことを早速後悔しました。厳冬期はとっくに終わっていたんですね。

 登るにつれ北東側の景色がみるみる開け、まだ白い二王子とさらに真っ白な飯豊連峰のパノラマが広がりました。一番奥には飯豊本山の三角もくっきり。しんどい登りでしたが青空と最高の景色を堪能できました。剣龍峡頂上のコマタに着いたら、下から見上げるとモンブランのような金鉢山をひたすら目指すだけ。途中までふかふかの雪だったのに傾斜が増すにつれ雪面がクラスト状に。私はワカンだったため、前爪が欲しいと思いながらハの字で食い込ませながら登りました。傾斜から解放されようやく地面が平らになって一安心。飯豊連峰と共に海側にくっきりと朝日連峰も連なっていました。青い空、白い峰々、文句なしのコンディションでしたが、山頂まで来て南峰を見た瞬間その不気味さに背筋がゾクッ。近づいてみたはものの、東側は雪庇が落ち山肌がえぐれかなり強面。ルートは西側の斜面ですが、まだたっぷりと雪が付きしかも恐ろしく急。登れたとしても戻るのはかなりリスキー。戦意喪失し直ちに引き返しました。状態を見極められるようになって、尚且つ片道切符で縦走する機会があるときにもう一度リベンジしたいです。

 コマタまで戻り周回ルートで剣龍峡へ。焼山までは急なアップダウン、その後のなだらかな林の中ではルーファイに一苦労、抜け出して一安心と思ったら今度は薮漕ぎ、思ったより時間がかかりましたが、ふとマンサクの黄色が目に入り、小さな春を目にして気持ちがほんわかしました。

 剣龍峡に着いて、この時期ならではの氷柱を見学。次こそは南峰も越え松平まで。そうすれば五頭連峰が線で繋がる!と思いきや、よくよく調べたら五頭の最北端はどうやら米倉の臼が森のよう。五頭連峰一筆書の旅はまだまだ終わりそうにありません。

フォトギャラリー

金鉢南峰にて立ち尽くす。

道路をショートカットして林の中を登る。いきなりアドレナリン上昇。

さらにショートカット。

ようやく登山道の尾根に出ました。日焼け必至!

二王子まだ真っ白。

青空に向かって。

ザレ場の雪は落ちてました。

金鉢山が迫る。

モフモフ。たまにズボッ。

霧氷がキラッキラ。

最後の急登、油断すまじ。

この眺め!飯豊本山も見えました。

朝日連峰。日が高くなるにつれ白さ増し増し。

金鉢山頂。888m。

第4使徒みたいな南峰890m。

近くまでは行きました。

けぇろけぇろ。下りの急登油断すまじ。

焼山、ピラミダル。

また急だ。身長伸びちゃった。

氷柱にタッチ、グラグラ、あきゃ~!ごめんなさい…。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

浦和パルコ店 - 登山レポート

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部