鈴鹿のカタカナ山 タイジョウ・イブネそして雨乞岳

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投稿者
本田 康之
イオンモール各務原店 店舗詳細をみる
日程
2018年11月01日 (木)~2018年11月01日 (木)
メンバー
名古屋栄店 本田康之
他1名
天候
快晴
コースタイム
甲津畑登山口(32分)桜地蔵(5分)タイジョウ分岐(95分)タイジョウ(63分)佐目峠(12分)イブネ(8分)イブネ北端(5分)チョウシ分岐上の台地(15分)イブネ(35分)杉峠の頭(9分)杉峠(25分)雨乞岳(10分)東雨乞岳(10分)雨乞岳(9分)南雨乞岳(7分)雨乞岳(22分)杉峠(43分)蓮如上人旧跡(9分)コクイ谷出合(60分)甲津畑登山口
コース状況
アプローチ
・マイカーは国道421号山上小学校前から県道188号189号で甲津畑へ。集落へ入ると狭くなりますので集落には入る前に茨川沿いの道を進み、永源寺グリーンランドの看板を追っていくとよい。
・公共交通機関は近江鉄道八日市駅から永源寺支所までちょこっとバス南部御園線、永源寺支所からは甲津畑までちょこっとバス甲津畑線があります

①マイカーは鳴野橋手前に駐車スペースがあります
②岩ヶ谷林道起点にゲートがあり、ここに鈴鹿10座の標識があります
③岩ヶ谷林道起点からすぐに広場があり千種街道案内図があり参考になります
④岩ヶ谷林道は未舗装路ですが比較的、整備されていて歩きやすいです
⑤桜地蔵尊を過ぎて、しばらくで避難小屋があります。木で鍵がしてあり、入口のトタンを開けると開けれます。
⑥この避難小屋手前にタイジョウへの標識があります。白い200mポストの道標に導かれて進みますが、沢の源流部から先でマーキングも怪しくなります。右手の尾根を歩く記録が多いですが、今回はマーキング通リに左手の尾根のコルを目指して進みました。落ち葉の多い急な道ですので、スリップ注意です。
⑦カクレグラからきているタイジョウへの稜線は基本的にヤセ尾根で踏跡はしっかりしていまが、展望がない根っこが這う急な道です
⑧タイジョウ山頂手前は岩場になり、巻きながら山頂へでます。山頂からの展望はありません
⑨タイジョウから杉峠へはさらに踏跡がしっかりしていますが、1箇所だけ崩れた崖があります
⑩イブネ・イブネ北端に標識がありますが、この区間はずっと平原大地で、展望もよい
⑪イブネ北端から下り、チョウシ分岐上が一番、コケの絨毯が広がります
⑫チョウシからイブネのへそをめぐって、イブネに戻る踏跡もあります
⑬イブネ~佐目峠~杉峠もなだらなか樹林帯の道です
⑭杉峠~雨乞岳は最初は急坂でよく見ると直登と巻きながら登っていく登山道と2つあります。スリップしやすいザレた道ですので、下りは巻いている道の方が安全です
⑮一旦、平原に出るとススキと笹の道で頂上直下になると体が隠れるほどの笹の道です
⑯雨乞岳より東雨乞岳の方が展望がよいです
⑰雨乞岳から南雨乞岳方面はさらに深い笹でマーキングを外すと難しくなります
⑱杉峠から下った所に水場がありますが枯れていました。またその先の避難小屋は破損しています
⑲蓮如上人一夜宿りの庵という休憩所のような小屋が途中にありますが、この周辺が最も紅葉がきれいな感じです。また大きな木があり、見ごたえがあります。
⑳立ち寄り湯は永源寺温泉八風の湯が1300円(10:00~22:00 無休)
難易度
Google Map
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感想コメント

イブネ(1160m)は鈴鹿の奥座敷と呼ばれ、鈴鹿10座の一つ。一面、コケが広がる台地で御在所岳・鎌ヶ岳などの鈴鹿の名峰がその向こうに見られます。
昨年のこの時期にイブネに行きました。
今年は同時期になりますが、逆側の滋賀県甲津畑から入山してイブネを目指しました。甲津畑からの登山道は朝明渓谷まで旧千種街道が走りますが、その途中からタイジョウというカタカナピークにあがる登山道があるのでこのタイジョウ1061mを踏んでからイブネを目指し、杉峠からは雨乞岳もピストンするという計画にしました。
鈴鹿にはカタカナのピークが多いですがほぼマイナーピーク。このタイジョウは破線の登山道が走りますが、途中の標識ははっきりしています。鈴鹿の破線の登山道はだいたい道ははっきりしていることが多く、迷うことは少ないですが、細い登山道が多いと思います。秋になるとこの破線の登山道も葉が落ちた樹林帯も増え、見通しが効き歩きやすくなります。
タイジョウ付近の登山道は尾根に出てしまえばヤセ尾根のアップダウンが多く、山頂直下も岩場になります。山頂からは見晴らしはなく、寂しい頂上です。今回はヤセ尾根の通過に気がとられて山頂付近にあるというタイジョウの池を通り過ぎてしまい残念に思います。
今年は台風で葉が落ちていて、稜線の紅葉はせずに終わっているような感じ、むしろ下部の樹林帯の紅葉は見頃のようです。イブネの風景は昨年同様ですが、今日は風もあり、ゆっくり休んでいこうという気分になれないので、各方面の写真を撮ってすぐに退散。次の雨乞岳に向かいます。
雨乞岳(あまごいだけ・1238m)は鈴鹿7マウンテンの一つで鈴鹿では第2位の高さ。滋賀県側では雨乞いの対象の山で下流域の農民が登拝していた小さな大峠の池がその名残として残ります。
杉峠からの雨乞岳は見上げるほどの急登でしんどそうですが、どちらかといえば滑りそうなザラザラ道だったほうが気になりました。意外と早くこの登りは抜けましたが、頂上手前は笹のトンネル。体が隠れるほどの笹があり、これから朝露の時期になると体がびしょびしょになって不快なのでしょう。展望を求めて、東雨乞岳と南雨乞岳にも寄りました。東雨乞岳の登山道は武平峠からの登山道があるのでしっかりしていて問題はありませんが、南雨乞岳の登山道は破線で頂上からいきなり深い笹で潜ったほうが歩きやすいです。その先の清水頭方面がきれいな稜線が続き、行ってみたくなります。しかしこんな破の道なら雪が付いたほうが良さそうです。
杉峠からの旧千種街道は途中からは林道のような平行の道で、紅葉がよく進んでいました。途中には旧跡が何箇所かありますので、短調ではありません。

フォトギャラリー

甲津畑登山口

タイジョウ分岐

稜線に上がるとヤセ尾根が続きます

タイジョウ1061m

ガレ場と歩いてきた稜線

銚子ヶ峰への稜線

佐目峠

イブネ1160m

イブネからチョウシの台地

イブネから御在所・鎌

これから向かう雨乞岳

午前中に歩いてきたタイジョウの稜線

雨乞岳1237m

東雨乞岳の稜線から見る雨乞岳

東雨乞岳1225m

南雨乞岳の稜線から見る清水頭

杉峠

旧千種街道は紅葉が見頃

雨乞の稜線を見る

蓮如上人の旧跡

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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