みんなでトコトコ山行脚 焼岳(岐阜県 2395m)編

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投稿者
渡部 嘉章
グランフロント大阪店 店舗詳細をみる
日程
2020年02月25日 (火)~
メンバー
池袋西口店 渡部
名古屋栄店 本田・足立・他1名
各務ヶ原店 近藤
静岡パルコ店 豊島
天候
晴れのち雪
コースタイム
中の湯>10分>車道合流点>100分>展望広場>35分>鞍部手前の斜面>25分>展望広場>75分>中の湯
コース状況
・雪はしっかり締まっている状態で、ツボ足で大丈夫な箇所が殆どですが、一部凍結している部分があり、滑落には注意して歩いてください。車道と出合う箇所からアイゼンを装着するほうが安全かも知れません。

・展望広場から上部はワカンが有効。スノーシューでも大丈夫ですが斜度から考えるとやはりワカンがいいと思います。

・中の湯温泉にお手洗い(¥100)があります。
難易度
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  • おとな女子登山部

感想コメント

・今季初の雪山登山!冬の焼岳は初めてなのでウキウキ!!個人的に日程的には強行軍ですがお構いなしです。

・とんでもないくらい雪が少ない!車から見る光景に驚きながら中の湯に向かいます。ゲートを開けて林道を進み、中の湯温泉旅館に到着。ミーティングを済ましたら出発です。

・中の湯温泉の横を通って車道合流点まで急登を一気に進みます。好天の為、既に汗ばんできます。ここからは一列になって「&U」サブリーダーをトップに進みます。

・歓談しながら進みますが、無風快晴の為暑い!早めにレイヤリング調整を行いリスタート。歩きやすいコースなのでどんどん先へ進みます。

・樹林帯の中で1時間ごとに休憩を入れながら進みます。が、2回目の休憩の辺りから風が吹き始め、遠くに暗い雲が・・・。何とか展望広場辺りまでは青空であって欲しいのですが、どうかなぁ~、間に合うか!?

・展望広場に着くとどんよりと雲が空を覆い、展望はあるもののちょっと荒れそうな雰囲気が出てきました。各々装備を装着したり、服装を変えたりと準備してリスタート。さぁ、頂上まであと一登りです!!

・最年少のメンバーはスノーシュー歩行を体験してみたかったようなので、私の装備を貸出し歩法をみんなでアドバイスしながら登っていくものの、かなりしんどそうな感じ。慣れていないとそんなものなのかなぁ~と思いつつ後ろを着いていくも遂にストップ。他のメンバーに先行してもらい、一緒に小休止です。

・すぐに回復するだろうと思っていましたが、何か様子がおかしい・・・。話をよくよく聞いてみると結構キツめの高度障害っぽい。これ以上進むのは無理と判断し、本人の了承も取り下山することに。本隊には頂上を目指してもらい、二人で下山することにしました。

・相当無理をしていたらしく、消耗が激しいのでゆっくりゆっくり下ります。標高が下がるにつれどんどん回復。展望広場まで下ると完全復活したので一安心。二人でひとしきり山での体調管理や過去のエピソードなどを話して高山病の怖さを共有。いい時間になりました。勉強になるわぁ~。

・展望広場からは1回休憩をはさんだものの一気の下山。途中、往路ではなかった小さい雪崩の後を見つけ、やはり気温が高いと油断できないなぁなどと話しながら車道の合流点に到着。後は中の湯まで5分くらいの下りで終了です。

・中の湯に着いても本隊が戻ってくるまで暇なので、何をして待っていようかと一考。で、目の前の斜面を「ツボ足」「ワカン」「スノーシュー」で比較してみることに。完全復活した若手メンバーがトライ!!楽しそうに全力で登って下って登って下って!いい体験になったようです。

・そうこうしてひとしきり楽しんだ頃に本隊が下山し合流。ナイスタイミングでした。その後みんなで温泉を満喫し、登山ツアー完了です!皆様お疲れ様でした~!!

フォトギャラリー

もう少し天候が持ってくれることを期待していたのですが・・・。まぁ、展望が得られただけでもよしとします!の万歳かな?

中の湯温泉に車を停めて出発です。

本田リーダーのレクチャーを聞きながら淡々と準備を進めていきます。

建物の横に道標があり、ここの急な登りが第1歩です。

いい天気!気温も高く寒さを感じません。

寒いどころか暑い!?さっそくレイヤリング調整です。

雪はありますが微妙な感じの締まり方・・・。アイゼンどうするか?と考えている間にそそくさと歩を進める「&U」サブリーダー。さすがにパワフルです。

2回目のレイヤリング調整&休憩。和やかな会話が弾みます。が、遠くから迫ってくる雪雲が少々気になるところです。

あぁ~、青空が消えてしまった・・。もう少しで展望広場だったのになぁ~。まぁ、仕方ないですね。

展望広場に到着です。青空は無くなってしまいましたが、展望は十分!ここでヘルメット&装備の装着確認を行います。

ツボ足対スノーシュー。そりゃスノーシューの勝ちでしょと思っていたが案外そうでもなく、同じペースで登っていきます。まぁ、そんなに深く沈まなければこんなものかな。

ずんずん進んでいくツボ足部隊。なにかお試しでスノーシューをつけているメンバーが罰ゲームのように思えるほどでした。

山頂を目指して急登を進みます。が、メンバーの1人の様子が・・・。ちょっと心配なので残って付き添う事に。  みんな~!頑張れよぉ~!!

メンバーの体調不良は高度障害と判明。自身も自覚はあったようですが、ちょっと無理をしたのが祟った様子。シリセードで下山開始。でも、この雪質ではうまくいかず。

展望広場まで下りてくると完全復活!いやぁ~、一安心です。色々喋りながら休憩。暖かいお茶で温まりながら。

回復したら早い早い・・・。高度に弱いのは体質だから仕方ないけど、きつかったんでしょうねぇ。全然さっきまでと笑顔が違います。

行きには無かったデブリ跡。今年は変に暖かいので、これからも雪山登山には注意が必要ですね。

車道分岐まで下りてきました。後は目下の中の湯まで下るのみ!メンバーが戻ってくるまで何をして時間をつぶそうかな・・・。

元気が戻った若手メンバーは精力的に活動開始!ツボ足・ワカン・スノーシューの違いを実感するため、斜面を3往復!!

左:ツボ足 中:スノーシュー 右:ワカン  結構はっきり沈み方が分かります。雪質によっても違いますが実感できて良かったとのこと。勉強家です!!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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