日光 女峰山 ~標高差1,800m!バカ尾根を登る~

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投稿者
大島
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日程
2018年04月13日 (金)~2018年04月13日 (金)
メンバー
単独
天候
晴れ
コースタイム
二荒山神社前(45分)稚児ヶ墓(85分)七滝遥拝石(55分)唐沢小屋(30分)女峰山(20分)唐沢小屋(40分)七滝遥拝石(40分)稚児ヶ墓(30分)二荒山神社前

一般コースタイム 登り6時間45分 下り4時間20分
コース状況
·全体を通して案内、マーキングは豊富
·2,100mより上は積雪、凍結あり
·黒岩のガレ場、前女峰の薙ぎ、女峰のガレ場は雪で洗われ踏み跡が不明瞭となっている。加えて地盤が緩くすぐ崩れる。
·女峰の直下、霧降コースはピッケル、アイゼンを

1,200m付近(ツツジ回廊あたり)で黒く大きい生物を見かけました。
身幅や体高から推測すると熊かと思われます。
2匹居て 1匹は成獣。もう一匹は不明。
日光は鳴虫山でも熊は出ます。ご注意を。

標高差1800m 水平距離片道約9km 残雪に対応するスキル必要。
登山で行かれる場合、難易度は中級(行動時間11時間)
トレランで行かれる場合、難易度は中級~上級(高度差か大きいのと残雪があり対応できるか否かの判断必要、エスケープ・水場がなく人も少ないため)
難易度
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感想コメント

ちょっと春の女峰山を楽しんできました!

女峰山黒岩尾根は、二荒山神社からだと標高差1,800m。
東武日光駅からだと1,900mもある いわゆるバカ尾根!

長大な尾根は季節が移り変わり色々な表情を見せてくれます。
世界遺産の日光の社寺から登山は始まり
普通の観光地なら○○の巨木なんて名前が付きそうな
巨大な杉を横目に進み 明るい笹とツツジの道に突入していきます。

ツツジは登山道を挟むように群生しており5月が楽しみです。
標高1,500mくらいでは笹原の高原を行き、振り返ると日光の街が眼下に広がり
登ってきたという達成感を味わいながら 先へと進む活力にし

高原帯からきれいな落葉松の森を抜けると標高は約1,700m。
西からの強風に晒され寒さに耐えながら進み 標高約1,800mで溶岩帯になり
荒涼とした雰囲気の黒岩のガレ場をスリップ、落石に気を付けながら抜けると
標高約2,000mの七滝遥拝石に到着。ちょっとした広場になっていて
眼下のアカナ沢、大鹿落としなどが眺められます。

ここからは急登が待っています。
標高約2,100mで積雪と凍結の中歩くようになり コメツガや石楠花などが道の脇を飾ります。
それらの間を縫うように登山道は着けられているのですが時々積雪で道がわかりづらくなります。

記憶とマーキングに注意しながら登り続け 標高2,300mで前女峰の薙ぎに出合います。
秋くらいには踏み跡がはっきりとあるのですが今の時期は雪で洗われ不明瞭となります。
滑りやすく崩れやすいので滑落に注意しながらトラバースし渡りきると
わずかで唐沢避難小屋に到着です。大きな小屋で厳冬期にも使用可能です。

小屋からさらに進み、針葉樹の森を抜けると女峰のガレ場となります。
ここも不明瞭になり落石に注意が必要となりますので出来る限り素早く通過するのが良いです。

ガレ場を抜けると最後の急登!
今までで一番の斜度に雪が詰まっており凍結箇所も多く慎重に足場を選びながら
確実に登って行くと空が開けます。標高2,483m 女峰山山頂です!

女峰山の山頂は、小さな社の一段上に最高点があり、ここより高い山は男体山しかないので
視界を遮るものはありません!大展望です。条件が揃えば北アルプスも望めます。

この日は風が強く気温も低く長居をすることはできませんでしたが
山頂を堪能させてもらいました♪春の女峰山を堪能でき満足満足でした☆


下山は往路戻る。


霧降高原方面へと下山する場合は、ピッケルがないと厳しい急斜面があります。
黒岩尾根コースでも山頂直下はピッケルアイゼンはまだ装備していた方が楽な場面はあります。

フォトギャラリー

今年も女峰山に登ったぞー♪

稚児ヶ墓。悲しい謂れのある場所。

標高約1500m 高原調の笹原。のんびりした雰囲気の割に斜度がある。

落葉松の森に入る前に振り返り見下ろす。

溶岩が出てきました。

この辺りは風が強かったのでジャケットのフードまでしっかりとかぶり防御です。

黒岩のガレ場です。脆いガレ場ですので注意。

七滝遙拝石 ぬかるんでいることが多い場所。眼下にはY字峡あたりが見えます。

荒々しい前女峰。まだ、氷瀑がかかっていました。

黒岩尾根唯一の鎖場。外に降られます。

残雪。すごく締まっていました。一部ルートがわかりづらいかもしれません。

こんにちは また来たよ!女峰山!

前女峰の薙の直前。しっかりと足場を取らないと滑り落ちます。

前女峰の薙。ボロボロと崩れていく中をバランスを取りながらトラバースするしかない。

白い壁。灰色の屋根。冬 見つけづらい…

すっかりと踏み跡は消えている。なんとなく名残が見える程度。

女峰のガレ場。落石に注意です!

女峰山山頂。

だんなとこどもたち。

帰り道。とってもいい天気で気持ち良かったです。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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