黒部源流の山々へ 1・2日目

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投稿者
日下部 友哉
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日程
2020年08月27日 (木)~2020年08月29日 (土)
メンバー
他1人
天候
8/27:晴れ曇り 8/28:晴れ曇り
コースタイム
■1日目
・実行動時間:6時間10分+休憩約1時間
新穂高温泉(70)わさび平小屋(60)秩父沢(70)シシウドヶ原(55)鏡平山荘(50)弓折乗越(65)双六小屋
・歩行距離:12.54km
・累積獲得標高:1603m

■2日目
・実行動時間:9時間15分+休憩、テント設営など約1時間45分
双六小屋(110)三俣蓮華岳(35)三俣山荘(100)黒部五郎小屋(105)黒部五郎岳(稜線コース:90)黒部五郎小屋(115)三俣山荘
・歩行距離:16.42km
・累積獲得標高:1526m
コース状況
■1日目
気温が高かったので熱中症の危険がありました。
小池新道は危険箇所なし。

■2日目
黒部五郎岳稜線コースは岩場あり、足場狭いところあり。

■気温
双六小屋テント場 16:00 17℃
双六小屋テント場 4:00 13℃
日中は20~25℃くらい。
晴れていると日差しが容赦なく照りつけるのでもっと暑さを感じます。

■アクセス
マイカー:新穂高温泉登山者駐車場利用
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

北アルプスの中でも大好きな黒部源流域へ。

◾️1日目
新穂高温泉〜双六小屋まで。小池新道は何回も来ているので心配はありませんが、8月に来たのは意外と初めてでした。テント装備12kgほどのバックパックの重さが体にズシっと来るのと、気温の高さと日差しの強さ、延々と続く登りでなかなか体力を奪われます。

鏡池に映る槍穂高は見えず…鏡平山荘でかき氷宇治金時とコーヒーフロートを。トイレ工事中で外ベンチ付近に木材などブルーシートがいっぱいでした。そして鏡平山荘前の池が干上がっていること!こんなに水量がないのは初めて見ました。弓折乗越でガスガスになってきて雨もパラパラとしてきましたが一瞬だけで助かりました。ガスガスのおかげか、花見平付近で3匹の雷鳥に遭遇♫

高山植物は

アキノキリンソウ、オヤマソバ、エゾムカシヨモギ、ハクサンシャジン、オニアザミ、


ミヤマトリカブト、ミヤマシシウド、サラシナショウマ、オヤマリンドウ、ミヤマリンドウ、


ヤマハハコ、ヨツバシオガマ(雷鳥の写真の中)、ウメバチソウ、ウサギギク、チングルマ果穂、オンタデなど秋の花が沢山咲いてました♪

やっと双六小屋が見えてきて、しかし鷲羽岳は雲の中。双六小屋テント場は珍しく日本製テントがほとんど。テント設営して落ち着いたので山小屋で生ビールを♫しかし北風があって意外と寒くてなかなかビールが進まない…笑。炊飯して、ポトフを作って体を温めて、2日目の行程は長いので早めに就寝です。

◾️2日目
双六小屋〜三俣蓮華岳、三俣山荘にテント装備を置いて黒部五郎岳へピストンとちょっと長い行程。

夜は満天の星空!久しぶりに天の川や流れ星が見えました♫ちょっと雲が多めで上手く写真には収められませんでした(泣)もっと夜間の写真上手くなりたい!もう少し寝て3時起床、4時出発。

真っ暗な中、中道で三俣蓮華岳を目指します。ちょうど稜線に上がる頃に太陽が顔を出してきて双六三俣蓮華カールがとても美しく感動のモルゲンロートになりました♪奥には槍ヶ岳も。稜線に出ると黒部五郎岳が見えてきました。久々の三俣蓮華岳、富山県・岐阜県・長野県の県境ですね。ここまで来ると鷲羽岳はもちろんですが、ワリモ岳、水晶岳、奥には立山・劔も見えました♪そして雲ノ平と奥に薬師岳。やっぱりここからの景色は最高です♪

三俣山荘を目指す途中、コバイケイソウの葉が紅葉していて一部だけ秋の景色でした。ハイマツの中を抜けて三俣山荘へガンガン下ります。鷲羽岳が真正面にしっかり見える特等席にテント設営して巻き道を使って黒部五郎岳へ。この辺はハイマツの背が高くて歩くのに苦労します(笑)途中までは比較的穏やかな道なんですが、黒部五郎小屋は谷間にあるので最後はめちゃめちゃ下る、ということは帰りは登り返さないといけないわけですが。。。やっと下って黒部五郎小屋に到着。休憩がてらゼリーとリンゴを頂いてカールから山頂を目指します。来たのは久々の2回目ですが黒部五郎カールの景色は圧巻ですね。しかし雲が降りてきてしまいました。山頂では残念ながら真っ白になってしまい景色は見えず。。。五郎小屋への下りは稜線コースで。他の登山者のみなさんは元のコースで戻るようで稜線コースはあまり歩かないようですね。ちょっと岩場だったり足場が狭くなっているところはありますが、稜線コースから黒部五郎カールを見下ろすのも良いですよ♪黒部五郎岳は田中澄江さんが"花の百名山"でも選定していて、チングルマを代表的な高山植物として紹介していますね。この稜線コースにチングルマが沢山咲き乱れていますよ♪テント場の脇に出るんですが最後が沢コースというか雨の時に水の流れ道になっているようでなかなか歩きずらいです。

ちょっと小屋で休憩していよいよ登り返し。ここの登りがなかなか辛いので黙々登る。また稜線に戻ってようやく鷲羽岳が見えてきました。いやー長かった、よく歩きました(笑)三俣山荘の展望食堂はメニューが縮小されてましたが営業されてました。ただ時間が間に合わず利用できませんでしたが。。。ビールとカップラーメンを頂き、テントに戻って食事。食事を準備している間にガスガスになってきて雨がポツポツと。でもそんなに降らず。また炊飯して、今夜はアマノフーズのカレーで。

寝る前に雲が取れてきて最後に鷲羽岳が見えました♪

いよいよ最終日、3日目へ続く。

フォトギャラリー

黒部源流の山々へ 2日目の朝のモルゲンロート

1日目 鏡平山荘でかき氷宇治金時とコーヒーフロート

花見平付近 カメラ目線の雷鳥

双六小屋テント場 日本のテントばかり

夜は天の川~♪

チングルマの実

中道を通って三俣蓮華岳へ

三俣蓮華岳から鷲羽岳・ワリモ岳・水晶岳・赤牛岳などを見渡す

コバイケイソウの紅葉と鷲羽岳

三俣山荘にテント装備をデポ

薬師岳と雲ノ平

黒部五郎岳へ

黒部五郎小屋まで下る下る

黒部五郎カール

山頂はガスの中(笑)

黒部五郎小屋へは稜線コースで

カールをのぞき込む

五郎小屋がようやく、そしてまた登り返す

やっと三俣に戻ってきた~

鷲羽岳が正面に見える特等席

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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