三つ子コーデで登る燕岳
- 投稿者
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るんちゃん(おとな女子登山部)
浦和パルコ店
- 日程
- 2020年11月19日 (木)~2020年11月20日 (金)
- メンバー
- 銀座店 葛谷
おとな女子登山部 もっちー
- 天候
- 1日目/晴 2日目/雨
- コースタイム
- 【1日目】中房温泉登山口(95分)第二ベンチ(80分)合戦小屋(65分)燕山荘
【2日目】燕山荘(60分)合戦小屋(75分)第二ベンチ(60分)中房温泉
- コース状況
- ・合戦小屋のトイレ使用できました。
・燕山荘の営業は22日まで。お正月は営業予定だそうです。
・小屋利用の際はマスク着用、インナーシーツ持参のこと。
- 難易度
感想コメント
燕大好き店長に誘われ、小屋閉め前に燕山荘で小屋泊まりをしてきました。私ももっちーも燕山荘は初めて。人気の秘密を探るべく、今回はのんびりプランで出かけてきました。
朝方もっちーを松本でピックアップ、一路安曇野方面へ。当日の空は晴れ渡り、師走前にもかかわらず暖かさを感じました。下から見ても稜線がうっすら白くなっている程度だったので前爪アイゼンを持ってこなくて良かったです。心配した中房温泉の道路も、凍結箇所はなくスムーズに上まで上がれました。最近は日帰りで登る人も多いようで、駐車場は満杯に近く僅かに2,3台しか空いていませんでした。
登山口から燕山荘まではコースタイムにして約4時間半、しかし今回は写真を撮ったり女子同士でわいわいするのが目的だったので、かなりゆったりした足取りで向かいました。
北アルプス三大急登とも言われている合戦尾根ですが、約50分くらいの間隔で木のベンチが置かれいるので休憩ポイントがわかりやすく、初心者にも歩きやすいコースだと思います。山を始めた頃、休憩せずにガツガツ登ってしまい稜線に出てから高山病になってしまったことがあるので、合戦尾根のベンチを見るたび苦い経験を思い出します。今回は全てのベンチできっちり休憩を取りました。
雪が本格的に出てくるのは最終ベンチを過ぎた頃。ちょうど日陰になってるので雪質が固く、ストックやアイゼンがないと少々不安を感じます。足元にばかり気を配っていたので、ふと周りを見るといつの間にか北アルプスの名峰が顔を出していました。
右の尾根には来年挑戦したい餓鬼岳や唐沢岳、後方には真っ白な後立山連峰が。左の尾根には大天井岳、その向こうには槍穂連峰。ここから見る槍は「ちょうど小槍が手に見えて、はーいって挨拶しているみたいでしょ?」と店長。なるほど、見る位置だけでなく、一緒に登る人によっても印象が変わるものなのだなぁとしみじみ感じました。
ようやく小屋の裏手に着いて、回り込むと一気に強い風。しかし風の冷たさを忘れるほどの、素晴らしい絶景がそこにはありました。南端の笠ヶ岳から立山、剱まで、北アルプスの名峰がずらり、そして美しい燕岳。ここが銀座と呼ばれるわけです。ろくに寝ずにやって来ましたが、眠気が一気に吹っ飛びました。
とりあえず小屋で受付をして銀ぶらへゴー。薔薇色に染まる砂の道をイルカ岩まで歩くことにしました。日が沈むまで写真を撮っていると、すっかり体が冷えて手がかじかんできたので、小屋へ戻ってティータイム。夕食前にもかかわらずケーキもちゃっかりいただきました。
ちなみに今回はGoToトラベルで予約、地域クーポンで喫茶も利用しました。他の地域でも大きめの山小屋だと使えるようです。
夕食をたらふく食べた後、急激な眠気に襲われ消灯時間にはバタンキュー。できれば夜更かしして喋っていたかったのですが、そのまま泥のように眠りました。
夜には下弦の月と僅かな星も見えていたのですが、翌日は生憎の雨。楽しみにしていた朝焼けは拝めませんでしたが、悪天の来訪者、雷鳥を小屋前で発見、しかも冬毛のオス。白い個体は見たことが無かったのでとてもラッキーでした。
雨は強くなったり弱くなったりの繰り返し、中房温泉までずっとレインウエアを着用したまま下りました。
下山後、冷えた体は有明荘で温め、その足で店長おすすめのお店、かつ玄さんへ。美味しいヒレカツ定食とカキフライに舌鼓、またしてもご飯をおかわりしてしまいました。
今回のような食い倒れ&女子トークツアーするなら燕岳は持ってこいです。夏季には喫茶室もオープンするので、お茶しながら綺麗な景色を見れば盛り上ること間違いなし。気の合う仲間と山旅するなら燕岳が断然おすすめです。
※着用ウエアはインスタや、もっちーがおとな女子登山部ブログに詳しく載せてるのでそちらもご覧ください。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。