白馬岳 白馬沢右俣
- 投稿者
-
林 勇樹
大丸福岡天神店
- 日程
- 2018年03月26日 (月)~2018年03月26日 (月)
- メンバー
- 林
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 二股(80分)猿倉(60分)白馬尻(150分)岩室付近(80分)白馬岳(45分)白馬沢右俣源頭2680m(40分)猿倉(30分)二股
- コース状況
- 大雪渓、白馬沢ともに昇温による落石・雪崩に要注意。
白馬沢右俣源頭は概ねザラメ雪。中間部以降はデブリ多く滑走ラインは限定的。
白馬沢左俣と合流してからはデブリも無く快適に飛ばせるが、ストップ雪に注意。
- 難易度
感想コメント
今の時期はまだ猿倉まで林道が開通していないので、白馬岳周辺を滑走する場合は栂池スキー場とロープウェイ経由で栂池自然園からのアプローチが一般的となります。
しかしこの場合はゴールである二股に車を一台デポする必要があるため、単独で入山する場合は使えません(タクシーで栂池に戻ることもできますが節約したいです)。そのため今回は二股からの往復としました。
大雪渓を詰めるか、金山沢~船越の頭経由で行くか迷いましたが、早く入山できたので大雪渓経由にしました。
白馬尻からは主稜を登っているパーティが見えました。快晴の中、気持ちよさそうです。
大雪渓は両サイドからの落石・雪崩の危険性があるため、気温が上がる前にできるだけ早く通過したいところですが、眠くてなかなかペースが上がりません。
上部の岩室付近の急斜面はシール登行も難しくつぼ足。今回一番しんどいポイントでした。
急斜面を乗り越え斜度が落ち着くと、遠くに頂上宿舎が見えました。ここからは楽しいハイクです。
頂上宿舎を越え、白馬山荘へ向かう稜線に上がると一気に視界が広がり、そのまま白馬岳山頂へ。
風が少し強かったですが、眺めは最高でした。
さて滑走ラインですが、山頂周辺のラインは雪庇が大きく張り出し単独ではあまりにもリスキーなため、エントリーポイントが易しめの白馬沢右俣をチョイス。
白馬岳山頂から小蓮華山方面へ稜線を北上し、三国境を越えたあたりがエントリーポイント。
出だしは広いオープンバーンで斜度もゆるやか。しかし高度を落としていくにつれて斜度も増し、両側が迫って来ます。
代掻き馬の雪形の下にやってくるとデブリも酷くなり、きれいなラインを選びながら滑ります。
白馬沢左俣合流ポイントを過ぎると斜面も広がり、左手の小蓮華直登ルンゼを合わせて白馬尻まで一気に滑り安全地帯へ。
白馬尻~猿倉~二股と雪は繋がっていて多少の板漕ぎもありましたがほぼノンストップ。約一時間で二股まで下山できました。
今後の昇温により雪崩・落石のリスクはさらに上がると思われます。
入山の際は十分ご注意ください。
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